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99話 スマホの着信履歴

いつもご愛読ありがとうございます。最近は忙しく毎週投稿するのが難しくなっておりますので、次回の投稿は10月中旬に再開出来ればと思っています。しばらく間があいてしまいますが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 テントと寝袋の準備をして軽く夜ご飯を食べた。後片付けをしたら自由時間。私はこの前と同じくサマーベッドに横たわりスマホの着信履歴をみた。


 あらら…こんなに溜まってる。とりあえず電話してみるか…。プププ…プププ…


「ありさ、ありさか! 何をしておったか。皆で何度も何度も電話したのだぞ!」


「お久しぶりでございます。王様…電話に出ることが出来なくて申し訳ありません」


「何度電話しても出ないから何かあったのだろうと、騎士団を派遣しようか話し合っていたところだぞ」


「御心配おかけして申し訳ありませんでした。ですがみんな無事でおりますのでどうかご安心を…」


「うむ、まぁ無事で何よりじゃ」


「ところで、ここ最近の着信が多いのですが、何かありましたか?」


「おぉそうだ、そうだ。隣国から戻って来た使者がおってな、城の書庫で呪いに関する本を見つけ、持ち帰って来たのだ。そこには我が姉君の状態に良く似たものがあってな…」


「それは本当ですか? その本には何て書いてあったのです?」


「うむ、7つの材料で解呪が出来るようだがな…それらは何を示しているのかはまだわかっておらんのだ! だから魔法研究所に頼んでおるのだが…」


「それで、それで何が必要なのですか?」


「うむ、7つのとは言ったが、そこに書いてあったのは色だけなのだよ…赤とか黄とかな…ただそれが何なのかはまだわかっておらん」


7つの色か…確か私が持っている素材に赤とか黄とか紫とかあるけど…


「わかりました。私もいくつか色の着いた素材を持っておりますので、そちらに1度参ります」


「おお~そうか、そうか。待っておるぞ。してこちらに来るにはどれくらいの日がかかる?」


「…実は先程、山の上の洞窟から出て来たばかりでして…少し時間がかかるかも知れませんが、なるべく急いで戻りますのでしばらくお待ち下さい」


「うむ、わかった。また何かあれば電話するから今度は直ぐに出てくれよ」


「はい。ちゃんと携帯しますので…」


「それでは待っておるぞ!」


プツッ。気づくとサマーベッドの上で正座していたよ。


「ねぇみんな、今王様と話していたんだけどあのお姫様の呪いを解く事が出来るかもしれない。だからまたお城に行こうと思っているんだけど…」


『ホッ直ぐに向かうホッ!』


「オル、直ぐに行きたい気持ちはわかるけど、1度小屋に戻ってみんなに挨拶してからだよ。1日休んで準備をしてからお城に行こう!」


『わかったホッ…僕に出来る事があったら何でも言って欲しいホッ』


「うん、ありがとうね」


「これは行くしかありませんね。私も早くあのお姫様に目覚めて欲しいです」


「うん、うん。じゃあ今日は早く寝て、明日は早めに小屋に戻ろう」


 テントに入り寝る事にしたよ。私はテントの上を見つめ7つの素材について考える…7つ…7つの色か…。ただ、洞窟での全力疾走やらで疲れていたのですぐに寝てしまった。

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