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対決! 洞窟ダンジョンにて




「く、クロメ!」

 マリリンは驚きながら私の名前を呼ぶ。



「あれを食らって、まだ動けるというの?」


「私の防御魔法は、雷を完全に無効化するんだよ」

「コン♪」



 マリリンは一瞬困惑したような顔になるが、すぐに余裕そうな表情に変わった。


「まあいいわ。勝つのは私。次で決めるわ」



「フラワーシード!!」


 マリリンがあちこちに種を投げつけると、あちこちに花が咲く。また、地面からツタが生えてきて、気絶している人たちを外へと運ぶ。


 この短時間で、しかも洞窟の中に花を咲かせるなんて。きっとすごいレアアイテムなんだな。



「そして、ファイヤー!」


 マリリンの放った炎が花にぶつかり、燃え広がる。洞窟の中が火の海になってしまった。熱い。そして呼吸もつらい。私の肩に座っているスズネも苦しそうな表情だ。



「これであなたたちはおしまい。焼け死ぬ前にこの洞窟から逃げるといいわ。ローブは炎も防ぐし、酸素マスクがあるから呼吸も大丈夫」

 勝利を確信した表情で、マリリンが忠告する。



 ここで逃げるしかないのかな? いや、何か方法があるはず。考えなきゃ。






「あはは♪」


 なぜかカオリンが笑っている。


「どうしたの? カオリン。急に笑い出して」

「コォン……」



「クロメ。マリリンの足元に爆弾を投げてみて」

 カオリンが爆弾の使用を提案してくる。


 そうか! 焼け死ぬ前にマリリンを気絶させればパワーストーンをゲットできる。この炎で爆弾の威力もアップだ。マリリンを倒せるかもしれない。けど、ここで爆弾を使ったら……


「ええ~この炎の中爆弾を出したらその場で爆発しちゃうよ」


「あ! そっか。じゃあ私の風魔法で爆弾をサポートするよ」



 その手があったか! この場所は炎に包まれていて、視界が悪い。そして爆弾はとても小さい。風魔法で爆弾を飛ばすことによって、炎で隠しながら気づかれずに爆弾をマリリンの至近距離まで送ることができる。至近距離の爆発で、マリリンを倒せるはずだ。カオリン、すごく冴えてる。



「いい考えだね。それじゃあ投げるよ。えいっと」



 私が爆弾を出した途端、風により守られる。マリリンに見つからないように、こっそりと爆弾を投げる。

 爆弾は炎に隠れながら気づかれずに進んで行く。







「まだ逃げないのかしら。そろそろ限界なんじゃないかな。ってうわぁ!」


 余裕そうなマリリンの足元で爆弾が爆発する。炎の力により、壁を壊した時とは比べ物にならないほどの大爆発が起こる。予想をはるかに上回る威力だ。



「やった~」

「コ~ン♪」


 私とスズネは大喜び。思わずスズネをぎゅっと抱きしめると、ふわふわが私を襲う。


「スズネはすっごくふわふわ!」

「コン♪」


 カオリンの風魔法が、炎の熱さを軽減してくれている。あとはカオリンを倒してパワーストーンを入手するだけ。













「はぁ。今のはなかなか効いたわ。直撃してたらやばかったかもね。とっさに気づけてよかったわ」


 え、マリリンまだ気絶してないの?


 マリリンはダメージこそ追っているものの、まだまだ戦えそうだ。そうか!爆発する直前に発生した音に気付いて直撃を免れたのか。



「あんたたちなかなかやるじゃない。けど、パワーストーンを手に入れるのは私だよ」


 今ので倒せなかったか。このままだときつい。風魔法で守られてるとはいえ、炎の熱さは防ぎきれない。どんどんと体力を奪われてしまう。それに戦闘力でもこちらは大きく劣っている。さらにマリリンには強力なアイテムがある。一体どうすれば。








「やったぁ! うまくいった♪」


 私がいろいろ悩む一方、カオリンはなんだかうれしそう。まだ何か策があるのかな。













「温泉を掘り当てたよ♪」

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