極上ハンバーグ
「女の子に、モテたいんです」
この男性は女の子にモテたいみたい。もしかしたらこの人、全然モテないのかも。でも見た目はそんなに悪くないんだけどな。
「分かった! じゃあ私がモテるための特訓をしてあげる」
「私も手伝うよ~♪」
「コ~ン♪」
「皆さん、本当にありがとうございます。それでクロメさん、どんな特訓をしてくれるんですか?」
男性は嬉しそうにしながら、私たちにお礼をする。
「私のできること、それはズバリ……」
「ズバリ……」
「デート訓練だよ!」
「デート訓練、ですか?」
「そう! デート訓練。私とあなたがデートして、その出来に点数をつけるの。それから、良かった点と悪かった点を教えてあげる。そこを改善すれば、デートマスターになれるの」
私は特訓のプランを彼に伝える。
ところが、特訓内容が気に入らなかったのか男性は不満そうな表情で反論する。
「全然モテないのに、デートの練習なんかしても意味ないじゃないですか!」
「甘いねあなた♪ デートマスターになれば、女性の扱い方にも慣れてくる♪ そうすれば、あなたと関わった女性にいい印象を与えられるんじゃないかな?」
「そ、そうかもしれませんね。それじゃあ、やって見ることにします」
カオリンが男性を納得させる。さすがだね、カオリン。
「それじゃああそこのレストランからデートを開始するよ!」
「はい!」
レストラン、店内にて
「僕の名前はケリーって言います。どうか、よろしくお願いします」
「よろしくね、ケリー」
私たちは早速メニューを眺める。カレーにナポリタン、天ぷらうどんにホットケーキ。いろんな種類があってどれもおいしそう。あ、このハンバーグおいしそう。
「私これにするね♪」
カオリンが焼肉定食を注文する。焼肉かぁ、とってもおいしそう。
「私、この極上ハンバーグっていうのにするね。飲み物はお水でいいや。ケリーは何にするの?」
「僕はカレーにします。安くておいしいので」
「カレーいいよね! ご飯がすっごく進むよね」
「そうですね」
料理を注文して少し会話を行うと、すぐに料理が来た。
ジュッ
ハンバーグにナイフを入れると、激しい音を立てながら肉汁がすごい勢いであふれてくる。そして、その肉汁から発生している濃厚な肉のにおいが、私の食欲を誘う。
一口食べてみると、凝縮された肉のうまみが口の中を暴れまわる。とてつもない味わいだ。
「ケリー君! このハンバーグ、とっても美味しいよ」
「そうですか」
「一口食べてみる?」
「いえ、結構です」
ダメだ。会話がすぐに切られちゃう。……ちょっと試してみるか。
「ケリー、召喚獣好き?」
「ええ、好きだけど」
「それじゃあ召喚獣のエサについて、何か知ってる?」
「召喚獣は、気に入ったものなら何でも食べますよ。特に人間の作った料理なんかは好む傾向にあります」
「お金をあまりかけないでエサを与える方法ってないかな?」
「そうですね~ モンスターの好みによって変わるから何とも言えないですね。いろいろと試してみるといいですよ」
「そっか、アドバイスありがとうケリー」
さっきよりは良くなった。けどまだまだ。もう一押ししてみるか。
「ゴンドラ四天王って言うのがこの国にいるみたいだね」
「ええ。そうです」
「面白い人たちの集まりって聞いたんだけど、ケリーは彼女らのことどう思う?」
「一言でいうなら、危険人物ですね。奴らは、とても強い力を持つ危険の塊です。昨日なんか久々にマリリンがやってきて、ミサイル乱射事件を引き起こしましたからね。たまたまケガ人がいなかったからよかったものの、一歩間違えれば大惨事でしたよ」
「へぇ、マリリンそんなことしてたんだ」
「ええ。マリリンはそういうやつです……なんか最近、マリリンを倒してパワーストーンを入手した人がいるって噂になっているけど、誰なんですかねぇそんなことしたのは。あんな化け物を倒すなんて、かなりやばいやつに違いないですよ」
「そ、そうなんだ。ははは……」
「クロメさんもやばい雰囲気の人には近づかないでくださいね。奴らと関わるなんてまともな人のすることじゃないですから」
やばい、やつ……
まともじゃ……ない。
クロメの能力アップ
知能 2up 11→13
クロメ(召喚士) HP8/8 7コイン
筋力:10
魔力:17
対話:19
知能:13
器用:19
機敏:10
装備:アイスソード(与ダメージ+5 氷属性攻撃 命中率+30%)
暖かいコート(被ダメージ-3 氷耐性30%)
スキル
召喚術 LV4 :モンスターを召喚でき、モンスターの秘めたる力を開放することができる。1度に2体までなら同時に召喚することが出来る。
気配察知LV1 :視線の範囲内で、人やモノの動きを読み取れるようになる。
所持アイテム
ランクG
石50 砂37 土34 赤い岩13 黄色い岩48 木の棒、木の弓、汚い液体×2、万能蛇口 腐った岩
ランクF
遠心分離機
ランクE
万能鍋
ランクD
ミニマム爆弾×8 白い宝石×2
ランクC
職人の筆:持ち主とともに成長する筆




