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イギリス・戦闘フリゲート飛行船・HMS Euryalus VSシャドウ・ホーク闇鷹長州上空での大決戦!

「いつも応援ありがとうございます!よりクオリティの高い物語をお届けするため、今後の更新ペースを【毎週 月・木・土の0:00】に変更させていただきます。引き続き、大友忍軍とスチームパンクな忍者の旅をお楽しみください!」


Xで毎日イラストを投稿しています。



幕末!忍者スチーム・ワールドの世界!


蒸気機関戦闘忍者飛行船!


サイレントサンダー震電丸!


震電丸の五影!


ビリー・ザ・キッド!


大友忍者!



https://x.com/sa104095


是非!


ご覧下さい!


ブックマーク・いいね・評価、励みになっております。




悪い評価⭐︎であっても正直に感じた気持ちを残していただけると、




今後の作品作りの参考になりますので、評価をよろしくお願いいたします。



『幕末!忍者スチーム・ワールド戦記!』


「四境戦争後の坂本龍馬!」


イギリス・戦闘フリゲート飛行船・HMS EuryalusVSシャドウ・ホーク闇鷹! 長州萩城上空での大決戦!


British Battle Frigate Airship HMS Euryalus in Aerial Combat Over Choshu


---


――長州上空――


轟音が、萩の空を支配していた。


巨大な蒸気飛行船。


英国旗をはためかせる、その船体には――


HMS Euryalus


の文字。


日本名――


「ユーライアラス」


イギリス海軍の戦闘フリゲート飛行船。


木造船体。


その外側には、鉄ではなく特殊なコンクリートによる分厚い部分装甲。


そして何本もの巨大な煙突から、黒煙と蒸気が噴き上がっている。


その艦橋。


ジョン・ホブハウス・イングリス・アレクサンダー艦長は、眼下の長州を睨んでいた。


しかし――


その表情には、明らかな苦悶が浮かんでいる。


「くっ……!」


艦橋の窓から空を見る。


周囲を飛び回っているのは――


スチーム・ファイター改。


一機。


二機。


十機。


さらに後方から続々と編隊が接近してくる。


「何だ……あの小型機は!」


副官が叫ぶ。


「大友忍軍の小型戦闘飛行船です!」


アレクサンダー艦長が歯を食いしばる。


「我々の砲撃が……当たらん!」


---


――スチーム・ファイター改――


ヒュンッ!


一機がユーライアラスの下を通過。


続いて二機が左右から挟み込む。


そして――


ダダダダダダダダッ!


ガトリングガンが火を吹いた。


弾丸がユーライアラスの船体へ集中する。


ガガガガガガッ!


「被弾!」


「左舷船体、攻撃を受けています!」


アレクサンダー艦長が振り返る。


「損傷は!?」


「コンクリート装甲表面が削られています!」


「貫通は!?」


「ありません!」


アレクサンダー艦長は、わずかに息を吐いた。


「……そうか。」


ユーライアラスの特殊装甲。


木造船体の外側に、分厚いコンクリートを施した防御構造。


ガトリングガンの攻撃によって表面は削られていく。


しかし――


貫通しない。


「コンクリート装甲は健在です!」


副官が叫ぶ。


アレクサンダー艦長が船体を見る。


「ならば、まだ戦える!」


だが――


その表情は険しい。


「……しかし重い。」


ユーライアラスは巨大な装甲を持つ代償として、飛行船としての速度が遅い。


「敵機を振り切れん……!」


---


――アームストロング砲、迎撃!――


「砲術班!」


「はい!」


「敵の小型機を狙え!」


「了解!」


ユーライアラスの16門の砲が旋回する。


ゴゴゴゴゴ……!


照準。


スチーム・ファイター改が高速で接近。


「撃て!」


ドォォォォン!


砲弾が飛ぶ。


しかし――


ヒュンッ!


スチーム・ファイター改が急旋回。


砲弾は空を切る。


「外れた!」


「次弾!」


ドォン!


また外れる。


「まただ!」


アレクサンダー艦長が叫ぶ。


「小型機の動きを読め!」


しかしスチーム・ファイター改は、まるで空を舞う鳥のように上下左右へ機体を振る。


---


――ユーライアラス艦橋――


「艦長!」


「何だ!」


「敵機、さらに接近!」


アレクサンダー艦長は決断した。


「上下甲板の乗員に命令!」


「ライフルを使え!」


「接近する小型飛行船を迎撃しろ!」


「了解!」


---


――上甲板・下甲板――


「敵機接近!」


英国海兵隊員たちがライフルを構える。


「撃て!」


バン! バン! バン!


しかし――


スチーム・ファイター改は急旋回。


弾丸は空を通り過ぎる。


「当たらん!」


「もう一度!」


バン! バン!


やはり当たらない。


小型機はさらに上昇。


そして一気に降下する。


「来るぞ!」


ダダダダダッ!


ガトリングガンの連射。


ユーライアラスのコンクリート装甲が削られる。


「うわっ!」


「船体表面、損傷!」


しかし――


貫通しない。


---


――一方、大友忍軍――


そのころ。


ユーライアラスより上空。


一隻の戦闘飛行船が静かに浮かんでいた。


駆逐艦デストロイヤーシャドウ・ホーク――闇鷹。


艦橋。


艦長代理――


鞍馬・デステロ。


彼はスチーム測量機を確認する。


「敵艦の高度……。」


「距離は?」


測定員が叫ぶ。


「5000!」


鞍馬・デステロは頷く。


「まだだ。」


スチーム測量機が蒸気音を響かせながら距離を測定する。


「4500!」


「まだだ。」


「4000!」


「まだ!」


「3000!」


鞍馬・デステロが立ち上がる。


「サスケハナ戦では――」


「距離800メートル。」


「それが我々の必中距離だった。」


そしてスチーム測量機を見る。


「だが――」


「今回は違う。」


「敵艦より上空から測量できる。」


「スチーム測量機による立体測距。」


「敵との距離だけじゃない。」


「高度差、風向、飛行速度まで計算できる。」


測定員が叫ぶ。


「距離2500!」


鞍馬・デステロが口元を上げる。


「よし。」


「距離2000で砲撃!」


砲術班が一斉に動く。


「了解!」


「全砲門、砲撃準備!」


---


――その時、地上――


萩城。


大友忍軍の施設。


巨大な格納庫が開く。


中から姿を現したのは――


台湾航路用・木造輸送飛行船。


本来は外国との貿易に使うための輸送飛行船。


しかし――


今回は違う。


船体には密かに改造された武装。


そして内部には、大友忍軍の精鋭たち。


艦長を務めるのは――


夜叉丸・デスペラード。


夜叉丸は艦橋へ乗り込む。


「出撃用意!」


乗員たちが一斉に動く。


「了解!」


---


――機関室――


影丸・インフェルノは、スチーム・ジャンパーを一つずつ確認していた。


「蒸気圧、正常。」


「噴射ノズル、正常。」


「固定具、問題なし。」


最後の一機を確認。


「よし。」


---


――船内・武装準備室――


珠・ア・プラーガ・ヴェルメーリャは、専用の虫籠を確認していた。


中には――


大量の火蟻。


珠は静かに微笑む。


「……準備できた。」


虫籠を大切に固定する。


「出番が来るかもしれないね。」


---


――萩城・格納庫前――


そこへ長州側の重臣たちが駆け込んできた。


桂小五郎が巨大な木造輸送飛行船を見る。


「……これで出撃するのか?」


夜叉丸・デスペラードが振り返る。


「はい。」


桂の目が輝く。


「ならば――」


「僕も乗せてくれ!」


夜叉丸が驚く。


「桂さんが?」


「戦いを、この目で見たい!」


その後ろから――


「私も乗せてくれ!」


声を上げたのは、


井上馨。


伊藤博文も続く。


「私もだ!」


前原一誠も腕を組む。


「長州の空で何が起きているのか、見届けたい。」


山県有朋も頷く。


「我々が知らなかった戦場だ。」


山田顕義も続く。


「ならば、直接見るべきでしょう。」


品川弥二郎も叫ぶ。


「私も行きます!」


広沢真臣も静かに手を挙げる。


「私も同行しましょう。」


そして――


毛利敬親も姿を現した。


「長州の空で起きている戦いならば――」


「藩主として、見届けねばならぬ。」


桂が振り返る。


「殿まで!?」


毛利敬親は微笑む。


「長州の未来が懸かっているのだ。」


---


――坂本龍馬――


その横から龍馬が歩いてくる。


「ほいたら――」


全員が振り返る。


龍馬は笑う。


「ワシものるがじゃ!」


「飛行船で空戦じゃあ!」


カルヴァ――岡田以蔵がすぐに龍馬の肩を掴む。


「龍馬!」


「おまんは安全な場所におらんといかんぜよ!」


龍馬が笑う。


「カルヴァ!」


「そう言いながら、おまんも乗るんじゃろ?」


カルヴァは一瞬黙る。


そして――


「……当たり前ぜよ。」


そのまま飛行船へ乗り込む。


「龍馬を一人で行かせるわけにはいかんき。」


---


――台湾航路用・木造輸送飛行船――


船内は、輸送船とは思えないほどの装備で満たされていた。


蒸気機関。


武装。


弾薬庫。


通信設備。


そして――


液体高濃度スチーム・ガスを保管する大型ボンベ群。


この木造輸送飛行船の浮力を担うのは、スチーム・コアではない。


船体内部のボンベに保管された液体高濃度スチーム・ガスである。


高度を上げる時には、ボンベからスチーム・ガスを浮力袋へ補充する。


高度を下げる時には、浮力袋内のスチーム・ガスを再びボンベへ戻す。


この循環式の浮力調整機構によって、必要な高度を自在に保ち、スチーム・コアを使わずに大量の木造輸送飛行船を製造することが可能となっていた。


一方、推進力を生み出すのは、左右前後に配置されたプロペラである。


各プロペラは、石炭を燃料とする蒸気機関エンジンによって回転し、飛行船を前後左右へ推進させる。


夜叉丸・デスペラードが艦橋へ入る。


「全員、配置につけ!」


「了解!」


夜叉丸は機関室へ通信する。


「機関長!」


『はい!』


「左右前後、全プロペラの蒸気機関エンジンを始動!」


『了解!』


ゴォォォォォォ……!


石炭を燃やす蒸気機関が唸り始める。


左右前後のプロペラが回転し、船体が振動する。


---


――砲術室――


夜叉丸が通信する。


「砲術長!」


加藤 智が振り返る。


「はい!」


「浮き上がると同時に砲撃戦が始まるぞ!」


加藤智は頷く。


「了解!」


「一番から六番砲塔!」


「砲撃戦用意!」


「了解!」


砲員たちが一斉に動く。


「一番砲塔、準備完了!」


「二番、完了!」


「三番、完了!」


「四番、完了!」


「五番、完了!」


「六番、完了!」


---


――砲術長補佐――


その隣で忙しく動いている少女がいた。


加藤アサキ。


加藤智の娘。


15歳。


豊後藩の実用的な和服を着ており、太腿までの長さに仕立てられている。


小さな顔に大きな目を輝かせ、長い髪をポニーテールにまとめながら、砲術設備を確認していく。


「一番砲塔、装填確認!」


「二番砲塔、照準装置確認!」


「三番砲塔、問題ありません!」


父・加藤智が振り返る。


「アサキ!」


「はい!」


「敵艦の位置を常に確認しろ!」


「了解!」


アサキは望遠照準器を覗く。


遠くに見える巨大な英国飛行船。


「……見えます。」


「HMSユーライアラス。」


その大きな目に、戦場の緊張が宿る。


「大きい……。」


加藤智が言う。


「だからこそ、こちらも冷静に戦う。」


「はい!」


---


――離床開始――


夜叉丸・デスペラードが艦橋から叫ぶ。


「全員、つかまれ!」


「浮上するぞ!」


機関長が叫ぶ。


「浮力調整、開始!」


「スチーム・ガスを浮力袋へ補充!」


シューッ! ゴォォォォォォォォォ!!!


ボンベから液体高濃度スチーム・ガスが浮力袋へ送られる。


同時に、左右前後のプロペラが石炭蒸気機関エンジンによって力強く回転する。


船体が――


ゆっくりと浮き上がる。


「浮上!」


「高度10!」


「高度20!」


長州藩士たちは窓から外を見る。


萩の町が、少しずつ下へ遠ざかっていく。


桂小五郎は言葉を失った。


「……これが、空なのか。」


井上馨も目を見開く。


「地上から見るのとは、まったく違う……。」


伊藤博文は興奮した様子で外を見つめる。


「これがSTEAM技術……。」


山県有朋は遠くを見た。


その先には――


空中で激しく交戦する、


HMS Euryalus。


そして――


その周囲を飛び回る、


スチーム・ファイター改。


さらに上空には、


シャドウ・ホーク――闇鷹。


龍馬は窓を開け、風を受けながら叫ぶ。


「うおおおおお!」


「空から見る戦は、すごいぜよ!」


カルヴァが龍馬の背後から叫ぶ。


「龍馬!」


「落ちるなよ!」


龍馬が笑う。


「分かっちゅう!」


そして――


台湾航路用木造輸送飛行船は、


長州の重臣たちと坂本龍馬、カルヴァを乗せて、


ゆっくりと――


しかし確実に、


戦場となった長州の空へ上昇していった。


その先には――


苦悶の表情を浮かべるアレクサンダー艦長と、


無数のスチーム・ファイター改が交戦する、


HMS Euryalus――ユーライアラス。


そして鞍馬・デステロ率いるシャドウ・ホークの砲撃準備。


距離――


2500メートル。


2000メートルまで、あと少し。


長州の重臣たちは、まだ知らなかった。


この空戦が――


長州の未来を決める、


大きな転換点になることを。


――つづく――

読んでくださり、ありがとうございます。


よろしければ、ブックマーク・いいね・評価、お願い致します。



そして、よろしければ感想を聞かせてください。


感想を一人でも聞かせて頂きたいと思っています。


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