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『幕末!忍者スチーム・ワールド戦記!』 After the Four-Border War: Ryoma Sakamoto’s Flight to Satsuma

「いつも応援ありがとうございます!よりクオリティの高い物語をお届けするため、今後の更新ペースを【毎週 月・木・土の0:00】に変更させていただきます。引き続き、大友忍軍とスチームパンクな忍者の旅をお楽しみください!」


Xで毎日イラストを投稿しています。



幕末!忍者スチーム・ワールドの世界!


蒸気機関戦闘忍者飛行船!


サイレントサンダー震電丸!


震電丸の五影!


ビリー・ザ・キッド!


大友忍者!



https://x.com/sa104095


是非!


ご覧下さい!




『幕末!忍者スチーム・ワールド戦記!』



After the Four-Border War: Ryoma Sakamoto’s Flight to Satsuma


― The Wooden Steam Transport Airship ―


---


――豊後藩・蒸気飛行船発着場――


四境戦争が終わった。


長州と幕府の戦いは、ひとつの大きな転換点を迎えていた。


だが――


坂本龍馬は、戦争が終わった空を見上げていた。


その視線の先にあったのは――


巨大な木造飛行船。


船体は木材を中心に造られ、内部には蒸気機関。


船体後部には巨大な蒸気推進機関。


そして左右には、安定翼と操舵装置。


その名は――


「木造輸送飛行船」


豊後藩が開発した、新たな空の輸送手段である。


龍馬の横には、


カルヴァ(岡田以蔵)。


夜叉丸・デスペラード。


珠・ア・プラーガ・ヴェルメーリャ。


そして――


STEAM・テクノロジー開発者、


影丸・インフェルノ。


---


影丸・インフェルノ


「龍馬殿。


準備は整いました。


薩摩まで、この飛行船で向かいます。」


龍馬は飛行船を見上げる。


「こいつが……空を飛ぶんか!」


影丸が微笑む。


「ええ。


蒸気機関によって推進し、空を進みます。」


龍馬の目が輝いた。


「こりゃあ面白い!」


---


――飛行船・コクピット――


龍馬はコクピットへ乗り込む。


目の前には、


蒸気圧計。


高度計。


方位計。


操舵輪。


そして複雑なSTEAM機器。


龍馬は操舵輪を握った。


「影丸殿!」


「はい。」


「ちくと操縦させてくれ!」


「……え?」


影丸が驚く。


龍馬は満面の笑顔。


「ちくとだけじゃ!」


影丸はため息をつきながら操縦席を譲る。


「……くれぐれも無茶はしないでください。」


龍馬、


操舵輪を握る。


「おー!」


飛行船が雲の上へ上昇する。


眼下には豊後の大地。


山々。


町。


そして――


別府湾。


龍馬は大喜びする。


「おおおお!」


「空を!」


「空を自由に飛んでおる!」


カルヴァが後ろから冷静に見る。


「……龍馬。」


「なんじゃ?」


「操縦に夢中になりすぎんでください。」


龍馬は笑う。


「分かっちゅう!」


夜叉丸・デスペラードも笑う。


「坂本殿は、本当に空がお好きですな。」


珠・ア・プラーガ・ヴェルメーリャは窓の外を眺める。


「空から見る世界……綺麗。」


そして影丸。


「この技術が、これからの日本を変えるかもしれません。」


---


――薩摩へ――


木造輸送飛行船は、


蒸気を噴き上げながら西へ進む。


海を越え――


山を越え――


地上を走る船とは比較にならない速度で進んでいく。


そして――


薩摩藩。


あっという間に到着した。


---


――薩摩藩・蒸気飛行船発着場――


「来たぞ!」


薩摩藩士たちが空を見上げる。


巨大な木造飛行船が、ゆっくりと降下してくる。


その下には――


薩摩藩の重臣たちが待っていた。


西郷隆盛。


大久保利通。


小松帯刀。


三人は空から降りてくる飛行船を見上げる。


大久保が呟く。


「……豊後のSTEAM技術。」


小松も頷く。


「すでに豊後藩から連絡は受けています。」


薩摩藩、長州藩、京、江戸などには、すでに豊後藩から供与された新兵器が存在していた。


その名は――


「STEAM・モールス信号送受信機」


蒸気機関を利用した通信装置。


遠く離れた藩同士でも、瞬時に情報を送ることができる。


今回の龍馬たちの来訪も――


すでに豊後藩から薩摩へ伝えられていた。


---


――飛行船から降りる龍馬たち――


タラップが降ろされる。


最初に降りたのは――


坂本龍馬。


その後ろから、


カルヴァ(岡田以蔵)。


夜叉丸・デスペラード。


珠・ア・プラーガ・ヴェルメーリャ。


影丸・インフェルノ。


薩摩藩士たちから歓声が上がる。


「坂本龍馬だ!」


「豊後から空を飛んできたのか!」


「なんというSTEAM技術だ……!」


西郷が龍馬へ歩み寄る。


「坂本さん。」


龍馬は笑う。


「西郷さん!」


二人は固く握手する。


---


――STEAM技術者、影丸・インフェルノ――


西郷が影丸を見る。


「こちらが……」


龍馬が紹介する。


「この男が、豊後藩のSTEAM・テクノロジーを生み出しちょる。」


影丸が一礼。


「影丸・インフェルノと申します。」


大久保は興味深そうに影丸を見る。


「蒸気で空を飛ぶ船まで作るとは……。」


「まだ始まりに過ぎません。」


影丸は答える。


---


――近代戦闘練兵の男――


続いて夜叉丸・デスペラード。


彼はこれまで薩摩藩士たちに、


近代戦闘を想定した練兵


を行っていた。


「夜叉丸殿!」


薩摩藩士たちが声を上げる。


夜叉丸は笑う。


「久しぶりですな。」


薩摩藩士たちも歓迎する。


「またご指導願いたい!」


「いつでも。」


---


――珠・ア・プラーガ・ヴェルメーリャ――


その時――


プラーガが静かに手を上げる。


すると、


背中の 「蟲篭十字」から――


無数の赤い影が現れる。


ザワ……


ザワザワ……


一万匹の火蟻。


薩摩藩士たちが驚く。


「な、なんだ!?」


珠は落ち着いている。


「大丈夫。」


火蟻たちは薩摩の周囲へ広がっていく。


そして珠は目を閉じる。


彼女は火蟻たちを通じて、


周囲から伝わる危険な気配を探る。


それは――


殺意を感じ取る巨大なレーダー。


珠は静かに告げる。


「……今のところ、敵意はない。」


西郷は目を丸くする。


「こりゃあ……忍の力か。」


龍馬が笑う。


「そういうことじゃ。」


---


――坂本龍馬、薩摩へ提案する――


その夜。


薩摩藩の会議室。


西郷隆盛。


大久保利通。


小松帯刀。


そして薩摩藩士たち。


その中央に――


坂本龍馬。


後ろには、


カルヴァ(岡田以蔵)。


龍馬から一歩も離れない。


完全なボディーガードである。


龍馬は一枚の書状を取り出した。


「まず……これを見てもらいたい。」


西郷が受け取る。


そこに書かれていたのは――


高杉晋作の書状。


長州は――


この先も薩摩と協力する。


そして日本を変えるために力を合わせる。


西郷は静かに書状を読む。


続いて龍馬はもう一通の書状を取り出した。


「そして、もう一つ。」


それは――


聖痕のジャガス鬼姫からの書状。


内容は明確だった。


もし薩長が同じ方向へ進むなら――


大友忍軍は、


薩長同盟軍の空中護衛部隊


を編成する。


さらに――


忍者戦闘飛行船。


そして、


アームストロング砲を搭載した簡易戦闘飛行船。


その数――


30艘。


薩摩藩士たちがざわめく。


「三十艘だと……!」


「空から戦えるのか……!」


龍馬は頷く。


「そうじゃ。」


---


――そして龍馬が告げる――


龍馬は薩摩藩士たちを見渡す。


「じゃが――」


「わしが今日ここへ来た理由は……」


「戦争をするためじゃない。」


室内が静まり返る。


「日本を守るためじゃ。」


薩摩藩士の一人が叫ぶ。


「しかし!」


「幕府を倒さねばならん!」


別の藩士も続く。


「戦うべきだ!」


「ここまで来て、戦わずに終われるか!」


室内に戦意が広がる。


龍馬は黙って聞いていた。


そして――


静かに口を開く。


「……分かっちゅう。」


「みんな、戦いたいんじゃろう。」


龍馬は窓の外を見る。


「じゃがな。」


「もし日本が戦争で弱りきったら――」


一同が黙る。


龍馬は続ける。


「外国勢力が、その隙を狙う。」


「日本の中で薩摩と長州と幕府が血を流し続けたら……」


「その間に外国が日本へ手を伸ばしてくる。」


大久保が鋭い目を向ける。


龍馬は拳を握る。


「日本人同士で戦い続けて、日本そのものが弱くなったら……」


「勝っても負けても――」


「日本がなくなる。」


沈黙。


龍馬の声が響く。


「だから――」


「戦わずに、幕府を終わらせる道を探すんじゃ。」


西郷はじっと龍馬を見る。


そして龍馬は――


はっきりと言った。


「江戸を、戦火に包ませない。」


「無血で、新しい日本を作る。」


その瞬間――


薩摩藩の歴史が、


大きく動き始めた。

読んでくださり、ありがとうございます。


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そして、よろしければ感想を聞かせてください。


感想を一人でも聞かせて頂きたいと思っています。


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