「四境戦争後の坂本龍馬!」 THE BATTLE ABOVE HAGI CASTLE ― IV ― 萩城上空・大口径砲決戦 ― 「200ミリ砲 VS 208ミリアームストロング砲!」
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『幕末!忍者スチーム・ワールド戦記!』
「四境戦争後の坂本龍馬!」
THE BATTLE ABOVE HAGI CASTLE ― IV
― 萩城上空・大口径砲決戦 ―
HMS EURYALUS VS SHADOW HAWK + WYLE UWEF
「200ミリ砲 VS 208ミリアームストロング砲!」
---
――萩城上空――
砲撃音が響き渡る中――
HMS **Euryalus**の艦橋。
アレクサンダー艦長は、シャドウ・ホーク闇鷹を睨みつけていた。
そして――
静かに口を開く。
「……出すか。」
副艦長が振り返る。
「艦長?」
アレクサンダー艦長。
「前部――」
「200ミリ砲!砲撃用意!」
「!!」
副艦長の表情が変わる。
「200ミリ砲……!」
「はい!」
---
――ユーライアラス内部――
艦長からの命令が一気に伝達される!
「前部200ミリ砲!」
「砲撃準備!」
「了解!」
「200ミリ砲、準備開始!」
「弾薬搬送!」
「砲門開放!」
船内が一気に慌ただしくなる。
巨大な砲弾が運ばれていく。
そして――
ガコン……!
ユーライアラス艦首。
船体の尖端に設けられた巨大な砲門が開く。
内部から姿を現したのは――
巨大な200ミリ砲。
ユーライアラスの、
奥の手。
---
――シャドウ・ホーク闇鷹・艦橋――
鞍馬・デステロ艦長代理が異変を察知する。
「……何だ?」
見張員が叫ぶ。
「艦長代理!」
「敵艦ユーライアラス!」
「艦首――」
「巨大砲、出現!」
鞍馬・デステロ。
「……厄介な。」
そして――
「奥の手を出してきたか!」
すぐに命令を返す。
「こちらも艦首砲!」
「208ミリアームストロング砲、砲撃用意!」
---
――シャドウ・ホーク内部――
「艦首208ミリ砲!」
「砲撃準備!」
「了解!」
船内が一気に動き始める。
砲弾が搬送される。
砲術員が照準装置を確認。
そして――
ガコンッ!
シャドウ・ホーク艦首の装甲扉が開く。
その奥から姿を現す――
208ミリアームストロング砲。
巨大。
圧倒的な存在感。
ユーライアラスの200ミリ砲と、
ほぼ互角の巨大砲だった。
---
――艦橋――
鞍馬・デステロが叫ぶ!
「スチーム・シールド!」
「艦首から船体中央まで最大出力!」
「シールド全開!」
「了解!」
シャドウ・ホーク前方に蒸気が噴き出す。
シュゥゥゥゥゥ――!
船体を包み込むように、
スチーム・シールドが最大出力で展開!
鞍馬・デステロ。
「強烈な砲撃が来るぞ!」
「各員、衝撃に備えろ!」
---
――HMS Euryalus――
アレクサンダー艦長の前にも報告が入る。
「艦長!」
「敵艦、艦首!」
「巨大砲――」
「出現しました!」
アレクサンダー艦長。
「……やはり。」
「考えることは同じか……。」
望遠鏡でシャドウ・ホークを確認する。
「208ミリ……。」
そして距離を確認。
「相対距離――」
「2000メートル。」
アレクサンダー艦長の表情が険しくなる。
「2000では……」
「避けられんか。」
---
――ワイル・ウエフ飛行船――
夜叉丸・デスペラード艦長が艦橋から前方を見る。
「……上が騒がしいな。」
巨大砲を確認。
「メインウェポンの撃ち合いになるぞ。」
「直撃なら――」
一瞬、沈黙。
「お互い……撃墜だ。」
そして夜叉丸は決断する。
「よし。」
「これより我が艦は――」
「シャドウ・ホークの援護を行う!」
伝達官。
「了解!」
夜叉丸。
「ユーライアラスの巨大砲を――」
「直撃させない!」
「我々は砲撃によって敵艦を圧迫する!」
「出来るだけ砲撃で――」
「ユーライアラスの照準を外せ!」
---
――攻撃室――
伝達管から命令が響く。
アサキ。
「了解!」
そして砲術班を見る。
「これより――」
「シャドウ・ホークの援護射撃を行う!」
砲術班員。
「了解!」
別の砲術員が笑う。
「ついでに――」
「落としてやろうぞ!」
「おおおお!」
「撃ちまくれ!」
砲術班が一斉に配置につく。
---
――長州側――
毛利敬親。
桂小五郎。
山県有朋。
前原一誠。
山田顕義。
伊藤博文。
井上馨。
広沢真臣。
品川弥二郎。
全員が言葉を失う。
目の前では、
200ミリ。
208ミリ。
という巨大砲が互いを狙っている。
桂小五郎。
「……あれが……。」
山県有朋。
「これほどの大砲を……空中で撃ち合うというのか。」
前原一誠。
「地上の砲撃戦とは、まるで違う……。」
毛利敬親も、ただ空を見上げる。
坂本龍馬は――
笑っていた。
「……。」
カルヴァが振り返る。
「龍馬。」
龍馬。
「面白くなってきたぜよ。」
---
――ワイル・ウエフ飛行船――
夜叉丸が高度計を見る。
「上昇する!」
「高度――」
100メートル。
さらに上昇。
200メートル。
300メートル。
500メートル。
そして――
800メートル。
ワイル・ウエフ飛行船は、
ユーライアラスと同じ空域へ向かって上昇していく。
---
――HMS Euryalus――
副艦長が叫ぶ。
「艦長!」
「左舷下に居た敵!」
「真下よりやや右舷につけて敵輸送船――!」
「上昇してきます!」
アレクサンダー艦長が見る。
「……!」
ワイル・ウエフ飛行船が上昇している。
しかし――
ユーライアラスの左舷直角砲塔は、
真下へ向けるための特殊砲座。
その砲塔では――
「艦長!」
「敵船が真下右舷側から上昇しています!」
「この角度では――」
「砲撃できません!」
アレクサンダー艦長。
「やはり……。」
そしてワイル・ウエフを見つめる。
「ただの輸送船ではなかったか。」
---
――ワイル・ウエフ飛行船――
突然――
ガコン!
上部の大きな破損箇所。
先ほどユーライアラスの砲撃で開いた穴。
そこから――
一人の影が飛び出す!
「影丸・インフェルノ!」
スチーム・ジャンパー起動!
シュゥゥゥゥゥ――!
白い蒸気を噴き出しながら、
影丸の身体が上空へ上昇する!
両肩には――
携帯式アームストロング砲。
左右一門ずつ。
合計二門。
長州側から、
「おおおおおお!」
「何じゃ、あれは!」
「人が空を飛んでいる!」
坂本龍馬も目を輝かせる。
「影丸殿!」
カルヴァ。
「また飛びよった!」
---
――影丸・インフェルノ――
スチーム・ジャンパーの蒸気を調整。
上昇。
旋回。
そして――
ユーライアラスを見据える。
「……ターゲット確認。」
両肩のアームストロング砲を構える。
---
――そして――
ワイル・ウエフ飛行船の格納ハッチ。
「次!」
スチーム・ファイター改が発進準備!
パイロットが座席につく。
その後部へ――
珠・ア・プラーガ・ヴェルメーリャ。
彼女は専用の虫籠を背負う。
「準備完了。」
パイロット。
「行きます!」
スチーム・ファイター改が、
ゴォォォォッ!
と加速!
---
――長州側――
毛利敬親。
桂小五郎。
山県有朋。
前原一誠。
山田顕義。
伊藤博文。
井上馨。
広沢真臣。
品川弥二郎。
坂本龍馬。
カルヴァ。
全員が空を見上げる。
そして――
「おおおおおおお!!!」
「また飛んだ!」
「STEAM・ジャンパー!」
「サスケハナを撃墜した――」
「STEAM・NINJAか!」
坂本龍馬の顔が輝く。
「そうじゃ!」
「これが――」
STEAM・NINJAぜよ!!
その直上では、
影丸・インフェルノ。
そしてその横を、
珠・ア・プラーガ・ヴェルメーリャを乗せたスチーム・ファイター改。
二つの蒸気の影が、
HMS Euryalusへ向かって飛んでいく。
そしてその上では――
200ミリ砲。
208ミリ砲。
二隻の巨大艦首砲が、
いよいよ互いを捉えようとしていた。
次回――
「200ミリ砲 VS 208ミリ砲!」
THE ULTIMATE GUNFIGHT ABOVE HAGI
― 萩城上空・大口径砲決戦 ―
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