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四境戦争後の坂本龍馬! THE SKY BATTLE OF HAGI ― 萩城上空・蒸気大決戦 ―

「いつも応援ありがとうございます!よりクオリティの高い物語をお届けするため、今後の更新ペースを【毎週 月・木・土の0:00】に変更させていただきます。引き続き、大友忍軍とスチームパンクな忍者の旅をお楽しみください!」


Xで毎日イラストを投稿しています。



幕末!忍者スチーム・ワールドの世界!


蒸気機関戦闘忍者飛行船!


サイレントサンダー震電丸!


震電丸の五影!


ビリー・ザ・キッド!


大友忍者!



https://x.com/sa104095


是非!


ご覧下さい!


ブックマーク・いいね・評価、励みになっております。




悪い評価⭐︎であっても正直に感じた気持ちを残していただけると、




今後の作品作りの参考になりますので、評価をよろしくお願いいたします。

『幕末!忍者スチーム・ワールド戦記!』


四境戦争後の坂本龍馬!


THE SKY BATTLE OF HAGI


― 萩城上空・蒸気大決戦 ―


HMS EURYALUS VS SHADOW HAWK + WYLE UWEF


「少女砲術長代理、空を撃つ!」



---


――萩城上空――


ドォォォォォン!!


ユーライアラスの左舷下部から放たれた砲弾が、萩の野山を揺るがす!


夜叉丸・デスペラードは艦橋から砲塔を見上げた。


「……まじか……。」


「砲塔が……」


「真下を向いている!」


巨大なアームストロング砲が、まるで大地を狙うかのように直角まで下がっている。


夜叉丸が苦笑する。


「面倒な装備を……」


「イギリスは作りやがったな!」


そして伝達管へ叫ぶ!


「各員に次ぐ!」


「敵艦は砲塔を直角に向けている!」


「集中弾が来る可能性が高い!」


「速度、最大出力!」


「ジグザグ飛行する!」



---


――各部署――


機関室


「了解!」


スチーム・バルーン・エンジンが唸る。


ゴォォォォォ……!!


コントロール室


「了解!」


操舵輪が回される。


そして――


夜叉丸。


「攻撃室!」


「あの左舷アームストロング砲を狙え!」



---


――攻撃室――


伝達管から命令が響く。


加藤アサキ。


「了解!」


彼女はすぐに測量望遠鏡へ向かう。


「敵砲塔……」


「見えた!」



---


――艦橋――


夜叉丸が操舵を握る。


「面舵!いっぱい!」


「右へ急旋回!」


ワイル・ウエフ飛行船が大きく右へ傾く!


ギギギギギ……!


船体全体が傾斜!


そして――


大きく旋回しながら、


Uターン!



---


――ユーライアラス――


アレクサンダー艦長。


「敵が旋回した!」


副艦長。


「こちらの左舷砲塔から逃げています!」


アレクサンダー。


「逃がすな!」


「左舷砲撃!」



---


――左舷直角砲塔――


巨大な砲身が真下を向く。


砲員。


「照準!」


「発射準備!」


そして――


「ファイア!!」


ドドドドドドォォォン!!!


複数の砲弾がワイル・ウエフ飛行船へ迫る!



---


夜叉丸。


「敵艦、発砲!」


「ジグザグ飛行!最大出力!」


機関室。


「了解!」


コントロール室。


「了解!」


ワイル・ウエフが右へ!


左へ!


再び右へ!


蛇行する!


その直後――


ドォォォン!!


ドォォォン!!


ドォォォン!!


砲弾が萩の野山へ着弾!


土煙が空高く舞い上がる。


その爆煙の中を――


ワイル・ウエフ飛行船が突き抜ける!



---


――攻撃室――


アサキが測量望遠鏡を覗く。


「……!」


「Uターンと蛇行飛行で――」


「敵艦との距離が近い!」


彼女は砲塔を見る。


「左舷4番から6番砲塔!」


「最大仰角!」


砲術班。


「了解!」


ガコン!


ガコン!


蒸気機構が唸り、アームストロング砲が上へ向かって動く。


しかし――


アサキの表情が変わった。


「……!」


「近い!」


「砲塔が敵艦に向いてない!」



---


坂本龍馬が振り返る。


「何じゃ?」


「じゃあ……」


「撃たれっぱなしか!?」


アサキは伝達管へ叫ぶ。


「艦長!」


「仰角が足りません!」


「船体を右に倒してください!速く!」



---


――艦橋――


夜叉丸。


「了解!」


「右傾斜!40度!」


「右へ倒せ!」



---


――ワイル・ウエフ――


船体が大きく傾く!


ゴゴゴゴゴ……!!


「うわぁぁ!」


桂小五郎が柱を掴む。


「これは……!」


長州藩主・毛利敬親も手すりを掴む。


「おおっ!」


そして重臣たちも――


木製の柱に固定された安全索を掴む!


前原一誠。


「殿! こちらへ!」


山県有朋。


「身体を固定してください!」


山田顕義。


「この傾き……凄まじい!」


井上馨。


「これが空中戦なのか……!」


伊藤博文も柱を握りしめる。


「地上戦とはまるで違う……!」



---


――攻撃室――


砲術班員たちも安全索で身体を固定。


しかし――


アサキは違った。


裸足になり、足元と柱をしっかり使って姿勢を安定させる。


測量望遠鏡から目を離さない。


「……。」


「もう少し……。」


「あと少し……。」


砲身が動く。


ガコン……!


「……届いた!」


アサキの目が輝く。


「仰角、確保!」



---


「ファイア!!!!」


ドドドォォォォン!!!


左舷4番!


5番!


6番!


三門のアームストロング砲が一斉発射!











桂小五郎は見た!


発砲炎が攻撃室を照らす!


その中心で――


アサキが叫んでいた!


「ファイアァァァァ!!」


桂小五郎は思った!



美しい!


と!


毛利敬親も思った!




我が命を救うために!



戦う!



少女が美しいと!



家臣にしたいと!




妾にしたいと!




---


――三発の砲弾――


一発目!


二発目!


三発目!


一直線に、


HMS Euryalusへ!



---


――HMS Euryalus――


アレクサンダー艦長。


「敵弾!」


副艦長。


「左舷アームストロング砲です!」


次の瞬間――


ドドドォォォォン!!!


三発が左舷アームストロング砲へ直撃!


左舷アームストロング砲の2機が大きく破損する。


見張員たちは衝撃で空中に投げ出され、砲兵たちも爆炎で粉々になる!




「うわぁぁぁ!」





「艦長!」


アレクサンダー艦長が手すりを掴む。


「左舷アームストロング砲の損害を確認!」



---


――ワイル・ウエフ・攻撃室――


アサキが望遠鏡から顔を上げる。


「…………。」


そして――


「全弾……命中!!!」


夜叉丸の声が伝達管から返る。


「よし!!」



---


――しかし――


右舷から突然――


ドォォォォン!!


シャドウ・ホーク闇鷹の砲撃!


ユーライアラスを挟んで、


三隻による砲撃戦がさらに激しくなる!


アレクサンダー艦長。


「右舷からも攻撃だと!?」


「シャドウ・ホークか!」


副艦長。


「はい!」


アレクサンダーは決断する。


「このままでは挟撃される!」




---


――HMS Euryalus・艦橋――


右舷からは――


シャドウ・ホーク闇鷹。


左舷からは――


ワイル・ウエフ飛行船。


相次ぐ被弾。


アレクサンダー艦長は歯を食いしばる。


「このままでは……挟撃される!」


副艦長。


「艦長、スチーム・ジェットの準備は完了しています!」


アレクサンダー艦長。


「……分かった。」


「だが――」


艦長は前方を睨む。


「まだ点火するな。」


「まだだ。」


「敵の動きを見極める。」


副艦長。


「了解!」



---


――HMS Euryalus・艦橋――


アレクサンダー艦長は空を見つめる。


右。


シャドウ・ホーク闇鷹。


左下。


ワイル・ウエフ飛行船。


そして――


「……まだだ。」


「もう一撃……。」


その視線の先には、


再び砲撃準備に入るワイル・ウエフ。


そして砲撃姿勢を取るシャドウ・ホーク。


アレクサンダー艦長。


「……来るぞ。」


拳を握る。


「スチーム・ジェットは――」


「最後の切り札だ。」



---


――ワイル・ウエフ飛行船――


攻撃室。


加藤アサキは再び測量望遠鏡を覗いている。


「……まだ終わってない。」


坂本龍馬が笑う。


「そうじゃ。」


カルヴァも前方を見る。


「次は何を仕掛けてくるかのう……。」


アサキは静かに答える。


「……分からない。」


しかし――


その目は、


すでに次の一撃を探していた。



---


――長州上空――


三隻の飛行船。


シャドウ・ホーク闇鷹。


ワイル・ウエフ飛行船。


HMS Euryalus。


砲煙が漂う空。


そしてユーライアラスの内部では――


スチーム・ジェットが、いつでも点火できる状態で待機していた。


まだ――


噴射していない。


だが次の瞬間、


アレクサンダー艦長が命令を下せば――


巨大な英国戦闘フリゲート飛行船が、


スチーム・ジェットで離脱できる!


---


――ワイル・ウエフ飛行船――


そのとき。


影丸・インフェルノが装備を確認していた。


背中には――


スチーム・ジャンパー。


そして両肩。


そこには、


携帯式アームストロング砲。


左右一門ずつ。


合計二門。


影丸。


「艦長。」


「準備完了。」


夜叉丸。


「よし!」


「影丸・インフェルノ!」


「出撃可能か!?」


「出撃可能です!」



---


――さらに――


「艦長!」


格納ハッチが開く。


そこから――


スチーム・ファイター改が姿を現す。


パイロットの後部座席へ、


珠・ア・プラーガ・ヴェルメーリャ。


専用の虫籠を携えている。


珠。


「準備できた。」


夜叉丸が頷く。


「よし!」


「珠・ア・プラーガ・ヴェルメーリャ!」


「火蟻部隊を使って――」


「敵艦の艦長を暗殺しろ!」


「影丸・インフェルノ!」


「敵艦の煙突を破壊しろ!」





そして夜叉丸は二人に伝達管で指示する!


「無理に敵艦へ乗り込む必要はない!」


「確実に敵の戦闘能力を削れ!」




影丸。


「了解!」




珠。


「了解!」


珠・ア・プラーガ・ヴェルメーリャがスチーム・ファイター改へ乗り込む。



---


――萩城上空――


長州藩主・毛利敬親。


そして桂小五郎。


山県有朋。


前原一誠。


山田顕義。


伊藤博文。


井上馨。


広沢真臣。


品川弥二郎。


さらに坂本龍馬とカルヴァ。


全員が、目の前の光景を見つめていた。


遠ざかっていくユーライアラス。


追撃するシャドウ・ホーク。


そして――


ワイル・ウエフから発進しようとする、


スチーム・ファイター改。


龍馬が呟く。


「……なんちゅう戦いじゃ。」


カルヴァ。


「龍馬。」


「これが……空の戦じゃ。」


そして龍馬は笑う。


「いや……。」


「まだ始まったばかりじゃ。」



---


――そして長州藩主たちは思った――


自分たちは、


安全索を握りしめ、


柱に身体を固定している。


その目の前で――


15歳の少女が、砲術を指揮している。


彼女は恐怖に立ちすくむのではない。


敵との距離を測り、


船体の角度を読み、


砲の仰角を計算し、


三発を命中させた。


毛利敬親が静かに呟く。


「……あの少女。」


桂小五郎も頷く。


「はい。」


山県有朋。


「恐るべき才能だ……。」


前原一誠。


「しかも本人は、その才能を自覚していない……。」


龍馬はアサキを見る。


そして――


「長州さん。」


「日本には……」


「まだ、こういう若者がおるぜよ。」


空では、


英国の戦闘フリゲート飛行船。


大友忍軍の駆逐艦飛行船。


そして、


龍馬が勝手に名付けた――


ワイル・ウエフ飛行船。


三隻の戦いが、


さらに激しくなっていく――。


TO BE CONTINUED――


THE SKY BATTLE OF HAGI


― 萩城上空・蒸気大決戦 ―


「少女砲術長代理、三発必中!」

読んでくださり、ありがとうございます。


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