↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/102

32話 再び登場 バリーさん

 今は…車の時計で午前3時になってる。外からはトスン…パラパラ…トスン…パラパラ…雪の様なものが降っては崩れ、降っては崩れしていた。


 時折フローズンハウンドと言う魔物の遠吠えが聞こえる。フローズンハウンドってどんな感じの魔物なのかな? イメージ的には白い氷の狼なんだけど…そういえば、うちのペットだったワンコのチョコとミントは元気でいるかな? カッコ良くて賢くて、毛がサラサラで大きくて…あぁ~思い出したら会いたくなっちゃったよ。こっちの世界にもペットに出来るワンコが居ればいいなぁ。って、まだ起きるには早いよなぁ。


 用を済ませてもう1度寝た…次に眼が覚めたのは7時頃だった。アイシャは寝袋の中でゴロゴロと、オルは羽を広げて毛繕いをしていた。


「おはよう! 今日も寒いね」


「おはよう。今日はどうするの?」


「そうだね、取り敢えず外の様子を見てから決めよう。車で走れそうならエミーレ湖に向かおうか」


 寝袋を出て着替えて外に出てみる。もう雪? は降っていなかった…けど、地面は真っ白だったよ。触ってみるとサラサラと冷たい。かき氷のようで、ちょっと美味しそう!


 この感じなら行けるかな? 朝食は簡単にカップラーメンで済ませたよ。アイシャは


「初めて食べた。チュルチュルしてて美味しいね。身体も温まったよ。コレって何処に行けば手に入るの?」


って聞かれてしまった。うん。初めての味だよね。ゴメン今はまだ話せないなぁ…。


「ちょっとね…そのうちね…」


 車内を片付けて、さぁ出発! 恐る恐る車を動かすと、タイヤが滑る事なく走れたよ。地面が白くて下がどうなっているかわからないので、ゆっくり休み休み走る。


 途中、白い平原を走り抜けるフローズンハウンドを見かけたけど、思った通りの姿だったよ。カッコいいなぁ、ペットに出来たらって思ったけど、オルに


「フローズンハウンドは近付くものをブレスで凍らせて食べる魔物だホッ、ありさは凍りたいのかなホッホッ」


っと言われてしまった。うん。遠目で見て満足するよ。


 何日かかけてやっとバリーさんのいる村に着いた。ずっと気をつけて走っていたので、どっと疲れが出てしまった。


「やぁいらっしゃい。外は寒かっただろう。我が家でゆっくりしていって下さい。ちょうどカウリットのスープが出来たところだ」


「すみません。お世話になります」


「さぁさぁ早く暖炉の前へ」


「ありささんいらっしゃい。私、呪いが解けて元気になってちゃんとお家のお仕事手伝っているよ。今日のスープも私が作ったの。食べて食べて」


「ありがとう。元気になって良かったね。お手伝いも頑張っているんだね。エライなぁ…」


みんなでワイワイ夕食を食べた。


 アイシャとバリーさんの娘さんは年が近いからか2人で盛り上がっている。


 アイシャがローブ姿の男と出会った場所の事を聞いてくれて、明日案内してもらえる事になった。バリーさんが心配そうな顔をしていたので、絶対に危険な目にあわせない事を条件に許可してもらったよ。


 バリーさんと話していると、アイシャと娘さんが村の温泉に行きたいと言い出した。えっ⁉ この村にもあるの…私も行きたいです。


 3人と1羽で温泉に向かい、久しぶりの温泉~! シブーチのギルドの温泉が最後だったから本当に久しぶりです! シャンプー、コンディショナー、ボディソープでじっくり洗って…


ヒャッホーお·ん·せ·ん·だぁ~!


はぁ~身体の芯から温まる…疲れも吹っ飛ぶよ~!


 ホカホカのままバリーさんのお家に戻り、バリーさんと缶ビールで乾杯! ツマミにミックスナッツとプロセスチーズ…上手~い!


 ちなみにアイシャと娘さんは一緒に寝るって部屋に戻っていった。明日はローブの男がいた辺りに何があるのか調べなきゃ…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。