リサイクルの誘惑
「ティッシュの中だって?」
「うん! ティッシュの中にマップがあるはず」
おそらくは、カフェの宣伝の紙をティッシュの中に入れて配っているのだろう。そして、その中にカフェの場所を伝えるためのマップが描かれているはず。
この辺りで、何度かティッシュを配っているお姉さんを目撃している。彼女たちからティッシュを集め、良いマップを入手してみよう。
「よかったらこれどうぞ」
私たちはティッシュ配りが集まっている場所まで足を運び、まず一人目からティッシュを入手。その場で中にある紙を確認する。
「喫茶店、『スローテンポ』で、穏やかなひと時を過ごしませんか? 最近人気のタピオカや、バナナジュースなども取り扱っております」
表面に喫茶店の紹介が描かれていたが、裏面は白紙だった。
紙がもう一枚入っていたので、二枚目の紙を確認してみる。
「『スローテンポ』は、ここにあります」
二枚目の紙には、喫茶店『スローテンポ』の場所まで、詳細に書かれた地図があった。
問題は、この地図の中に非リア工業と森林の場所が記されているかどうか。
この地図の中に、その二つの情報は…………あった! どちらも、「スローテンポ」の近くにあるみたい。私は思わずガッツポーズを決める。
「やったねクロメ!」
「コ~ン♪」
カオリンとスズネと共に、マップ入手の喜びを分かち合う。これで目的地に行ける。
非リア工業と、森林。どちらも喫茶店から同じ距離にある。どちらを先に冒険しようかな?
いや、その前に気になる場所がある。リサイクルショップだ。喫茶店までの道にある、アイテムに関係するお店らしい。何となく面白そうだから行ってみたい。
「カオリン、リサイクルショップによってもいい?」
「いいよ! 私も見てみたいと思っていたし」
「本当? それじゃあ行こう!」
リサイクルショップ「シュレッダー」にて。
「わあ! すごい大きい井戸だ!」
「立派だね♪」
「コ~ン♪」
「はい、いらっしゃいませお嬢さん方。こちらのお店では、同じランクのアイテム9個を、ランダムなアイテム1~5個と交換することが出来ます」
店員さんがこのお店について解説してくれる。
10個のアイテムが、最悪1個になっちゃうの? まあいいや、試しに1回やって見よう。
私は、ティッシュ1個と、黄色い岩8個を入れることにする。
「使用するアイテムが決まったら、この井戸の中に入れてください。アイテムを入れてしばらく待っていると、ランダムなアイテムがこの井戸の中から浮かび上がってきます。入れたアイテムのランクが高いほど、いいアイテムが浮かびやすくなります」
再び店員が解説してくれる。なるほど、そういうことか。とりあえず材料を投入!
ドボン!
ドボン!
ドボン!
黄色い岩を井戸に投げ入れる度に、大きな音を立てて水が跳ねる。こうせざるを得ないとはいえ、なんだか悪いことをしているような気分になる。
岩とティッシュを投入した後、しばらくすると、何かが浮かんできた。
それは、大きな丸い物体。灰色と緑色の模様が特徴的。
メロンだ。メロンが出てきたのだ。
メロン ランクD
甘くておいしいメロン。高く売れる。
美味しそう。今度みんなで食べたいな。ってランクD? 大当たりみたい。もう一回やって見よう!
砂×7に木の棒、そして、腐った岩。これらを井戸の中に投入!
しばらく待つと、小さな何かが何個か浮かび上がってきた。何かとげとげしてる。
これは、まきびしかな?
まきびし×3 ランクE
小さくてとげとげしている。逃走の手助けになる。
色々出てきて面白い! ラスト一回やって見よう。今度は石9個だ!
出てきたのは……
砂×5 ランクF
砂。持っていれば意外と役に立つ。
悔しい。こうなったらもう一回ランクGを……
「お客様。これ以上のランクGリサイクルはご遠慮ください」
店員に注意された。こうなったら……
爆弾と宝石を全てつぎ込んで、ランクDのリサイクルに挑戦だ!
所持アイテム
ランクG
石×41 砂×35 土×34 赤い岩×13 黄色い岩×40 木の弓、汚い液体×2、万能蛇口
ランクF
遠心分離機
ランクE
万能鍋 カニ チーズティー×7
まきびし×3
小さくてとげとげ。逃走の手助けになる。
ランクD
ミニマム爆弾×8 白い宝石×2
メロン:甘くておいしいメロン。高く売れる。
ランクC
職人の筆
:持ち主とともに成長する筆
金神球
:神秘的な球体。投げると一定時間光る。効果が切れると自動的にアイテム袋の中に戻り、再度使用が可能に。不思議な力を秘めている。




