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10時間は




 非リア工業所属、ハネスト。私の目の前にいる人はそう名乗った。



「製品の原料を収穫しに来たのですが、突然この怪物に襲われてしまってね。本当にありがとう」


 顔に生気はないものの、彼はしっかりとお礼を伝えてくれる。



「製品の原料?」


 カオリンが彼に問いかける。



「はい! 我々非リア工業は、あちこちの場所から材料を集め、様々な製品を製造しています。私がこの森林に来たのも、木器を作成するための木材を収穫するためだったんですよ」


「もっき? なにそれ?」


 カオリンが木器について聞く。


「木器とは、木で作られた製品の事です。わが社では主に、高品質の食器と楽器を木から製造しています」



 高品質の木製食器……ほしい!



「木製食器はどこで購入することが出来るんですか?」


「わが社のすぐ近くにある『非リアショップ』で、工業生産品を購入することが出来ます。価格は少し高めですが、品質には自信があります」


「非リアショップだね。後で見に行くよ」


「ありがとうございます」


 

 これで筆と食器はそろった。後は、漆といくつかの道具があれば作品を作れる。


 あ! 木材を収穫している人なら、肌に悪影響を及ぼす木について何か知ってるかも! 聞いてみよう。



「近くにいると体が痺れたり、痒くなる木について何か知っていますか?」



 木について聞いた瞬間、ハネストの表情が変わった。



「おお~、私にそれを聞いちゃいますか! そのことについてなら、10時間は語れちゃいますよ~。いいですよね、刺激的な木は。まず何といってもその独特な見た目。眺めているだけで、一日を潰せちゃいますよ。あと、無料で鑑賞できるというのもまた魅力的だと思います。」



 死んでいた眼は、驚くほど生き生きし、小さめだった声が、いつの間にか大声に変わっている。驚くほど早口でしゃべっているが、大きな声のおかげで何を言っているのかが伝わって来る。私は早速、どの木が痺れる木なのか聞くことにした。



「どの木がかゆみや痺れを引き起こすの?」


「まずはあのピンクの幹の木だね。あの幹に強い衝撃を与えることによって、あたり一面に人の肌に有害な物質をばら撒くんですよ。その有害物質が結構強力だから、幹を収穫する人はみんなマスクと防護服を身に付けるんですね。まあ私は敢えて刺激を味わうために半裸で幹に刺激を与えるんですけど」



 あのピンクの木って、有害な木だったんだ。触っただけだから、全然気づかなかったよ。ってか漆の木ってたしか普通の木だったような気がする。



「あの、普通の木で刺激的なのはありますか?」」


「普通の見た目、ならあっちの方角に生えている、細長い木が近いと思いますよ。何でも近くを通るだけで体が痒くなるとか。まあ私には物足りませんけどね」



 多分あれが漆の木だ。あそこまで行って、たくさん漆を入手しよう。






 クロメの能力アップ


 機敏 1up 18→19

 HP  1up 10→11

 対話 1up 25→26



クロメ(召喚士) HP11/11  240コイン

筋力:16

魔力:27

対話:26

知能:31

器用:32

機敏:19





所持アイテム


ランクG 


 石×41 砂×35 土×34  赤い岩×13  黄色い岩×40 木の弓、汚い液体×2、万能蛇口 


ランクF

 遠心分離機


ランクE

 万能鍋 カニ チーズティー×7


 まきびし×3 : 小さくてとげとげ。逃走の手助けになる。


ランクD

 白い宝石×1


 メロン   : 甘くておいしいメロン。高く売れる。


 小型ミサイル: 破壊兵器。対象に大ダメージを与えることが出来る。



ランクC

 職人の筆      

:持ち主とともに成長する筆


 金神球        

:神秘的な球体。投げると一定時間光る。効果が切れると自動的にアイテム袋の中に戻り、再度使用が可能に。不思議な力を秘めている。



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