凄い才能
「ボンジョルノ♪ 初めまして。私の名前はミカンだよ~♪ キツネさん、お友達になろ!」
ミカンちゃんは、あいさつをしてすぐに、思いっきり私のことを抱きしめながら、ほっぺたを擦り付けてくる。ちょっとくすぐったい。
彼女の体温は暖かく、ほっぺたもツルツル。元気いっぱいの笑顔がとっても可愛い。
しばらく抱き着いた後、少女は笑顔のまま両足を華麗に動かし謎のステップを踏む。揺れるたびに、彼女のミルクティー色の長い髪の毛が激しく動き回る。
「さっきのすごいね! と~っても面白かったよキツネさん。フェリーチェ♪」
今度は私の手を握り、激しく振り回す。しっとりとして暖かい彼女の手が私の手に触れたとき、なんとも言えない暖かさを感じた。
「ありがとう。ミカンちゃん、とっても温かいね」
「えへへ~ そうでしょ♪ 自慢なんだ~」
再び私に抱き着くミカンちゃん。すっごく大胆だな。
「い~なぁクロメ。ミカンちゃんと親しくなれて……私も仲良くなる!」
後ろの方からカオリンがやって来た。羨ましそうな表情で私のことを見つめた後、元気いっぱいの少女に話しかける
「ミカンちゃん、こんにちは♪」
「ボンジョルノ、カオリン♪」
今度はカオリンのことを抱きしめる。カオリンくすぐったそう。
「私のこと知ってるの?」
「もちろんだよ! 私、カオリンの歌大好き。たまにライブにも行ってたんだよ」
「わあ~ 嬉しいな。私もミカンちゃんの演奏大好き」
お互いにファンだったらしい。有名人になると、そういう場面が増えるのだろうか。
その後、3人で世間話をいくらか行った後、ミカンちゃんとはお別れになった。とても楽しい時間だったので、お別れがすごく寂しかった。
「それで、彼女はどんな有名人なの?」
思ったことをカオリンに聞いてみる。
「彼女はマーチングバンドのスーパースター。ゴンドラ国の様々な場所で活動していて、彼女のことを知らない人はいないとも言われているんだよ」
「マーチングバンド?」
「歩きながら楽器を演奏するバンドの事。ミカンちゃんの演奏を聴いた人は、みんな幸せになるんだ」
「みんなを幸せにすることが出来るのか。それはすごい才能だな」
あれ? マーチングバンドについて解説しているカオリンは、いつもより生き生きとしていたような。バンドに未練でもあるのかな?
「そう。凄い才能なんだよ。彼女は大胆で、どんな時でも全力を尽くすの。そんな彼女を見て、みんな元気をもらっているの」
ミカンちゃんって、本当にすごい人なんだね。私もそういう人になりたいな。
私たちは3つ目の町を目指し、ひたすら道を進んで行くのだった。
クロメの能力アップ
知能 2up 25→27
器用 1up 31→32
対話 2up 23→25
筋力 2up 14→16
機敏 1up 17→18
クロメ(召喚士) HP10/10 240コイン
筋力:16
魔力:25
対話:25
知能:27
器用:32
機敏:18




