小倉口の戦い!アメリカ戦艦飛行船VS大友忍者戦闘飛行船第四十八話 "Ceasefire Under Fire" ― 停戦のモールス ―
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小倉口の戦い!アメリカ戦艦飛行船VS大友忍者戦闘飛行船
第四十八話
"Ceasefire Under Fire"
― 停戦のモールス ―
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夜。
炎に包まれた小倉城。
黒煙を噴き上げる巨大な戦艦飛行船――
USSサスケハナ。
墜落したはずの巨大艦は、なおも蒸気を吹き上げながら、ゆっくりと船体を持ち上げ始めていた。
「まだ……飛ぶのか……!」
誰もが息を呑む。
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轟音。
ゴゴゴゴゴゴゴ……
浮上したUSSサスケハナ。
艦橋。
艦長ブキャナンが怒鳴る。
「ブヒャーー!!
あのニンジャ共!
裏切り者のビリー・ザ・キッド!!
そして化け物フランケン!!
まとめて処刑だ!!
アームストロング砲!
十六門!!
一斉発射!!
ブヒャーーー!!」
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ドォォォォォン!!
十六本の巨大砲弾が夜空を裂く。
まるで流星群。
救助部隊へ一直線。
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その瞬間。
二つの影が動いた。
炉・ア・ガーラ・デ・フェーロ。
「行くぞお!」
蒸気十字手裏剣!
投射!
高速回転。
ギィィィィィィィィ!!
砲弾へ突っ込む。
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同時。
ビリー・ザ・キッド。
右胸を押さえながら笑う。
「クソヤローがアアア!」
両手のスチーム・リボルバー!
十二連射。
ドドドドドド!!
手裏剣と弾丸が砲弾へ集中する。
インターセプト!
爆発!!
爆発!!
爆発!!
夜空に火の花が咲く。
十六発すべてが救助隊へ届く前に迎撃された。
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艦橋。
ブキャナン
「ブヒャ!?
全部撃ち落としただと!?」
副艦長
「うーん……
やはり彼らは普通ではありませんね。」
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艦内では――
アルジャーノンが這っていた。
珠・ア・プラーガ・ヴェルメーリャを襲った際、その血肉を喰らったことで隕石ウイルスを取り込み、さらに体内のハリガネムシと融合。
異様な再生能力を獲得していた。
傷口は脈打ち、骨が音を立てて繋がっていく。
アルジャーノン
「フヒヒヒ……
ワシは……
死なぬ……。」
その姿に――
ブキャナン
「ブヒャ!!
気持ち悪い!!
なんだその化け物は!!」
副艦長
「うーん……
正直……
私もかなり気持ち悪いですね……。」
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一方――
上空。
九機のスチーム・ファイター。
デステロ隊。
急降下!
爆撃!
さらに艦首四連装ガトリングガン。
ガガガガガガ!!
艦橋へ集中射撃。
サスケハナは火花を散らす。
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その時。
シャドウ・ホーク『闇鷹』より
スチーム・モールス信号。
> 「コウゲキヲヤメロ。 イチジテイセンヲモトム。 コウゲキヲゾッコウスルナラバ、 ゼンセンリョクニテ サスケハナカンキョウ、 キカンシツヲコウゲキスル。」
続いて。
> 「ワガグンハ ナカマノキュウシュツノタメ キュウセンヲモトム。」
最後に署名。
> 「オオトモニングン リーダー セイコンノジャガス・キキ」
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艦橋。
ブキャナン
「ブヒャーーーー!!
今が奴らを殺せる好機だ!!
攻撃続行だ!!」
副艦長
「うーん……
それをやると……
こちらが沈みますね。」
しばらく考え、
「あっ。
オーブンにパイを焼いていたのを思い出しました。
私は失礼します。」
脱出しようとする。
ブキャナン
「ブヒャ!!
逃げる気か!!
敵前逃亡は死刑だ!!」
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その時。
整備制御室から作戦室兼操縦室へ飛び込む一人の男。
ヴィクター博士。
「停戦してください!!
これ以上被害を増やしてはならない!!」
ブキャナン
「どいつもこいつも!!
チキンばかりだ!!
攻撃――」
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ピピピピ……
新たなスチーム・モールス信号。
発信元。
マシュー・カルブレイス・ペリー提督
> 「コレイジョウノヒガイハ ミトメラレナイ。
> ブキャナンカンチョウ。
> キサマノコウドウハ グンポウカイギニカケル。
> ソクジタイキャクセヨ。」
艦橋が静まり返る。
さらに続報。
> 「ショウグン トクガワヨシノブガ センセンヨリリダツ。
> バクフグン ゼンメンタイキャク。」
ヴィクター博士が静かに目を閉じる。
「……終わりました。」
ブキャナンは拳を震わせながら歯を食いしばる。
「……ブヒャ……。」
炎に包まれた小倉城の夜。
小倉城前。
夜叉丸・デスペラードが操縦する
『サイレントサンダー震電丸・空中強襲仕様』
が蒸気を噴射しながら着陸する。
爆弾倉は爆撃を終え空。
その広大な内部は救急搬送区画へと変更されていた。
デスペラード
全員溺死状態!
誰も動けない。
デスペラードは操縦席のスチーム・モニターを見る。
「フランケンシュタイン!聞こえるかあ!」
スチーム・フランケンシュタインは暴走状態の時に影丸・インフェルノの腕を食いちぎったショックで泣き崩れている。
サイレントサンダー震電丸空中強襲仕様を見上げる。
「フランケンシュタイン!動けるは貴様だけだ!」
「影丸を助けたければ!」
「全員!この!飛行船に運び込め!」
ゆっくり立ちあがるフランケンシュタイン
「急げ!動け!」
目が覚めたようにスチーム・フランケンシュタインは破壊されていない右腕と右足と背中に内蔵しているスチーム・ジャンパーを使い、倒れたニンジャ達を救出に動く。
鉄馬・フォイセ・デ・ブーメランギ。
影丸・インフェルノ
ビリー・ザ・キッド。
珠・ア・プラーガ・ヴェルメーリャ
炉・ア・ガーラ・デ・フェーロ
を一斉にかつぎ、震電丸空中強襲仕様の空になった爆弾庫に収納!
全員溺死状態だが生きている!
夜叉丸・デスペラード
「全員乗ったなあ!」
スチーム・フランケンシュタイン
「うん…全員乗せたよ…」
夜叉丸・デスペラード
「サイレントサンダー震電丸空中強襲仕様!浮上!」
高濃度スチーム・ガスが飛行船に充填され!
浮き上がる!
母艦。
シャドウ・ホーク闇鷹に向けて。
激戦の中で、ついに一時停戦への空気が流れ始めるのだった。
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※史実について補足すると、小倉口の戦いで幕府側が退却した直接の理由は幕府軍の総崩れや指揮系統の混乱、補給・戦況の悪化などが重なって撤退しています。徳川慶喜
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