残りの四天王
金色に輝く神秘的な球体。その球体からは、何かとてつもない雰囲気を感じる。そして触った瞬間、ひんやりとした感触と同時に不思議な気持ちになる。きっとこの球体には、ものすごい効果があるに違いない。
クロメは、ランクC「金神球」を手に入れた。
「なんかすごそうな球だね。ねえねえ、どんな効果があるのかな♪」
「コンコ~ン♪」
興奮した様子のカオリンとスズネ。二人の視線の先で、神秘的な球体が輝いている。この球体に、どんな力があるというのだろう。
球体を入手した私は、その効果を確認する。
・金神球 ランクC
神秘的な球体。投げると一定時間光る。効果が切れると自動的にアイテム袋の中に戻り、再度使用が可能に。不思議な力を秘めている。
う~ん……微妙。あんまり役に立たなそう。でも最後の一文、「不思議な力を秘めている」が少し気になるな。
不思議な力、かあ。もしかしたら、すごいことに利用できるかも。
「じゃあ私はこれ!」
「コ~ン♪」
スズネとカオリンが好きな物を一つずつ貰っていく。
無事に四天王のうちの一人を倒してお宝もゲット。ここは次の四天王を倒すためにも、情報を集めておきたい。
「ハワイアン。マリリンとあなた以外の四天王について何か知ってる?」
「ああ。知ってるぞ」
落ち着いた様子のハワイアンが、四天王について解説してくれる。
「一人目の四天王は……」
「『非リア工業』所長、キンジロウだ。失恋のキンジロウと呼ばれている」
非リア工業……なんだか愉快そう!
「ねえ、非リア工業ってなに?」
気になったのでハワイアンに聞いてみると、すぐに答えてくれる。
「3つ目の町にある工場で、マジで卍な奴らの集まりだ。詳しくは行ってみればわかる」
「それで、キンジロウのやつなんだが……」
非リア工業について大雑把に説明してくれたハワイアンは、続けてキンジロウについて教えてくれる。
「奴は、非リアであると同時に恋に溺れる男。一筋縄では行かないが、お前なら倒せるはずだ。期待してるぜ」
ハワイアンは、私に期待してくれているみたい。その期待、裏切らないようにしないと。
「そして、四人目の四天王なんだがな……」
四人目を説明しようとしてくれているハワイアンの顔が、少しずつ曇っていく。何か問題があるのかな?
「奴は、あまりにも危険すぎる」
危険すぎる? 一体どういうことだろう。
「奴、いやアレの名は、エメラルド。精霊のうちの一人だ」
精霊が、危険? なんか精霊って優しいイメージがあるんだけど。
「アレは、突然町にやってきてミサイルを乱射するんだ」
「街に来てミサイルを乱射する? なんだかマリリンみたいだね♪」
「コ~ン♪」
カオリンとスズネが、お宝を抱きしめながら思ったことを口に出すが、それは間違いらしい。
「アレは……マリリンとは全く違う。何の抵抗もなく人を殺し、街を破滅させ、やりたい放題するような奴だ。奴と比べたら、マリリンは天使のようなものだな。とにかく、奴に遭遇しないことを祈るしかない」
ハワイアンがさらっと恐ろしいことを口にする。エメラルド……
「あれ? 今までそんな話は聞いたことがないよ?」
カオリンが珍妙な表情をしながら首を傾げる。確かにこの国に住んでいるカオリンが、とても危険な精霊の存在を知らないなんておかしいよね。
そんなことを考えていると、彼がエメラルドの能力について説明してくれる。
「恐ろしいことにアレは、人の記憶を操る力を持っているんだ。四天王レベルじゃないと、記憶を操られたことにも気づくことが出来ない。つまり、いくら残虐行為を行っても一般人にはバレないということ。恐ろしいやつが恐ろしい能力を持っている、マジでやばたんだ」
奴は、今までの四天王とは違うようだね。本当にやばいやつのようだ。気を引き締めていかないと。
クロメの能力アップ
知能 2up 23→25
クロメ(召喚士) HP10/10 240コイン
筋力:14
魔力:25
対話:23
知能:25
器用:31
機敏:17
所持アイテム
ランクG
石×50 砂×37 土×34 赤い岩×13 黄色い岩×48 木の棒、木の弓、汚い液体×2、万能蛇口 腐った岩
ランクF
遠心分離機
ランクE
万能鍋 カニ チーズティー×10
ランクD
ミニマム爆弾×8 白い宝石×2
ランクC
職人の筆
:持ち主とともに成長する筆
金神球
:神秘的な球体。投げると一定時間光る。効果が切れると自動的にアイテム袋の中に戻り、再度使用が可能に。不思議な力を秘めている。




