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Steam City ―蒸気都市・豊後―

「いつも応援ありがとうございます!よりクオリティの高い物語をお届けするため、今後の更新ペースを【毎週 月・木・土の0:00】に変更させていただきます。引き続き、大友忍軍とスチームパンクな忍者の旅をお楽しみください!」



Xで毎日イラストを投稿しています。



幕末!忍者スチーム・ワールドの世界!


蒸気機関戦闘忍者飛行船!


サイレントサンダー震電丸!


震電丸の五影!


ビリー・ザ・キッド!


大友忍者!



https://x.com/sa104095


是非!


ご覧下さい!



Steam City


―蒸気都市・豊後―


夜が明ける。


東の空が群青から黄金色へと変わり始める。


戦いの煙が漂う空にも、静かな朝日が差し込んでいた。



---


シャドウ・ホーク闇鷹


巨大飛行母艦はゆっくりと豊後国へ針路を取る。


甲板では整備忍者たちが徹夜で修復作業を続けていた。


穴だらけになった九機のスチーム・ファイター。


バルーン部には無数の弾痕。


機銃痕。


爆風で歪んだ装甲。


整備忍者が翼を撫でる。


「……これだけ撃たれて。」


「よく帰ってきたな。」


別の整備忍者が蒸気圧力計を見る。


「普通なら空中分解してる。」


「やっぱりインフェルノ博士のスチーム・コアだ。」


「高濃度スチーム・ガスの浮力が、最後まで機体を支えてくれた。」


蒸気が吹き上がる。


プシューーーッ!


巨大レンチを握る整備忍者が笑う。


「まだ飛べる。」


「必ず飛べるようにしてやる。」


その言葉に、整備士達は力強く頷いた。



---





サイレントサンダー震電丸・空中強襲仕様


一人乗りの操縦席。


夜叉丸・デスペラードは静かに操縦桿を握る。




「……やっと帰れるな。」





「…なんとか今回も…生き残れた。」



スチーム・モニター。



《自動操縦 作動中》



蒸気機関が規則正しく鼓動する。


ゴウン……


ゴウン……


夜叉丸は長州の方向を一度振り返り、小さく笑った。


「あと少しだ。」



---


豊後国へ向かう空


朝日が飛行船を黄金色に染める。


その姿はまるで希望を乗せて飛ぶ巨大な蒸気の鳥だった。



---


一方――


小倉湾。


長州艦隊。


軍艦「ワイル・ウエフ号」。


坂本龍馬は朝日を見つめながら大きく笑った。


「以蔵!」


「勝ったぜよ!」


「空からの戦で幕府軍に勝ったぜよ!」


カルヴァ(岡田以蔵)も海から昇る太陽を見上げる。


「まっこと撃ち落としたぜよ!」


「メリケンの飛行船を!」


少し考え込み、首をかしげる。


「しかし……」


「どういて空を飛べるがじゃ?」


龍馬も腕を組む。


「うーん……。」


「あん……飛行船ちゅうもんは、軽い空気を入れると浮くらしいがじゃ。」


「しかし、あれは違う。」


「あんな巨大な戦艦が飛ぶとは思えん。」


以蔵。


「その軽い空気は、どこで作るがじゃ?」


龍馬は苦笑した。


「わからん…」


「しかし、まっこと凄いぜよ。」


しばらく空を見つめる。


そして力強く言った。


「この力を使わん手はないぜよ!」


「幕府にはこう伝える!」


「長州には、メリケンの飛行船を撃ち落とした大友忍軍の飛行船がおる、と!」


以蔵が笑う。


「槍も鉄砲も届かん空から攻められたら……。」


龍馬。


「幕府も無血開城するしかないぜよ!」


二人は朝日に照らされながら笑った。


新しい時代の風を感じていた。



---


高杉晋作


別の軍艦。


高杉晋作は静かに朝焼けを見つめていた。


「……勝った。」


「空で勝った。」


咳き込む。


ハンカチに赤い血が滲む。


高杉は静かに握り締めた。


「俺の命は……長くない。」


医師から告げられた現実。


残された時間。


しかし、一つだけ希望があった。


「豊後国……別府。」


「聖痕のジャガス鬼姫。」


「あの治療なら……。」


小さく笑う。


「まだ死ねんな。」


「桂に相談しよう。」


「この国の未来は……桂小五郎に託す。」


朝日が高杉の横顔を照らす。


その瞳には迷いはなかった。



---


遠く豊後国


朝日に包まれた蒸気都市。


無数の煙突から白い蒸気が立ち昇る。


巨大な飛行船ドック。


蒸気機関工場。


整備工廠。


忍者研究所。


そして、命を救う医療施設。


日本最大のスチーム・シティ――豊後国・別府。


傷ついた英雄達を迎える準備は、すでに始まっていた。


――新章「スチーム・シティ」開幕。

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