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小倉口の戦い!アメリカ戦艦飛行船VS大友忍者戦闘飛行船第四十七話 Brothers in Steamfire ― 蒸気が結ぶ戦友 ―

Xで毎日イラストを投稿しています。



幕末!忍者スチーム・ワールドの世界!


蒸気機関戦闘忍者飛行船!


サイレントサンダー震電丸!


震電丸の五影!


ビリー・ザ・キッド!


大友忍者!



https://x.com/sa104095


是非!


ご覧下さい!

小倉口の戦い!アメリカ戦艦飛行船VS大友忍者戦闘飛行船


第四十七話


Brothers in Steamfire


― 蒸気が結ぶ戦友 ―


 燃え盛る小倉城。


 炎に包まれた巨大戦艦飛行船サスケハナは、高濃度スチーム・ガスの再充填によって、ゆっくりと夜空へ浮かび始めていた。


 艦橋。


 艦長ブキャナンはスチーム・モニターを見つめ、不気味な笑みを浮かべる。


「ブヒャ! ブヒャ! ブヒャ!」


 画面には、一人の男が映っていた。


 ビリー・ザ・キッド。


 右胸にはスチーム十字手裏剣が深々と突き刺さったまま。


 それでも左手にはスチーム・リボルバーを握り締め、巨大戦艦へ真正面から立ちはだかっている。


「ブヒャァァァッ!」


「裏切り者が一人でサスケハナを止める気か!」


「笑わせるな!」


 副艦長が冷静に報告する。


「艦長。小型戦闘飛行船が接近しています。」


「あの忍者飛行船です。」


「母艦の砲塔もこちらへ向いています。」


「ブヒャ!」


「ジャップごときが!」


「このワシを倒せると思っておるのか!」


 ブキャナンは右手を振り上げる。


「全砲塔!」


「裏切り者ビリー・ザ・キッドをロックオン!」


「ファイアァァァ!」


 轟音。


 使用可能な十六門の砲塔が一斉に火を噴いた。


 十六発のアームストロング弾。


 夜空を切り裂き、一直線に迫る。


 ――その少し前…


 ビリーは荒い息を繰り返していた。


「ふー……。」


「ふー……。」


 右胸から血が流れ落ちる。


 珠・ア・プラーガ・ヴェルメーリャは涙を浮かべ、その背中を見つめる。


「ビリーさん……。」


 ビリーは静かに炉・ア・ガーラ・デ・フェーロの前へ歩み寄った。


 膝をつき、左手でガーラの身体を支え起こす。


「……この胸に刺さったスリケン…」


「まだ…動かせるか?」


 ガーラは苦しそうに笑う。


「動かせる……。」


「だが抜けば……お前は出血で死ぬ。」


 ビリーも笑った。


「このままでも……撃ち殺される…」


「だったら……賭けるしかねぇなぁ…」


 ガーラは静かにうなずく。


「そうだな…」


 覚悟は決まった。


 ガーラはスチーム十字手裏剣を握る。


「耐えろ。」


 一気に引き抜く。


 ビリーは歯を食いしばった。


「ぐっ……!」


 吹き出す血。


 だがガーラは迷わない。


 蒸気で赤熱させた十字手裏剣を傷口へ押し当てる。


 ジュッ――。


 蒸気が立ち上る。


 応急処置。


 最低限の止血。


 ビリーは荒い呼吸を整え、ゆっくりと立ち上がった。


「借りが…できたな…」


「戦友なら…お互い様だ…」


 ガーラも立ち上がる。


「今だけは……敵ではない…」


 二人は並んで巨大戦艦を見上げた。


「来るぞお!」


 ビリーが叫ぶ。


 十六発の砲弾が迫る。


 ビリーは両手でスチーム・リボルバーを構えた。


気功線!


ホーミング弾丸!


 十二連射!


 蒸気の軌跡が夜空へ駆け上がる!


 一方、ガーラは右腕を振り抜いた!


「スチーム十字手裏剣!」


「ホーミング投射!」


 ギャルルルルルルルルルルッ!


 白い蒸気が渦を巻く。


 十二発のホーミング弾が砲弾へ吸い込まれる。


 インターセプト!――空中爆発!


 夜空が白く染まる。


 しかし!


 四発が突破した!


「まだ来る!」


 ガーラの遠隔操作!



十字を指先で切る!



指先からのスチーム電波!



 十字手裏剣が閃く!


 一発!


 二発!


 三発!


 四発!


 すべて真っ二つ!


 爆炎が小倉の夜空を真昼のように照らした。


 全弾インターセプト!迎撃成功!


 静寂。


 そして。


 二人は同時に膝をつく。


「二回目は……。」


 ビリーが笑う。


「無理そうだな…」


 ガーラも笑った。


「ああ…」


「次は…誰かに任せよう…」


 二人は声を上げて笑った。




笑う!


笑う!



楽しそうに!



 死を覚悟した者だけが浮かべる、晴れやかな笑顔だった。


 その笑顔を見たプラーガは涙を流す。


「ありがとう……。」








 その瞬間。


 小倉城上空。


 シャドウ・ホーク《闇鷹》から補給を終えたデステロ隊、九機のスチーム・ファイターが一斉に急降下を開始した。


「全機!」


 鞍馬・デステロが叫ぶ。


「艦橋を叩け!」


 丸い導火線付きの蒸気爆弾が雨のように降り注ぐ。


 ――轟音。


 艦橋が爆炎に包まれた。


 装甲板が吹き飛ぶ。


「ブヒャアアア!」


 ブキャナンは衝撃で転がり、再び配管へ股間を激突。


「くそぉぉぉ!」


 鞍馬・デステロは燃え上がる艦橋を見据え、拳を握る。


「間に合えよ……デスペラード!」


 その声に応えるように。


 夜空を裂く一筋の蒸気。


 サイレントサンダー震電丸・空中強襲仕様。


 夜叉丸・デスペラードが、サスケハナへ向けて一直線に急降下を開始した――。




読んでくださり、ありがとうございます。


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悪い評価⭐︎であっても正直に感じた気持ちを残していただけると、


今後の作品作りの参考になりますので、よろしくお願いいたします。


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