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13話 オーラの色

 夕食の後にマヤナさんに毛皮と靴の職人さんの事を聞きに行くと、どちらもこのオレント村にいると言う事だったので、夜だったけど紹介してもらったよ。なんと、一緒に釣りをした男の子のお父さんと一緒にチルトを採った女の子のお父さん。早速私の欲しい物(カウリットのマントとムノーガの皮のブーツで中はカウリットの毛皮)を説明すると、


「ふむふむ。面白そうですね。毛皮なら私に任せて下さい。今は手が空いているからマントとブーツの中は4日あれば…」


「私も3日くらいあればムノーガの皮のブーツは出来ますよ。なのでムノーガとカウリットを合わせて5日くらいで出来るでしょうな。後は私達に任せて下さいよ」


「それで、代金なんてすが…」


「いやいや、村の宝マレッカさんを助けてもらいましたし、食べ物等も頂いたから結構ですよ」


「そうそう、子供たちに貴重な体験もさせてもらった事だしね。」


「ありがとうございます。もうマレッカさんも良くなったみたいなので、パチェット村に戻ってから5日後くらいにまた来ますね」


「わかりました。5日後、お待ちしておりますよ」


 ムノーガの皮とカウリットの毛皮を渡して、マヤナさんの家に…マレッカさんに挨拶に来たのだ。


「あら、いらっしゃい。私ももうすっかり良くなったわよ。ありさ、あなたのお陰ね。」


「お元気になられて本当に良かったです。私もそろそろ旅に出ようと思っておりまして…何かあったら相談に来ますね。」


「あら、そうなの? 1つ聞きたいのだけど、あなたから見て私はどう見えるのかしら?」


んっ? どう見えるって、普通におばあさん?


「うーん普通に見えてますけど…」


「ちょっと集中してよーく見てご覧なさいな」


集中? じっくりと見てみると、緑色のオーラのような物が見えるけど…


「見えたかしら? 私は何色だった?」


「緑色ですよね。これって何なんですか?」


「これはね、人の性質を見定めるオーラよ。ありさには見えると思っていたわ。私は自然の神様の御神託を受けるから緑色なのよ。ありさは何だか白っぽいわね。万能の神様なのかしら。人と接する時はこのオーラを良く見なさい。この世の中には悪い人もいるのよ。悪い人はどす黒く見えるから。これから先、気をつけるのよ」


「ありがとうございます。こんな物が見えるなんて知りませんでした。これからは良く見て人と接していこうと思います」


 ちなみにマヤナさんもアシットさんもオレンジ色だった。魔法を使えない人はオレンジ色なのかな? もっと色々と学ばないとね! 村長の家で最後の夜。明日は子供たち三人とアシットさんとでカウリットの罠を見てからパチェット村に帰るよ。


 朝が来て村長夫婦に挨拶する。


「どうも長々とお邪魔してしまって…ありがとうございました。また、5日後に村にお邪魔しますが、よろしくお願いいたします」


すると村長が


「いやいや、こちらこそありがとう。マレッカを助けてもらい、祭りの料理も出してもらった。子供たちもワシも貴重な経験をさせてもらった。少ないけど持って行きなさい」


そう言って銀貨の入った袋をくれた。


「いや、受け取れませんよ。お世話になったのはこちらですし…」


奥様が私の手に袋を握らせる


「持って行きなさい。そしてまた、遊びに来てちょうだいね。待っているわよ」


「本当にお世話になりました」


 村長の家を出て、愛車に乗り込みエミーレ湖に向かう。相変わらずアシットさんは大はしゃぎしてる。子供たちも窓の外の景色を見ながらはしゃいでる。楽しそうで良かったよ。罠を見に行くと、2匹のカウリットがかかってた。早速アシットさんが解体にかかる。子供たちも今後の為に、とお手伝いを始めたよ。私は、解体された物を収納していく。


 しばらくして解体が終わったのでみんなでお昼にしよう! マヤナさんがお弁当をたくさん持たせてくれたんだって。オレンジジュースをみんなに配り、ワイワイと楽しいランチになったよ! 


 ランチの後片付けをしている時にアシットさんが


「ありささん色々とありがとう。姉さんをよろしく頼みます。そしてまたいつか一緒にドライブさせて下さい。俺待ってますんで!」


「こちらこそありがとう。一緒にドライブしたり料理したり楽しかったわ。とりあえず5日後にまた来るけど…またいつか一緒に…」


 オレント村に戻り、マヤナさんを乗せて車を発車させようとすると村の人たちが集まって来た。


「ありがとう。またそのうち帰って来るわね。母さんとアシットをよろしくね」


「皆さんお世話になりました。ありがとうございました」


そう言ってオレント村を後にした。さあ、早くパチェット村に戻らないとマリムちゃんやギレムさんが心配して待っているもんね。来た時と違いまだ明るくて周りが良く見える! でこぼこ地面を過ぎ、アウザーラがいた草原に着いた。夕焼けに染まり始めた草原で一休みしてまた走る…コンボクの林を避けてソランの群生地を走り、夜遅くにようやく戻って来れたよ。話しは明日と言う事で今日は車の運転で疲れたし、さっさと寝ますか……。

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