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狗神11
清水靖子さんを居間に誘いソファーへ座る様に促した。
「早速ですが…
清水さん…どうして、呪術を依頼されたのですか?」
との問い掛けに
小柄で笑うと中々可愛いんだろうな?
と、彼女に第一印象を持った僕に対し
清水靖子さんは、少しギラギラとした瞳で僕の視線を捉えながら…
「うちの主人…
清水拓美と言いますが…
トラックの運転手をしております。
長距離等の運転手ではなく
コンビニ等に荷物を卸すルート配送の運転手です。
ルート配送はセンターにて予めカーゴに詰められた荷物を詰め込むのです。
そこに働くパートの福島陽子は…
あのメス豚で…メス猫の…あの…女がうちの拓美をたらしこみ
拓美はうちに帰って来なくなりました。
何でもあちらには三人の子供がいて…」
彼女は唇を噛み締めて
「拓美は子供が好きでして大変子供を欲しがりました。
ですが私は最初に妊娠した子供を流産してしまい
以来…流産癖がつき…
子供が産めません。
とポロリと涙を溢した。




