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63話 美味しい魚料理

今年も読んで頂きありがとうございます。次の更新は1月10日を予定しておりますので、宜しくお願い致します。皆様、良いお年を…

 お風呂に入ってドライブの疲れも薄れてサッパリしたよ。南蛮漬けはちゃんと漬かっているかな? 楽しみで鼻歌を歌いながらスキップで食堂に向かう! 途中で緑の団、団長のウェルドさんに会ってしまった…。ウェルドさんはプッと吹き出し


「何か良いことでもありましたかな?」


なんて言ってるよ。


「ええ、今日の夜ご飯はお魚料理なんで、楽しみなんですよ」


「おお、そうか私も魚の料理は好きだぞ! それじゃ、ご一緒しますか」


「そうですね、それでは早く行きましょうか」


一緒に歩いていると


「そう言えば今日は王子様方とドライブだったかな? どうだった?」


「ええ、上手くいきましたよ。夜ご飯の魚も王子様方と釣った物なんですよ」


今日はウェルドさんと夜ご飯かな? 


 食堂で南蛮漬けを味見してみると、ちゃんと漬かっていて凄く美味しくできていたよ。カロンさんとアイシャもいたので近くの席に座って私も食べよーっと! 魚のムニエルも南蛮漬けも塩焼きも美味し~い! たくさん釣ったかいがあったね! みんなも美味しい、美味しいってたくさん食べてくれていたよ!


 お腹がいっぱいになったし、今日は気疲れしたので、早く寝ようかな? っと思っていたけど、ミントがそれを許してくれるはずもなく、稽古をしてから寝たよ…。


 大きな? イベントが終わったので、後は、果実酒の作り方を教えるとか、魔法の研究とかしたらまた旅に戻れるかな? とりあえず今日は果実酒の作り方を教えに行こう。


 朝食の後、アイシャと一緒にカロンさんの所へ行き話を聞いた。先ずは誰にレシピを教えれば良いのか…。この城には、王族様専用のコックと、騎士団専用の料理人、食堂の料理人とわかれているらしい。まぁそうだよね…。なので、とりあえずカロンさんの所でやってみて、上手くいきそうだったら他の所でも作りながら教えていけば良いかな?


 早速、必要な物を集めてみたよ。蓋のある大きな保存用のビン。これは普通にたくさんあった。ナッツやらピクルスやら素材を保存するのに使っているみたい。次は氷砂糖だけど…ここにあったのは、茶色い粗い粒の砂糖…ザラメの様な物しか無かった…。でもまぁ何とかなるでしょ! 果実はたくさんあるから…。問題は蒸留酒! 


 このお城にあるお酒は酒庫にあるとの事で、行ってみる。うわぁ~樽がいっぱい並んでいるよ…。片っ端から味見していく…ワインっぽい物はあるけど、なかなか果実酒に合う物が見つからない…。一口ずつ味見していたけど酔ってきたよ…水をがぶ飲みしてトイレに駆け込む事を繰返し、最後の方でやっと見つけた! 話を聞くと、失敗作らしい…。


「これっ! これが良いんですよ」


材料は揃ったので、酔ってフラフラになりながらも作り方を伝授した。ビンを酒で消毒して砂糖、果実、砂糖、果実と交互に入れて酒で満たし、後は毎日ビンを何度か逆さにして戻すの繰返し…半年位で出来上がるだろう…と。


 もう酔った頭では無理だよー。一旦、部屋に戻りゆっくりしようか。アイシャを残してフラフラと部屋に戻りベッドに倒れ込みそのまま寝てしまったようだ…。気がつくともう日も暮れていて夕方…。


 お風呂に行き少しサッパリしたのでカロンさんの所へ戻ると、


「ありさ、もう大丈夫?」 


「うん。やっぱり味見したら出した方が良かったね…。勿体ないから一口ずつ飲んじゃったけど…」


「ハハハ…ありさらしいね。さっきまでカロンさんが手順を書き出して、各料理人に渡してくれたんだよ」


「えっ! そうなの? ありがとうございます。明日にでも教えてまわる予定だったんだけど…」


 明日の予定があいたので、魔法研究所にでも顔をだすかな…お城生活は楽しいけど、ずっとここに居るつもりはないのだ! 早く旅に戻るべく、頑張るぞ!

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