青い光を
!!! 何であれが、こんなところに!
キュウリにまたがり、青い光と対決する私たち。そんな私たちの前に現れたのは、謎の球体。それにはこう記されていた。
「クロメの記憶」
どうして、私の記憶がここに? 確か船に連れ去られてしまったんじゃ?
!? 記憶の下に、何かがある。どうやら記憶を運んできてくれたようだ。
ホワンホワンホワン……
あれは……
空中を浮遊する、泥の塊だ!
私が目覚めたときから存在している、私の近くをフワフワと浮かんでいた謎の物体……すっかり存在を忘れていた。
私の、記憶を持ってきてくれたんだね。
「クロメの記憶が、戻ってきた!」
「こんなことして、ごめん……」
少女二人、一方は喜び、もう一方は申し訳なさそうに。
ホワンホワンホワン……
記憶が私の中に入り込み、私の体が光りだす。
「コ~ン♪」
「わあ! クロメが光ってる♪」
……
「クロメっ」
後ろから声がかかる。
「私の事、思い出した?」
この声は、間違いない!
「カオリン……」
後ろを振り向き、少女の名前を呼ぶ。
「クロメっ♪」
ちょっと変わった赤ツインテールが特徴的な、生き生きとした顔の少女が私に抱き着いていた。
「コ~ン♪」
私の後ろから、鳴き声が聞こえる。
「スズネ……」
後ろを振り向き、名前を呼ぶ。
「コ~ン♪」
黄色いキツネさんが、振り向いた方向とは逆の肩に飛び乗ってくる。
「スズネっ! あなたの事、全部思い出したよ!」
「コ~ン♪」
しっぽを振りながら、思いっきりじゃれついてくる。とっても可愛い! もっふもふだよ!
「本当に、ごめんなさい……」
私の前に座っている緑髪少女、ゴンドラ四天王の一人エメラルドが、私に謝る。
「全然気にしてないよ!」
「クロメ……」
「そんなことより、あれをどうにかしなきゃ」
青く輝く光が、こちらに向かってくる。さっきよりも速いスピードで。私たちとの距離は、もう遠くない。
「電気により作られし膜よ、この国を、青い光から救い出せ!」
「シールドルーム!」
ドン!
バリバリ!
激しい電気の音と共に、私を中心とした、電気を帯びているドーム状の膜、いや、電気の壁が私たちを包み込むように出現した。分厚い。最初と比べて、かなり分厚くなっている。
ゴゴゴゴゴ……
電気の壁に、青い光が衝突する。
「クロメ、頑張って!」
「コン!」
かなり寒い。電気の壁が守ってくれなかったら私たちは凍え死んでいただろう。でも、壁越しでも寒さが伝わってくる。
電気の壁は、青い光を受け止めてくれる。この魔法もだいぶ強くなったな。
確か最初に使ったときは、カオリンの軽いパンチで壊れちゃってたな。その後カオリンの腕が大変なことになって……
そして、ダンジョンの中で、ミイラの魔の手から私を救ってくれた。
初めての四天王マリリンとの戦いでは、マリリンの強力な魔法を、電気の膜が防いでくれたんだよね。この魔法が、勝利の可能性をつかんでくれた。
第二の四天王、ハワイアン戦では、電気の膜を突破されちゃった……けど、第三の四天王戦では、結構活躍してくれた。
私が初めてきちんと成功させた魔法、この魔法で、青い光を防いで見せる!
クロメ(召喚士) HP16/16
筋力:??
魔力:??
対話:??
知能:??
器用:??
機敏:??
スキル
召喚術 LV4 :モンスターを召喚でき、モンスターの秘めたる力を開放することができる。1度に2体までなら同時に召喚することが出来る。
気配察知LV1 :視線の範囲内で、人やモノの動きを読み取れるようになる。
分身囲みの術 :分身する
スズネモード :ロマン技




