覚悟しておいて
「Bグループのトップは……」
司会者がいよいよトップを発表しようとする。
私は、精いっぱい頑張ってたと思う。思い通りに作品を仕上げることが出来て、実力をしっかりと発揮できた。
けれどほかの人の作品も、すごいものばかりだ。特にデイさんとシリカの作品は私は心を動かすほど、衝撃的なものだ。果たして、誰が優勝するのか。
「Bグループのトップは!」
「クロメさんです!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
私が、Bグループのトップ……
やったあ!
近くに来ていたカオリンとスズネが、私の勝利を祝福してくれる。観客たちも大騒ぎしている。これであとは、決勝戦に勝てれば優勝! 優勝賞品ももらえる! 頑張らなきゃ。
「クロメ」
私の後ろからやって来たシリカから、声をかけられる。
「今回のところは私の負けのようね。けどこれで終わりじゃないわ。次の勝負では私が勝つ。覚悟しておいて」
「うん! またいい勝負しようね」
「今度は私の圧勝にして見せるから。そのつもりで。それじゃあね」
「じゃあね~」
強気な表情を崩さないまま、シリカは私たちに別れを告げて外へと進んで行く。シリカがいなくなってからしばらく経つと司会者が決勝戦について説明を始める。
「さあ、これから決勝戦が始まろうとしています。Aグループの勝者シーさんと、Bグループの勝者クロメ。二人の戦いが今、幕を開けます」
これから決勝戦か。私にできるのは全力を出すことだけ。頑張らなきゃ。
「お皿色塗り大会、優勝者は……………………クロメさんです!」
「おお~」
やった、私が優勝。大会に……優勝!
「シーさん! 残念ながら今回は、予選の時に見せた奇跡を起こせなかったぁ! 平凡な作品です」
「クロメさん!予選の時と同じく、クオリティの高い作品を作ってくれました。優勝おめでとうございます」
「ありがとうございます!」
「それでは優勝賞品、職人の筆をプレゼントします!」
職人の筆? 一体どんな道具だろう。
「この職人の筆は、持ち主の成長に合わせて変化し、品質が良くなる筆になります。うまく使いこなしてくださいね」
私と一緒に成長する筆かぁ。何だか面白そう!
「私、カッコ悪いな~」
シーちゃんのつぶやきが耳に入ってしまった。結構落ち込んじゃっているな。
「あ、クロメさん。優勝おめでとうございます」
「ありがとシーちゃん!」
「私、調子に乗っちゃいました。たまたま予選ですごい作品を作っちゃって、それでいい気になっていたのです。そこで、私決めました。いろいろな才能を身に着けるって。剣だけじゃなく、様々なことをできるようにしたいと思うようになりました。それでは、さらば~」
シーちゃん、話すだけ話してどっか行っちゃった。
「クロメさん♪ 優勝おめでとう!」
「ありがとう。デイさん」
青髪の少女、デイさんが私の優勝を祝ってくれる。
「私に勝つなんて、すごいな~クロメさんは。クロメさんの作品からは、熱い気持ちが伝わって来てイイ感じ♪」
「ありがとうデイさん。私もデイさんの作品の青い深みに、思わず声をあげちゃったよ」
「さすがはクロメさん♪ 見る目があるね~。もしかして、アクエリアの大会出場を目指している?」
「もちろん目指しているよ。私の目標だからね」
「アクエリアの大会のレベルはこの大会よりも圧倒的に上だよ。それでもアクエリアを目指すの?」
「もちろん」
「そうか。じゃあ頑張れよ、クロメ」
「うん!」
大会の成果
器用 14→18 4up
対話 17→19 2up
クロメ(召喚士) HP8/8 40コイン
筋力:9
魔力:17
対話:19
知能:10
器用:18
機敏:10
装備:アイスソード(与ダメージ+5 氷属性攻撃 命中率+30%)
暖かいコート(被ダメージ-3 氷耐性30%)
スキル
召喚術 LV4 :モンスターを召喚でき、モンスターの秘めたる力を開放することができる。1度に2体までなら同時に召喚することが出来る。
気配察知LV1 :視線の範囲内で、人やモノの動きを読み取れるようになる。
所持アイテム
ランクG
石50 砂37 土34 赤い岩13 黄色い岩48 木の棒、木の弓、汚い液体×2、万能蛇口 腐った岩
ランクF
遠心分離機
ランクE
万能鍋
ランクD
ミニマム爆弾×8 白い宝石×2
ランクC
職人の筆:持ち主とともに成長する筆




