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小倉口の戦い!アメリカ戦艦飛行船VS大友忍者戦闘飛行船 第五十話 "The Miracle of Sacred Blood" ―聖なる血が紡ぐ命―

「いつも応援ありがとうございます!よりクオリティの高い物語をお届けするため、今後の更新ペースを【毎週 月・木・土の0:00】に変更させていただきます。引き続き、大友忍軍とスチームパンクな忍者の旅をお楽しみください!」



Xで毎日イラストを投稿しています。



幕末!忍者スチーム・ワールドの世界!


蒸気機関戦闘忍者飛行船!


サイレントサンダー震電丸!


震電丸の五影!


ビリー・ザ・キッド!


大友忍者!



https://x.com/sa104095


是非!


ご覧下さい!


小倉口の戦い!アメリカ戦艦飛行船VS大友忍者戦闘飛行船

---


第五十話


"The Miracle of Sacred Blood"


―聖なる血が紡ぐ命―


シャドウ・ホーク闇鷹。


手術室。


静寂。


蒸気機械だけが低く唸る。


ゴウン……


ゴウン……


ゴウン……


聖痕のジャガス鬼姫は右腕を静かに差し出した。


「始めましょう。」


「まだ、この子達は生きられます。」



---


影丸・インフェルノ


右腕は皮一枚で辛うじて繋がっていた。


医師達が息を呑む。


「通常なら切断です……。」


鬼姫は首を横に振る。


「まだ希望はあります。」


自らの聖なる血液を傷口へ流す。


赤い血が光を帯びる。


傷口へ吸い込まれるように流れ込み、


ゆっくりと結び付いていく。


ミチ……


ミチ……


医師達が見守る。


「繋がった……!」


「しかし、まだ完全ではありません!」


腕を慎重に元の位置へ戻し、


何重にも包帯で固定する。


鬼姫は優しく微笑んだ。


「焦ってはいけません。」


「命は少しずつ戻ります。」



---


鉄馬・フォイセ・ブーメランギ


切断された左腕。


鬼姫の血液が傷口を覆う。


赤い血が静かに流れ、


失われた繋がりを結び直していく。


ミチ……


ミチ……


医師が声を上げる。


「接合しました!」


「固定します!」


左腕は厚い包帯で動かないよう固定された。



---


ビリー・ザ・キッド


右胸の銃創。


鬼姫の血液が傷口を覆う。


ゆっくりと傷が閉じ始める。


「呼吸が安定しています!」



---


炉・ア・ガーラ・デ・フェーロ


右胸の傷も同じように治療される。


ガーラは意識のないまま静かに眠っている。


鬼姫が安心したように息を吐く。


「危険は脱しました。」



---


珠・ア・プラーガ・ヴェルメーリャ


鬼姫は静かに肩へ手を置いた。


「辛かったですね……。」


アルジャーノンから食いちぎられた右胸の乳房の傷口へ聖なる血液を流す。


傷はゆっくりと塞がっていく。


しかし。


完全には元へ戻らない。



処女膜に血液を垂らす。



処女膜は修復された。




鬼姫は静かに目を閉じた。




「心の傷までは治せません。」




「失われた全てを元通りにするには時間と治療が必要です。」




珠・ア・プラーガ・ヴェルメーリャは小さく頷いた。


「……十分です。」



---


影丸・フランケンシュタインJr



鬼姫は巨大な身体を見上げた。




「今度は、あなたです。」


Jrは申し訳なさそうに俯く。


「僕……皆を傷付けた……。」


鬼姫は首を横に振る。


「もう終わりました。」


「あなたも仲間です。」


技術忍者達が集まる。


義足。


義腕。


応急用の蒸気義肢。


工具の音が響く。


カン……


カン……


カン……


技術忍者が笑う。


「これは応急処置だ。」


「本格的な義手と義足は、あとで最高の物を作ってやる。」


Jrは静かに頷いた。


「ありがとう……。」



---







その頃――


アメリカ艦隊。


黒煙を上げるUSSサスケハナは、ゆっくりと進路を変える。








向かう先。


雲海の彼方。


巨大な影。


上下に巨大な西洋の城塞を載せたかのような、圧倒的な威容。


アメリカ合衆国旗が夜風にはためく。


その名は――


戦艦飛行船「USSミシシッピ」。


艦橋では、一人の提督が静かに富士山を見つめていた。


「……ジャップも…戦闘飛行船を作れたのか…信じられん…」


その眼差しは厳しかった。


戦いは終わっていない。


新たな局面が、静かに幕を開けようとしていた。


――第五十一話へ続く。

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