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白いマフラー【うさうさルームメイト】
ルームメイトのウサギをブラッシングするのは、いつの間にか日課のようになっていた。
「おいで」
組んだ足の上を叩くと、「仕方ないなあ」と口を尖らせたウサギが、僕の足を枕にベッドの上に転がった。そわそわと小さな尻尾が揺れているのを見ながら、彼の毛並みに沿ってブラシを動かす。最初は鼻筋、それから耳。丁寧に背中の毛のもつれを取ったら、ひっくり返しておなか側。
首のあたりを梳くと、二重アゴのように皮のたるんだ部分——俗に言う「まふまふ」の部分が手に当たった。正式には「肉垂」と言うらしいその部分は、お正月に僕の家で甘やかされたせいで揉み応えのあるサイズになってきてしまっているようだった。
「もー、何さぁ」
細く目を開けたウサギが、抗議の声を上げる。
「ねえ、明日から一緒にウォーキングしようよ」
長い耳を持っているのに、ウサギには都合の悪いことは聞こえないらしい。




