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切診
「おはようございます」
起きてきた先生の前に朝食を並べる。僕の顔をじっと見た先生は「寝不足かな」と首を傾げた。
「いけないよ、医者の弟子が不養生なようでは」
「……すみません」
言いながらお茶を置くと、引っ込めようとした僕の手を先生が握った。
細く、華奢な指が僕の手首を探り、脈を取る。僕の心臓が跳ね、全身が熱くなった。
そんなことをするから僕が寝不足になるんだ。
「あの、何が……分かりますか」
きっとこのドキドキは伝わってしまっている。でもできるだけ素知らぬ顔をしてそう聞くと、先生はかすかに笑った。
「そうだね……いろいろなこと、かな」
「竜王の妃は兎の薬師に嫁ぎたい」プロトタイプ




