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チョコ暗黒剣を制すと大戦への布石。

スヤスヤ幸せそうに眠るモナカを見て俺も眠くなってきた頃、俺の背中にチョコが抱きついてきた。


「あなた達のせいで起きちゃったんですけど…。」

「それはすまなかった、安心してくれ俺ももう寝る。」


俺はもう疲れはてていた。

布団が暖かくて気持ちいい。


「わかったわ、私に任せて。」

チョコはそう言うと、暗黒剣の手入れをはじめ大地に剣をしっかりと立てた。


「おっおいチョコ!」

俺は慌ててチョコを止める。


「しーっ、騒ぐとモナカが起きちゃうわ。

私に任せてゆっくり横になってればいいから。」


そう言うとチョコは俺の上で情熱的なダンスの様に動きはじめた。


俺はさっきまでのモナカの様に出来るだけ静かにしようとしたが、チョコの唸る様な腰の動きに負けて呼吸がどんどん荒くなってしまう。


それでもなんとか相打ちに持ち込める様に下から反撃を開始した。


真夜中のチョコとの戦いはお互いほぼ同時に「うっ!」という小さな声を出して終わった。


チョコは俺の耳に口を寄せて言う。


「これで夜のラムネご主人様の暗黒剣と互角に渡りあえたわね。

昼のラムネ師匠の暗黒剣にも必ず追いつくから覚悟してなさい。」


そうしてチョコは腰をヒクヒク震わせながら自分の布団へ戻っていった。


明日の除霊に備えての前日入りのはずだったのに、俺達は疲れ果てて眠りについた。


翌朝疲れきった俺達と二日酔いのおっさん二人の計5人は合流して食堂に向かった。


「今日は長くなるからちゃんと食っとけよ。」


「はーい、頂きまーす。」


「食べながらでいいから聞いてくれ。」

そう言うとカカオは俺達に今日の予定表を見せる。


朝食

男女別交流会

昼飯

男子除霊の儀

男女送迎会・夕食

女子除霊の儀

清めの湯

就寝


今日は長くなる…、確かにカカオが言った通り就寝までぎっちり予定が詰まっていた。


俺達がちょうど朝食を食べ終えた頃、宿の従業員が慌てた様子で食堂に駆け込んできた。


「奴等が出やがったぞ!」


「場所はいつも通り露天か?」


「そうだ。」


「よし、行くぞ。

女湯はチョコに任す。

モナカはチョコの指示に従ってくれ。」


そういうとカカオは従業員達に決して近づくなといい、温泉に向かって歩き出した。

俺達もカカオさんに続いていく。


カカオさんは露天風呂の脱衣場に着くと浴衣を脱ぎ捨てて、武器を持たずに裸で入っていく。

「カカオさん?武器は?」


「ああ今は要らない。

決戦は昼飯後と決まっている。」


それだけ言うと脱衣場を出て行った。

銃使いのフレークも丸腰だ。


俺は念の為、準備運動してからラテ風呂へ向かう。


既に露天風呂にはマゲ姿の男達の霊が大量にたむろしていた。


「いやー、久しぶり。

今年もよろしくお願いします。」

カカオは敵総大将と思われる霊に気軽に話しかけていく。


「おおー、カカオ殿元気だったでござるか?

拙者達はあいも変わらず、死んでるのに元気でござるよ。わっはっはー。」


「それ同じギャグ800年目ですぞ。

平成の世にいつまで同じギャグを言っておられますか。

わっはっはー。」


「今は令和ですよ。」


「なんと天皇が!」


「いや天皇が譲位なさる事になったので、退位が決まったんだ。」


「拙者死んで居ながらも800年以上生きてるでござるが意味が難解過ぎるでござるよ。」


「簡単に説明すると陛下が譲位したいと申されたんだが、天皇が譲位する事は法的に認められていないから本人の意思を受けて検討した結果、退位してもらうという事になった。」


「現代では日本語は難しいでござるな。

なぜ日本がアメリカ領でないのかも不思議だったでござるがこれはまた複雑でござるな。」


「俺達もよくわからん上に、何故が上級公務員は10連休になってるんだ。」


「なんと、民衆の為に働きたくないなら公務員など辞めてしまえばよいでござる。」


「まあまあ、拙者達は元気なのにもう死んでいるでござるよ。」


「「「「わーっはっはっはっは。」」」」


俺はこの空気が良く分からなかった上に、死人ギャグの面白さもわからなかった。


そんな俺を見てフレークは注意する。


「彼等は辛い気持ちを背負ったまま、800年以上も彷徨っているんだよ。

たまには笑いたくもなるのさ。」


辛い気持ちを背負ったまま800年以上…。

俺は改めて気を引き締めた。


「そんな難しい顔をするでない若いの。

カカオ殿其奴を紹介せい。」


「彼はラムネ。

うちの新人ですよ。

剣を使うんで昼飯後は少し揉んでやって下さい。」


「おお久しぶりの新人か!

あのお転婆じゃじゃ馬チョコ姫にしごかれて大変じゃろう?」


「いいえ、昼はともかく夜の方は俺の剣でシゴいてやってますよ。」


「わーっはっはっはっは、こりゃ一本取られたわい。

しかしあのお転婆でじゃじゃ馬なチョコ姫がの。

生きているとは素晴らしい事じゃの。」


生きているとは素晴らしい事。

俺にはその言葉は難し過ぎた。

カカオとフレークも少し渋い顔をしている。


「うちの兵の中にはチョコを密かに想う者や、娘の様に可愛がる者がおる。

昼飯後は忙しくなるぞよ。」

そう不吉な言葉を残して霊達は去っていった。


何か週またぎでエロ回残りと戦闘の前振りになってしまいました。

申し訳ないです。


今週も張り切ってよろしくお願いいたします。

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