別れ
「これが、スズネモード……かっこいいですね」
「スズネみたいな声だね。それに、スズネとお揃いの、黒いリボンがとっても可愛いよ♪」
「コ~ン♪」
私は自分のモフモフの尻尾を確認してみる。
あった。黒くておしゃれなリボンが。可愛い!
「ねえねえクロメクロメ、どんな能力が使えるの?」
ワクワクした様子のカオリンが、スズネモードの能力について知りたそうなので、説明する。
「この姿はあくまでロマンの姿。能力がわずかに上昇するだけ。しかも、この状態で戦闘できるのは僅か1分。この姿で1分を過ぎる戦闘を行うと、気絶してしまうの」
「それじゃあこの姿はあまり意味ないってこと?」
「意味はあるよ。あと少しで敵を倒せる、そういう時にこの姿に変身してとどめの一撃。とってもカッコいい!」
「面白そう! いいねそれ♪」
カオリンもロマンを分かってくれるみたい。
戦わない限りはこの姿にデメリットはないし、せっかく変身したんだからしばらくはこのままでいようと思う。
「クロメさん。日も暮れてきましたし、そろそろデートの採点をお願いします。」
「あぁ、もう夕方かぁ。じゃあ始めるよ」
「ケリー、あなたの点数は……………………四十点」
「嘘、ですよね。たったの四十点だなんて。僕は食事の際、音を立てないように十分注意しました。それに、クロメさんの話を遮るようなこともしてませんし、どうしてこんなに低い点数なのですか?」
点数に納得のいかないケリー。やっぱり自分で気づくのは難しいみたい。
「確かにケリーの食事マナーは悪くなかった。けど、それだけじゃあ女性にはモテない。あなたに必要なのは……女性を楽しませること」
「女性を、楽しませること?」
不思議そうにしながらケリーが首をかしげている。
「女性の話に関心を持ってあげることで、好感度を稼げるはずだよ」
「女性の話に関心を持つ……なるほど! 勉強になります」
どうやら納得してもらえたみたい。
「それじゃあ次は私が採点するね♪」
カオリンの採点が始まる。
「結果は…………全然ダメ」
カオリン、辛口だね。
「どうして、ですか?」
ケリーが困惑している。
「ケリー、あなたからは、熱い気持ちが感じ取れないわ! 何かに熱中している、そんな男の子を女の子は求めているよ!」
「夢中になれること、ですね。分かりました。見つけて見せます」
「その意気だわ」
いよいよデートも終わり、ケリーとお別れの時がやって来た。
「皆さん、今日は本当にありがとうございました。皆さんのおかげで、女性に好かれるには努力が必要だということが分かりました」
「こちらこそ。情報と必殺技、ありがとうね」
「カレーが4コイン、焼肉定食が20コイン、極上ハンバーグが7コインになります」
三人で33コインか。さすが外食、料理を作るより圧倒的にお金がかかる。
「それじゃあ僕はこれだけ支払いますね」
ケリーは11コインをレジの人に支払う。自分が食べた分より多く払うなんていい人だな。
「ケリー、それはいけないよ♪」
カオリンがケリーを注意する。何か間違っていたのかな?
「どういうことですか?」
ケリーも困惑している。
「デートにかかったお金は、男の人が出す。それが決まりだよ」
そういえばそんなルールがあったような。
「本当なんですか、そのルール」
ケリーはレジの人に質問する。
「まあ、食事は男性が奢るのが普通だね」
レジの人が答える。
「そ、そんなぁ」
クロメの能力アップ
知能 1up 15→16
対話 1up 19→20
機敏 1up 15→16
クロメ(召喚士) HP8/8 7コイン
筋力:10
魔力:17
対話:20
知能:16
器用:24
機敏:16
装備:アイスソード(与ダメージ+5 氷属性攻撃 命中率+30%)
暖かいコート(被ダメージ-3 氷耐性30%)
スキル
召喚術 LV4 :モンスターを召喚でき、モンスターの秘めたる力を開放することができる。1度に2体までなら同時に召喚することが出来る。
気配察知LV1 :視線の範囲内で、人やモノの動きを読み取れるようになる。
分身囲みの術 :?????
スズネモード :ロマン技
所持アイテム
ランクG
石50 砂37 土34 赤い岩13 黄色い岩48 木の棒、木の弓、汚い液体×2、万能蛇口 腐った岩
ランクF
遠心分離機
ランクE
万能鍋
ランクD
ミニマム爆弾×8 白い宝石×2
ランクC
職人の筆:持ち主とともに成長する筆




