事件発生
10話後くらいに初の召喚獣登場! 可愛い仕草とモフモフ感でクロメの心を鷲掴み!
「はぁぁ。楽しかった!」
やっとのことですべてのジェットコースターを制覇した。安心するとともに、少しふらふらする。お化け屋敷でドキドキしたことも、ずいぶん久しぶり。
この世界に来てから、こうしてのんびりと遊ぶのは初めてだな~。すごく楽しい時間が流れていくよ。ずっとこうしていたいな。
最後に遊園地に行ったのは、私が小学生のころだっけ、あの頃はどんなことにも興味を持っていたな。でも、この世界に来て、再びいろんなものに興味を持つようになってきている気がする。
「わあ! なんだか楽しそう!」
遊園地を歩き回っていた私は、興味深い場所を発見した。
遊園地内のちょっとした広場で、たくさんの人で賑わっている。テーブルが何個かあって、そこで誰かが何かを売っているようだ。
テーブルの内の何個かには行列ができている。あの長い列には並びたくないな。
逆に、テーブルの内の何個かには誰も並んでいない。なんだか寂しいな。
私は誰も並んでいないテーブルへ向かい、売られているものを確認した。
どうやら本のようなものが、売られているようだった。でも本にしてはなんだか薄すぎるような。
「おお、嬢ちゃん。私の作品を見に来たのかい?」
「ううん、なにが売られているかを確認しに来たんだよ。あ、この女の子たち可愛いですね」
おじさんが話しかけてきた。おじさんの前にはたくさんの本がある。私が示した本の表紙には、かわいらしい女の子がたくさんいて、なんだか輝いていた。
「いやあ、これはお嬢さんには見せられないものだな」
「なんで見せられないの?」
「お嬢さん向けの本じゃないからなぁ。代わりにこっちの本を見ていくといい。
おじさんは一つの本を見せてきた。
・悪魔の書 ランクC
今まで発生した凶悪犯罪について書かれている本。これを読むと、凶悪犯罪に関するスキルが手に入る。
「おじさん、犯罪マニアでね。趣味でこんな感じの本を作ってるんだけど、あまり人気がなくてね。あはははは」
わあ! やばいおじさんだ。逃げよう。
「色々見せてくれてありがとう。それじゃあバイバイ」
私は全力疾走で逃げ出した。
「ピーンポーンパーンポーン」
突然アナウンスが始まった。
「ご来園の皆様。本日はゴンドラ遊園地にお越しいただき、ありがとうございます」
「早速ですが、本日、ゴンドラ王のお住まいになられるゴンドラ城で、伝説の名画、モナリザが盗まれました。犯人は、可笑しな服を着ている男性と思われます。見つけた方は、遊園地内にあるゴンドラ城までお越しください」
モナリザ………………この世界にもあるの?
っていうかあのお城、本物だったんだ。なんでこんなところに本物のお城が……
次回、錬金術再び




