表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
97/103

Steam City: The Return of the Drowned Heroes ― スチーム・シティ ― 溺死状態の英雄たちの帰還 ―

「いつも応援ありがとうございます!よりクオリティの高い物語をお届けするため、今後の更新ペースを【毎週 月・木・土の0:00】に変更させていただきます。引き続き、大友忍軍とスチームパンクな忍者の旅をお楽しみください!」


Xで毎日イラストを投稿しています。



幕末!忍者スチーム・ワールドの世界!


蒸気機関戦闘忍者飛行船!


サイレントサンダー震電丸!


震電丸の五影!


ビリー・ザ・キッド!


大友忍者!



https://x.com/sa104095


是非!


ご覧下さい!



Steam City: The Return of the Drowned Heroes


― スチーム・シティ ― 溺死状態の英雄たちの帰還 ―


夜明け。


東の海から昇る朝日が、豊後国・別府の海を黄金色に染めていた。


硫黄の香りを運ぶ湯けむりが町中を包み込み、あちらこちらの温泉から白い蒸気が立ち上る。


別府――。


古くから「傷を癒やす湯治の里」として知られる温泉都市。


戦で傷ついた侍も、旅人も、商人も、この町で身体を休め、新たな人生へ歩き出してきた。


しかし今の別府は、それだけではない。


大友宗麟の時代から続くポルトガル、オランダ、イギリス、フランス、ドイツとの交流により、西洋技術を吸収し続けた結果、日本屈指の蒸気機関都市へと発展していた。


巨大な蒸気工場。


蒸気ボイラー。


飛行船整備工場。


蒸気機関車工場。


造船所。


そして影丸・インフェルノが発明したスチーム・コアによって、高濃度スチーム・ガスを利用した飛行船が実用化され、別府は世界最先端の航空技術都市となっていた。


港では蒸気船が汽笛を鳴らし、


山側では飛行船が空へ昇る。


街中には電球が灯り、


蒸気発電所が昼夜を問わず稼働している。


湯けむりと蒸気。


癒やしと科学。


その二つが共存する町――。


それが豊後国・別府であった。



---


別府港飛行船基地。


見張りの忍者が空を指差す。


「帰ってきたぞ!」


巨大飛行船――


シャドウ・ホーク《闇鷹》。


船体は無数の砲弾跡。


焼け焦げた装甲。


裂けた気嚢。


誰が見ても、生還そのものが奇跡だった。


港には既に数千人の藩士、技術者、町人が集まっていた。


新聞は前夜の号外で伝えていた。


「USSサスケハナ撃沈!」


「幕府艦隊敗走!」


人々は歓声を上げる。


「勝った!」


「大友忍軍だ!」


「日本を救った英雄たちだ!」


飛行船がゆっくり着陸する。


蒸気を吹き上げながら接地する巨体。


歓声は最高潮となった。


しかし――


貨物ハッチが開いた瞬間、


歓声は静まり返る。


担架。


一つ。


二つ。


三つ。


次々と運び出される重傷者。


右腕を失いかけた影丸・インフェルノ。


左腕を切断された鉄馬・フォイセ・ブーメランギ。


胸を貫かれたビリー・ザ・キッド。


炉・ア・ガーラ・デ・フェーロ。


珠・ア・プラーガ・ヴェルメーリャ。


そして巨大な身体を横たえた影丸・フランケンシュタイン・Jr。


町中がざわめく。


「まさか……」


「大友忍軍最強部隊が……」


「あれほどの戦いだったのか……」


「生きているのか?」


医療忍者が叫ぶ。


「生きている!」


「まだ全員、生きているぞ!」


その一言で、


涙を流す者。


拳を握る者。


静かに頭を下げる者。


英雄たちは勝利した。


だが、その代償はあまりにも大きかった。


すぐさま蒸気機関車が待機する。


専用医療車両。


蒸気で動く救急列車。


負傷者を乗せると汽笛が鳴る。


「ポォーーーッ!」


列車は走り出す。


途中から山肌を登る蒸気ケーブルカーへ接続。


巨大な要塞寺院――


吉祥寺。


医学。


忍術。


蒸気科学。


その全てを集めた、大友忍軍最大の研究・医療拠点。


英雄たちは、生死を懸けた最後の戦いへ向かう。


それは戦場ではない。


**「命を取り戻す戦い」**だった。


――続く。

読んでくださり、ありがとうございます。


ブックマーク・いいね・評価、励みになっております。


悪い評価⭐︎であっても正直に感じた気持ちを残していただけると、


今後の作品作りの参考になりますので、よろしくお願いいたします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ