『深淵からの革命:長州海軍×海援隊×大友忍軍潜水艦vs 幕府海軍・アメリカ連合艦隊』第十章 「死神の狙撃兵」 ――将を撃て。軍は、それだけで崩れる。
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『深淵からの革命:長州海軍×海援隊×大友忍軍潜水艦vs 幕府海軍・アメリカ連合艦隊』
第十章
「死神の狙撃兵」
――将を撃て。軍は、それだけで崩れる。
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長州藩。
郊外の山中。
霧が立ち込める早朝。
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奇兵隊の中から選ばれた五十人が整列していた。
鎧兜に緑色のマント(背中にマントを装備する事でカモフラージュ効果を与える)
徹甲脚絆
全員、目つきが違う。
農民。
猟師。
山伏。
元足軽。
そして浪人。
共通しているのは――
「目が良い」こと。
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その前に立つ男。
黒外套。
黒マスク。
長身。
異様な殺気。
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鞍馬デストロ
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背中には細長い木箱。
静かに地面へ置く。
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ギィ……
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箱が開く。
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中に並んでいたのは――
長い銃。
だが普通ではない。
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スコープ付きスナイドル銃
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兵士達が息を呑む。
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「なんじゃ……あの筒は……」
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「望遠鏡……か?」
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鞍馬デストロ。
一本を持ち上げる。
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「これは“見る銃”だ」
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「遠くを見る」
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「敵を知る」
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「そして――」
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「殺す」
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静まり返る。
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■ 狙撃兵の条件
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鞍馬デストロ。
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「お前達は今日から“兵”ではない」
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「狩人だ」
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「将を狩る」
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高杉晋作が腕を組みながら見ている。
隣には大村益次郎。
桂小五郎。
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高杉晋作。
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「長距離狙撃兵……聞いたことがない…」
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「兵を殺すのでなく、頭を潰すか」
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鞍馬デストロ。
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「群れは頭を失うと止まる」
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「軍も同じだ」
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■ 地獄の第一訓練
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鞍馬デストロが命じる。
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「伏せろ」
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全員が伏せる。
鎧兜を被り最中に緑色のマントを広げてカモフラージュしている。
手足には徹甲脚絆。
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「息を静めろ…」
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沈黙。
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「今から一刻――」
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「動くな」
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兵士達がざわつく。
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「一刻!?」
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「無理じゃ!」
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鞍馬デストロ。
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「狙撃兵は岩になる」
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「虫に刺されても動くな」
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「汗が目に入っても動くな」
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「敵は“動いた奴”から殺す」
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地獄だった。
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夏。
汗。
蟻。
泥。
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だが動けない。
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一人が顔をかく。
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バン!!
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足元に弾丸。
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鞍馬デストロが撃った。
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「死んだぞ」
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兵士が青ざめる。
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■ 屋根上狙撃訓練
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数日後。
城下町。
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狙撃兵達は屋根の上に伏せていた。
まるで瓦の一部。
ゴム製の模擬弾を使用。
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望遠鏡を覗く。
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遠方。
人影。
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「距離――七百」
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「風、右」
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鞍馬デストロ。
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「撃つな」
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「待て」
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兵士。
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「なぜです!?」
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「当たります!」
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鞍馬デストロ。
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「敵将じゃない」
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「雑兵を撃っても意味は薄い」
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「狙うのは――」
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「命令している奴だ」
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その瞬間。
遠方。
馬上の武士。
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鞍馬デストロ。
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「あれだ」
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「撃て」
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ドン!!
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遠距離。
馬上武士の兜が吹き飛ぶ。
武士がびっくりした表情をしている。
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兵士達。
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「当たった!!」
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「七百メートルだぞ!?」
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高杉晋作が爆笑する。
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「はははは!!」
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「幕府軍が見たら腰抜かすぞ!!」
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■ “死神”の誕生
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その夜。
奇兵隊の間で噂が広がる。
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「屋根の上から将が死ぬ」
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「森の奥から撃たれる」
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「姿が見えん」
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「死神じゃ……」
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そして。
五十人の狙撃兵には新たな名が与えられた。
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“死神隊”
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長州最悪の暗殺部隊。
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■ 一方その頃――幕府軍
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江戸湾にて演習をしている。
巨大艦隊。
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黒煙。
鉄。
蒸気。
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幕府艦隊旗艦。
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富士山丸
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艦上。
幕臣達が話していた。
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「長州などすぐ潰れる」
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「農民兵ごとき敵ではない」
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「アメリカ艦隊も来る」
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「圧倒的戦力だ」
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誰も知らない。
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森の中。
屋根の上。
闇の中。
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“見えない死”が育っていることを。
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そして――
海の底では。
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震電丸
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静かなる雷が牙を研いでいた。
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■ 第十章 終
この技のリアルな動きはYouTubeで公開中!
「大友宗麟の忍者」
・「抜刀術」
・「手裏剣の有効性についての検証」
・「アニメーションで見る豊後国・乙原の里・隠れ里の説明」
・大友宗麟の忍者の末裔が現代のスポーツ・アーチェリーや陸上競技で応用
・居合術
・陸上競技ハードル走での忍術トレーニング
・陸上競技100メートル走での忍者ダッシュ!方法の説明!
などなど…
https://www.youtube.com/@%E5%BF%8D%E8%80%85%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%95%E3%82%93




