↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【1話30秒】BL掌編集  作者: 二ッ木ヨウカ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
33/74

呼吸

 真夜中に、不意に目が覚めることがある。

 それは大抵、月明かりがきれいな夜だ。薄い銀色の輝きに室内は照らされていて、あれほどうるさかったはずの蛙は絶滅したかのように静かになり、耳が痛いほどの静寂が辺りを支配する世界。

 そんな時、私は荒唐無稽な妄想に取り憑かれる――この世界のすべてが夜の眠りに閉じ込められてしまっていて、何かの手違いで私だけ目覚めてしまったのではないか。

 ずっとこのままだったらどうしよう。


 そんなはずないと分かっているのに怖くなるので、私は隣に眠る人の口元に耳を寄せることにしている。

 すうすうとした小さな寝息は、怖がりな私の不安を吹き飛ばし、目を閉じて布団に潜り込む勇気を与えてくれるからだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。