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狗神  作者: 夢カモメ
8/22

狗神8

浩子姉に呼び止められ振り返ると


「透…一寸お使い頼まれてくれない?」

と頼まれ、浩子姉の差し出すビニール袋を受け取った。


ビニールの中身は渋柿…

何でも部落の外れにある

家が大家のアパートの住人の真理子さんの所に届けてくれと頼まれた。


プレスを連れて散歩がてらに部落の外れまで来た。


若いプレスは落ち着き無くリードを引き千切らんばかりに引っ張る。



若い犬は仕方がないと諦め力づくでアパートへと向かった。


アパートは二階建ての六部屋…

真理子さんは二階の住人らしい…


プレスをアパートの階段の手摺に繋ぎ

階段を一段づつ登り始めると

不安なのか?

プレスがキュゥンと情けない鳴き声を出す。

いちいちそんな声には構ってられず…


真理子さんの部屋のドアをノックした。


「はぁい」と澄んだ声の返事かして

カチャリと鍵が開けられた。

浩子姉から電話でも入っていたのか?ドアは何の警戒も無く開かれた。


「あら!!」とドアの中からの声に反応する様に

「あっ」と

僕も驚きの声を漏らした。

「どちらも同時に

「先程はどうも…」と

まず…挨拶とは言えない挨拶を交わし


「真理子さんと言われるんですね?僕は永井透と言います」と名乗ると


「あっ…真理子は母です。

私は清美と言います。」

と爽やかな笑顔を浮かべた。


「参ったなぁ?お母さんの名前でしたか?

あのぉ…これをこちらに届ける様にことづかりまして。」


「まあ!渋柿!!

何時も何時も浩子さんにはお世話になってばかりで…」


「干し柿にするには最適な大きさですよ」


「そうですね。それじゃぁ干し柿にします。

あら!!下でワンちゃんがお呼びですよ?」


「今鳴いているのがプレスです。

どうですか?

そこの公園で少しお話しでもしませんか?」と

多少強引かとも思えたが

彼女は小さく頷き

「何か羽織る物を取ってきます。」と部屋の中に入っていった。




次回もお楽しみに

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