THE BATTLE ABOVE HAGI CASTLE ― V ― 萩城上空・STEAM・NINJA迎撃戦 ― 「英国艦、恐るべき忍者を発見!」
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『幕末!忍者スチーム・ワールド戦記!』
THE BATTLE ABOVE HAGI CASTLE ― V
― 萩城上空・STEAM・NINJA迎撃戦 ―
「英国艦、恐るべき忍者を発見!」
---
――HMS Euryalus・艦橋――
巨大な200ミリ砲の照準作業が続いていた。
そのとき――
見張員が叫ぶ!
「副艦長!」
「真下です!」
「真下の輸送船から飛翔体!」
アレクサンダー艦長が振り返る。
「何だ!?」
副艦長。
「スチーム・モニターに映します!」
「写せ!」
---
――スチーム・モニター――
蒸気式映像装置が作動。
シュゥゥゥ……!
画面が明るくなる。
そして――
拡大。
さらに拡大。
映し出されたのは――
白い蒸気を噴き上げながら、
上空へ向かって飛翔する人影。
両肩には、
携帯式アームストロング砲。
副艦長が息を呑む。
「……人間……?」
アレクサンダー艦長がモニターを見る。
そして――
「!!」
顔色が変わる。
「まさか……。」
「そんな……。」
アレクサンダー艦長の脳裏に、
小倉口での戦闘報告が蘇る。
---
――英国情報局・極秘報告――
「日本には……」
「蒸気機関を利用して空を飛ぶ忍者が存在する。」
「大友忍軍。」
「その中でも――」
「特に危険な戦闘員がいる。」
「コードネーム――」
STEAM・NINJA。
---
アレクサンダー艦長。
「……情報局の報告は……」
「本当だったのか……。」
モニターに映る影丸。
スチーム・ジャンパーから、
白い蒸気が噴き出している。
アレクサンダー艦長。
「……あれは!」
「小倉口で――」
「USSサスケハナに乗り込み……」
「そして――」
「小倉城へ撃墜させた……STEAM・NINJAだ!!」
副艦長。
「では……!」
アレクサンダー艦長は即座に命令する。
「奴を――」
「絶対に近づけるな!!!」
---
――HMS Euryalus・全艦――
艦内に警報が鳴り響く!
ウゥゥゥゥゥ――!!
「対空戦闘配置!」
「STEAM・NINJA接近!」
「全砲員、配置につけ!」
---
――上部甲板――
対空砲が旋回する。
「散弾装填!」
「照準!」
「敵は小型!」
「散弾で迎撃する!」
---
――下部甲板――
ライフル兵たちが一斉に配置につく。
「ライフル準備!」
「空を見ろ!」
「蒸気の軌跡を探せ!」
---
――上部甲板――
別のライフル兵。
「いたぞ!」
「上だ!」
「STEAM・NINJAだ!」
ライフルが次々と構えられる。
---
――艦橋――
アレクサンダー艦長。
「全ライフル兵!」
「上下の甲板から迎撃しろ!」
「絶対に艦へ接近させるな!」
「対空砲!」
「散弾を撃ち続けろ!」
副艦長。
「了解!」
---
――上空――
影丸・インフェルノは、
無数の砲口が自分へ向けられていることを察知する。
スチーム・ジャンパーの蒸気を調整。
身体をひねる。
その瞬間――
ドォン!
対空砲が火を吹く!
散弾が上空へ飛び散る!
影丸が急上昇。
そして――
急旋回。
散弾をかわす。
その姿を見た英国兵が叫ぶ。
「速い!」
「奴は普通の兵士じゃない!」
影丸は両肩のアームストロング砲を確認する。
そして静かに――
HMS Euryalusを見据える。
---
一方その頃。
ワイル・ウエフ飛行船から発進した、
珠・ア・プラーガ・ヴェルメーリャを乗せたスチーム・ファイター改も、
別方向からユーライアラスへ接近していた。
英国兵たちは、
まだ気づいていない。
---
空には――
STEAM・NINJA。
その下には――
HMS Euryalus。
さらに別方向から――
プラーガのスチーム・ファイター改。
そして遠方では――
シャドウ・ホーク闇鷹の208ミリアームストロング砲が待機している。
巨大な空中戦艦は、
今――
四方向から迫る脅威にさらされていた。
「STEAM・NINJAを撃ち落とせ!!」
しかし――
英国兵たちはまだ知らない。
本当の攻撃は、これから始まる。
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