遊園地
遊園地。何に乗ろうかな?ジェットコースターでドキドキするのもいいし、お化け屋敷でびっくりするのも楽しそう。観覧車は……一人で乗っても虚しいし、いいや。
ジェットコースタかお化け屋敷か、先に見つけたほうに最初に入ろうっと。
ゴンドラ遊園地へようこそ。と書かれている看板が見えた。遊園地の入り口で、受け付けの人にチケットを見せて中に入る。ちなみにチケットは一枚5コインだった。相変わらず高いのか安いのかよく分からないな。
「わあ、すっごい」
私の目に入ったものは、たくさんのお洒落なお土産屋さん。屋根にお花が飾ってあり、とてもメルヘンチックな出来になっている。少し奥の方には水族館がある。遊園地にも水族館があるのか。
けれど肝心のジェットコースターとお化け屋敷が見えない。なのでもう少し進んでいくと、とても大きな建物が見えた。
その建物が豪華なお城だとわかると、私はすぐに目線をそらしてしまい、反対側にある売店をじっくりと見つめることになった。
どうやらあの自称王女と出会ってから、王女を連想させるものに抵抗感を感じるようになってしまったようだ。王女怖い。
お城を目に移さないように頑張りながら、売店側の道へ進んで行く。
「恐怖! 死の館」
やったあ!お化け屋敷にたどり着いた! 早速中に入ろう。
お化け屋敷の中は、やっぱり真っ暗だった。この暗い中を歩くのか、ドキドキするな。真っ暗で何も見えない中、私は前へと進む。これから何が起きるんだろう。とっても楽しみ。
物音ひとつしない真っ暗な館の中、私の足音だけが音を発している。この心細さは、まるで地球に自分一人しかいないかのよう。
「きゃぁあああああああああああ」
私は驚きのあまり、思わず叫んでしまった。なんと、地面に落ちていた空き缶を蹴っ飛ばしてしまったのだ。真っ暗な中、突然生じた衝撃に叫ばずにはいられなかった。
まだまだ物足りないな。もっとびっくりしたい。次は何が待っているのかな?
さらに道を進んで行くと、鼻が異常なにおいに包まれる。この近くに何かがあるのかな? 私は木の棒を使って、なにか物がないか探った。なんだかとっても臭い。
あった。木の棒が何かに当たってる。それをつついて、それが何かを突き止めよう。
「きゃぁぁっ!」
なんかよく分からない物体だった。
あまりの衝撃に、またしても大きな声をあげてしまい、走ってその場から逃げ出した。
「はあ、はあ」
呼吸が苦しくなってくるが、それでも私は暗闇の中を全力で走り抜ける。
しばらく走ったところで私の体力が尽きてしまい、やむを得ず歩き出すことにした。歩いていくうちに次第に落ち着いてくる。
激しく呼吸を行いながら歩いていくと、恐怖が一時的に和らいでいく。しかし、あたり一面真っ暗で何も見えないので、どんどん心細くなっていく。
そういえば私、漆職人を目指していたんだったね。最近は全然職人としての活動ができてないな。そろそろ始めていかないと。
あと、召喚術についても情報を集めていきたいな。早く何か召喚したい。こんな時にモンスターがいてくれたら心強いのに。
私は真っ暗な道を進んで行く。
「はぁぁ。怖かったよ」
やっとのことでお化け屋敷を突破することができた。安心するとともに、外のまぶしさに目をぱちぱちする。透き通った青空もずいぶん久しぶりに感じる
「きゃああっ!」
お化け屋敷を楽しんだ後はジェットコースターに乗ることにした。程よいスリルが私の心臓をドキドキさせる。
「楽しかったな!」
その後も何個かジェットコースターに乗り、スリルとドキドキ感を楽しんだ。




