明日に向けて
「女性はもう、怖くないの?」
「どうでしょうか、私にもまだよくわかりません」
ロナイトは女性恐怖症を克服したのか、まだ分からないみたい。
「じゃあ確かめに行こう」
「どうやって確かめに行くのですか」
「それは……」
雪の国 例の村にて
「それで、なにをしに帰ってきたの? クロメ」
「いや~ちょっと頼みたいことがあってね。この男の子のことなんだけど」
「ろ、ろ、ろ、ロナイトといいます!」
「この子は何なのかしら。全然目線があっていないのだけれど」
あきれた表情でシノキが質問してくる。ああ、やっぱりまだ克服できてなかったんだ。
「この子の女性恐怖症を直すお手伝いを手伝ってほしいの」
私はシノキにお願いする。
「かなり重症みたいだけど、大丈夫なのかしら? ま、まあ手伝ってあげてもいいけど」
「ありがと、シノキ」
「お、お、お願いします!」
「それじゃあまずは、そうね、視線をそらさないように私を見つめてみて」
「は、はい!」
ロナイトはシノキを見つめ始める。震えながら見つめ続ける。あれ? なんか顔が赤くなってきてるね。どうしたんだろう。あ、ロナイトが目線をそらしちゃった。
「全然だめね。次は違う特訓をしようかしら」
その後、夜遅くまでロナイトの女性恐怖症訓練を行うことになった。私と話すときは笑顔なんだけど、シノキと話すときは硬い表情になっちゃってる。もう解散コンサートは明日なのに。
「ロナイト。明日のコンサート、大丈夫そう?」
「うん。ばっちりです! だいぶコツをつかみました」
「それにしては、シノキとうまく話せてなかったけど?」
「そ、それは、別の話です。とにかく、僕は明日、ちゃんとプレゼントを渡せます」
「分かったよ。信じる」
「よかったら私の家に泊まったらどうかしら? 夕食はないけれど」
「ありがと、シノキ~」
「ありがとうございます。シノキさん」
私たちはシノキの提案に乗り、この家で一晩を過ごした。
「シノキ、急なお願いを聞いてくれてありがとう」
「別にいいわ。それよりもクロメ、あなたは面白い友達に出会えたのね。なんだかうらやましいわ」
「面白い友達って……まあそうなんだけど。私は彼以外にも、旅を通してたくさんの面白い人たちと友達になるつもりなんだよ。次はどんな人に会えるか、すごい楽しみなの」
「旅ね。なんだか楽しそうね」
「うん、すごい楽しい。これまでたくさんのトラブルに直面してきたけど、でも楽しい場面もたくさんあった。見たこともない景色に、見たこともないアイテム。たくさんのものを見てきたよ」
「たった数日でいろいろ経験してきたのね。それじゃあ、今度こそお別れね」
「うん。それじゃあ、またね」
「シノキさん。特訓ありがとうございました。さよならです」
こうして私たちはシノキの家を後にした。
「そういえばロナイト、どうしてシノキを見つめてた時、顔を赤くしてたの?」
「そ、それは……」
「どうしてなの?」
「実は、シノキさんかっこいいなって思って。強気な目にかっこいい服、少し長めの髪、どれもいいなって」
ロナイトは顔を赤くしながら、シノキのカッコよさを解説する。
「へぇ~シノキのこと好きなんだ」
「好きかどうかは分からないけど、かっこいいなとは思います」
「そうなんだ~」
本日の成果
知能 7→8 1up
対話 12→14 2up
機敏 7→8 1up
クロメ(召喚士) HP8/8 40コイン
筋力:7
魔力:10
対話:14
知能:8
器用:10
機敏:8
装備:アイスソード(与ダメージ+5 氷属性攻撃 命中率+30%)
暖かいコート(被ダメージ-3 氷耐性30%)
スキル
召喚術LV1:モンスターを召喚できる。レベルが低いのでモンスターと一緒に
居れる時間が短い。また、モンスターを召喚するためにはある
道具が必要。




