『深淵からの革命:長州海軍×海援隊×大友忍軍潜水艦vs 幕府海軍・アメリカ連合艦隊』第十一章 「大友忍軍、長州上陸」 ――海が、時代を運んできた。
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『深淵からの革命:長州海軍×海援隊×大友忍軍潜水艦vs 幕府海軍・アメリカ連合艦隊』 第十一章
「大友忍軍、長州上陸」
――海が、時代を運んできた。
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■ 長州藩・三田尻港
朝霧。
瀬戸内海。
巨大な港に、長州兵達が集まっていた。
長州海軍の拠点――
三田尻港。
後に近代海軍基地へ発展する軍港である。
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沖合。
黒煙が見えた。
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「来たぞ!!」
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見張りが叫ぶ。
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長州兵達が海を見る。
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黒煙。
蒸気。
鉄。
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普通の和船ではない。
異様な船。
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船首に鉄板。
煙突。
回転式砲台。
西洋式蒸気機関。
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豊後国・乙原の里より来航した蒸気船――
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ワイル・ウエフ号
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港で待ち構える男。
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高杉晋作
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その隣には、
大村益次郎
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さらに、
桂小五郎
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長州海軍の主要艦長達も並んでいた。
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■ 長州海軍 指揮官達
州海軍 主力艦隊
■ 丙寅丸
指揮官:高杉晋作
長州海軍の象徴。
元は西洋式蒸気船。
高速航行が可能で、夜襲・奇襲戦術の中心となる旗艦。
船体は大型ではない。
だが――速い。
そして旋回性能が異常に高い。
高杉はこの艦を使い、
「止まっている大型艦を、小型高速艦で殺す」
という幕末では前代未聞の機動海戦を完成させた。
大島口夜襲の中心艦。
まさに革命の船。
■ 庚申丸
指揮官:平彦三
丙寅丸の片翼。
提督・平彦三は豪胆で知られ、
砲撃戦よりも「接近戦」を好む。
敵艦に横付けし、乗り込む。
海賊のような戦法で幕府海軍を混乱させた。
長州海軍の狂犬。
それが庚申丸だった。
■ 乙丑丸
指揮官:佐藤粂三郎
輸送・補給・砲撃支援を同時にこなす万能艦。
奇兵隊の兵員輸送にも使用され、
実戦経験が極めて豊富。
派手さはない。
だが、
「乙丑丸が沈めば長州軍は飢える」
と言われた生命線の艦。
■ 癸亥丸
指揮官:白井小源太
哨戒・封鎖・索敵任務を担当。
小型で隠密性能が高い。
夜の海を静かに移動し、
幕府軍の動向を探る。
高杉晋作は言った。
「癸亥丸なくして夜襲なし」
と。
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大村益次郎が呟く。
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「この四隻が長州海軍の牙だ……」
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■ ワイル・ウエフ号 入港
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蒸気音。
汽笛。
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シュウウウウウ……
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港へ横付けされる。
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タラップが下ろされる。
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最初に現れた男。
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坂本龍馬
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高杉晋作。
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「坂本君!!」
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龍馬。
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「高杉さん!!」
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二人が固く握手する。
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龍馬。
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「応援に来たぜよ!!」
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「見てくれ!!」
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ワイル・ウエフ号を指差す。
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「大友忍軍の技術を取り入れた蒸気船じゃ!!」
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そして甲板には――
巨大な砲。
アームストロング砲
後装式ライフル砲。
従来の前装砲とは違う。
後ろから装填する。
つまり――
圧倒的に速い。
さらに旋条によって砲弾が回転。
命中精度が異常に高い。
大村益次郎が絶句する。
「長州でも……苦労して購入したのだ!」
龍馬が笑う。
「大友忍軍に頼んで改造したぜよ!」
「しかも蒸気機関付きじゃ!」
さらに。
布で覆われた兵器。
その布が外される。
ガシャッ――
多銃身。
回転機構。
異形。
ガトリングガン
長州兵が息を呑む。
坂本龍馬
「こいつぁ“人間を刈る機械”じゃ」
「一分間に何百発も弾を吐く」
静まり返る港。
高杉晋作が呟く。
「長州が外国から購入したのに……豊後国で製造しているのか……」
大村益次郎は震えていた。
軍事の未来が、
目の前にある。
「アームストロング砲!!」
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「ガトリングガン!!」
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「蒸気機関!!」
「これは!全て!日ノ本で作られたものだ!」
兵士達がざわめく。
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大村益次郎が目を見開く。
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「これは……!」
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「西洋列強並みの製造技術ではないか!!」
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坂本龍馬
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「さらに――」
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「いろは丸も使うぜよ!」
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いろは丸
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桂小五郎。
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「海援隊の輸送能力が加われば……兵站が安定する」
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佐藤粂三郎も頷く。
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「補給線を維持できれば長期戦も可能です」
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■ 異様な護衛
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その時。
兵士達がざわつく。
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「なんだ……あの男……」
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編笠。
黒外套。
押し潰されるような殺気。
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カルヴァ。
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正体は、
岡田以蔵。
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だが死んだ事になっている。
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高杉晋作。
笑う。
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「その御仁……相変わらず恐ろしい気配ですねぇ……」
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龍馬。
冷や汗。
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「ワシの護衛じゃき!」
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カルヴァは黙ったまま。
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その隣。
美しい女性。
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おりょう。
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長州兵達。
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「おお……」
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「龍馬殿の嫁御か……」
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龍馬。
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「別府温泉で惚れ直したぜよ!」
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おりょう。
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「もう……龍馬さんったら」
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周囲が笑う。
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■ 大友忍軍 上陸
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そして…次々と降り立つ異形の忍達。
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■ 大友忍軍・幕末守護五人衆
最初に現れたのは――
雫・ア・アンジャ・グアルディアン
青い静寂。
黒髪。
濡れたような蒼い瞳。
全身を包む深紺の忍装束は、水面のように揺らめいて見える。
腰には細身の短刀。
足元は軽装。
その周囲だけ空気が静かだった。
彼女が歩くと、
甲板に落ちた水滴が逆流する。
長州藩士たちが凍りつく。
「海が……動いた……」
彼女は震電丸の“目”。
水流を読む存在。
潜水艦の未来そのものだった。
次に現れたのは――
珠・ア・プラーガ・ヴェルメーリャ
歩く厄災
赤。
ただ赤かった。
黒装束の隙間から覗く紅い瞳。
そして――
彼女の肩から腕にかけて、
無数の火蟻が蠢いていた。
兵士が一歩下がる。
「ひっ……!」
珠が微笑む。
すると蟻たちが一斉に静止した。
まるで軍隊。
群れが一つの意思で動いている。
高杉晋作が笑う。
「はは……これは恐ろしい」
桂小五郎ですら顔を引きつらせた。
朔太郎・オ・エスクード・デ・ペロ
巨体。
黒い外套。
背後には二百匹近い猿。
山岳戦用の忍。
索敵。
伝令。
奇襲。
山に入れば誰も彼を捕まえられない。
猿たちは人間のように整列し、
長州兵を見て威嚇する。
「うお……」
「猿が軍隊みたいに……」
鉄馬・フォイセ・デ・ブーメランギ
次の瞬間。
鎖が鳴った。
ジャラララララッ!!
現れた男は――怪物だった。
筋骨隆々。
巨大な鎖鎌ヌンチャクを背負う。
黒装束の上からでも分かる異常な筋肉。
その背後では紫電のような殺気が揺れている。
「敵陣破壊担当」
それだけで十分だった。
兵士たちは本能で理解した。
この男は、
正面突破する兵器だ。
そして最後に。
音もなく。
“黒”が現れた。
炉・ア・ガーラ・デ・フェーロ
静か。
細い。
感情が無い。
黒装束。
軽装。
刀は持たない。
拳に隠された十字手裏剣のみ。
だが。
彼が通り過ぎた瞬間。
港にいた野良犬が震えて逃げ出した。
誰も気配を感じられない。
なのに、
そこにいる。
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高杉晋作。
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「……これが」
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「大友忍軍か」
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坂本龍馬が笑う。
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「幕府も新選組も震え上がる連中ぜよ」
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■ 炉と龍馬
その時。
炉・ア・ガーラ・デ・フェーロが、
音もなく龍馬の背後へ立つ。
龍馬が笑う。
「炉、おまん怖すぎるぜよ……」
炉は無言。
ただ、
黒い瞳だけが海を見ていた。
その遥か沖。
まだ誰も知らない。
幕府海軍。
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■ そして――海の底
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沖合。
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海面が静かに揺れる。
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その下。
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震電丸サイレントサンダー
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静かなる雷。
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世界初の潜水艦が、
ゆっくりと長州へ近づいていた。
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そしてその先には――
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USSポーハタン
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黒船。
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日ノ本最大の海戦が、
始まろうとしていた。
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■ 第十一章 終
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■ 次章予告
「黒船襲来」
幕府艦隊。
アメリカ艦隊。
そして――
周防大島上陸作戦開始。
この技のリアルな動きはYouTubeで公開中!
「大友宗麟の忍者」
・「抜刀術」
・「手裏剣の有効性についての検証」
・「アニメーションで見る豊後国・乙原の里・隠れ里の説明」
・大友宗麟の忍者の末裔が現代のスポーツ・アーチェリーや陸上競技で応用
・居合術
・陸上競技ハードル走での忍術トレーニング
・陸上競技100メートル走での忍者ダッシュ!方法の説明!
などなど…
https://www.youtube.com/@%E5%BF%8D%E8%80%85%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%95%E3%82%93




