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After the Four-Border War: Ryoma Takes Action 四境戦争後の坂本龍馬! ― The Bloodless Revolution ― 「坂本龍馬、動く!」

※史実の人物・情勢を土台にした、この作品独自のスチームパンク世界線として構成します。史実の府内藩主は**松平近説まつだいら・ちかよし**で、幕末には若年寄を務め、府内藩では彼の不在中に代理を置いて勤王方針を決めた記録があります。

After the Four-Border War: Ryoma Takes Action


四境戦争後の坂本龍馬!


― The Bloodless Revolution ―


「坂本龍馬、動く!」

---


第一幕――坂本龍馬、動く!


吉祥寺。


高杉晋作の療養は順調だった。


以前のような喀血もなく、顔色も良い。


その高杉のもとへ、坂本龍馬がやって来た。


その隣には――


聖痕のジャガス鬼姫。


龍馬は高杉の前に座る。


坂本龍馬


「高杉さん。」


「わしは、決めたぜよ。」


高杉が顔を上げる。


高杉晋作


「何をです?」


龍馬は真剣な顔になる。


坂本龍馬


「薩摩と長州を回る。」


「そして、武力倒幕ではなく――」


「無血開城を説得する。」


高杉の目が見開かれる。


高杉晋作


「……坂本くん。」


龍馬は立ち上がった。


坂本龍馬


「薩長同盟をまとめた時も、わしが動いた。」


「なら、この話も――」


「わし自身が行きたい。」


高杉晋作


「……強い希望ですな。」


坂本龍馬


「そうぜよ!」



---


第二幕――龍馬の作戦


龍馬は机の上に日本地図を広げた。


坂本龍馬


「薩摩も長州も、幕府を倒したい。」


「じゃが、日本人同士が大戦争をすれば――。」


「勝っても日本は傷つく。」


鬼姫が続ける。


聖痕のジャガス鬼姫


「その隙を外国勢力に利用される可能性もあります。」


龍馬は江戸を指す。


坂本龍馬


「そこで――。」


「薩摩と長州が主体となって幕府へ倒幕の意思を伝える。」


「軍勢は江戸近くまで進む。」


「しかし、目的は江戸を焼くことではない。」


「幕府に、新しい時代の到来を理解させること。」


そして龍馬は空を指差す。


坂本龍馬


「その行軍を、大友忍軍が護衛する。」


「空には忍者戦闘飛行船。」


「そして木造輸送飛行船の大部隊。」


「江戸の空に、大友忍軍の力を見せる。」


高杉が静かに頷く。


高杉晋作


「戦うためではなく――。」


「戦わずに済ませるための力。」


坂本龍馬


「その通りぜよ!」



---


第三幕――木造輸送飛行船を貸してくれ!


龍馬は鬼姫に向き直った。


坂本龍馬


「鬼姫殿。」


「頼みがある。」


聖痕のジャガス鬼姫


「何でしょう?」


坂本龍馬


「木造輸送飛行船を一隻、貸してほしい。」


「薩摩へ行く。」


「長州へ行く。」


「土佐へ行く。」


「大名や重臣に、わし自身が話をする。」


龍馬の目は真剣だった。


坂本龍馬


「この国の未来を決める話じゃ。」


鬼姫はしばらく龍馬を見る。


そして――。


聖痕のジャガス鬼姫


「……分かりました。」


「貸しましょう。」


龍馬が笑う。


坂本龍馬


「ありがとうぜよ!」



---


第四幕――旅立ちの夜


出発前。


龍馬は妻のおりょうと静かに別れを惜しんだ。


長い旅になる。


おりょうは龍馬の手を握る。


おりょう


「必ず帰ってきてください。」


坂本龍馬


「もちろんぜよ。」


「新しい日本を作って――。」


「また一緒に別府を歩くぜよ。」


二人は静かに抱き合った。


そして龍馬は、翌朝――。


大友忍軍のもとへ向かった。



---


第五幕――別府・大友忍軍の大宴会!


「龍馬を送り出すぞ!」


「おおおおおっ!!」


温泉街では大宴会。


料理。


湯気。


笑い声。


音楽。


大友忍軍が龍馬を囲む。


炉・ア・ガーラ・デ・フェーロ


「坂本さんなら説得できますよ!」


鉄馬・フォイセ・ブーメランギ


「薩摩も長州も土佐も、龍馬なら聞いてくれる!」


カルヴァ(岡田以蔵)


「俺も護衛するぜよ。」


夜叉丸・デスペラード


「坂本殿。」


「あなたなら世界を変えられる。」


そして鬼姫。


聖痕のジャガス鬼姫


「これは戦争ではありません。」


「日ノ本を外国勢力から守るための――。」


「政治の戦いです。」


龍馬は杯を掲げる。


坂本龍馬


「その通りぜよ!」


「日本人同士で血を流す時代を終わらせる!」


「行ってくるぜよ!」


全員


「おおおおお――!!」



---


第六幕――龍馬を支える4人


今回の旅には、特に重要な仲間が同行する。




カルヴァ(岡田以蔵)。


龍馬を守る旧知の剣士。





夜叉丸・デスペラード。


近代戦の知識と軍事経験を持つ男であり兵士の練兵に評価が高く、薩摩、長州軍の練兵し藩の重臣にも顔がきく。






珠・ア・プラーガ・ヴェルメーリャ。


火蟻の群れを使い、テレパシーにて火蟻より危険人物を察知する鋭い感覚を持つ。





影丸・インフェルノ。


「3秒間の業火」による広い範囲攻撃と、STEAM・コアを支える技術と蒸気テクノロジーの専門家でありパイオニアなので薩摩、長州の重臣にも顔がきく。





そして――


龍馬本人。


政治を武器に戦う男。



---


第七幕――STEAM・CITY別府、総力を挙げて見送る


別府の飛行船造船所。


そこから――


一隻の新造飛行船が姿を現した。


その船には――


「夜叉丸・デスペラード専用忍者戦闘飛行船」


の名が刻まれている。


その横には、龍馬たちを乗せる木造輸送飛行船。


空へ浮上する。


ゴォォォォ……!


別府の街から人々が手を振る。


商人。


職人。


忍者。


学生。


ポルトガル人留学生。


オランダ人技師。


子供たち。


皆が龍馬を見送る。


坂本龍馬


「別府のみんな!」


「行ってくるぜよ――!!」


大きな歓声が響いた。



---


第八幕――そして、豊後府内へ


その頃。


STEAM・CITY・府内。


世界的な蒸気技術都市となった府内には、豊後府内藩の政治中枢が存在していた。


藩主は――


松平近説。


史実でも府内藩主を務め、藩校整備や医学館創設などに関わった人物である。


この世界では、大友忍軍との技術交流によって府内はさらに発展している。


巨大な蒸気工場。


飛行船関連施設。


医療施設。


外国商館。


港。


そして世界各地へ伸びる航路。



---


府内藩・御殿


鬼姫が松平近説と向き合う。


松平近説


「鬼姫殿。」


「これほど急な話とは……。」


鬼姫は一礼する。


聖痕のジャガス鬼姫


「はい。」


「坂本龍馬が動きます。」


「薩摩、長州、土佐へ。」


「武力倒幕ではなく、無血による政権移行を説得するためです。」


松平は黙って聞く。


松平近説


「……無血開城。」


「それが成功すれば、日本の未来は大きく変わる。」


鬼姫は一通の書状を差し出した。


聖痕のジャガス鬼姫


「高杉晋作殿からの書状です。」


そしてもう一通。


聖痕のジャガス鬼姫


「こちらは私から。」


「薩長同盟軍が動く場合、大友忍軍はその安全を守ります。」


松平は書状を読む。


しばらく沈黙。


そして――。


松平近説


「豊後藩……府内が、この技術国家として発展したのも。」


「大友忍軍が世界と繋げてくれたからこそ。」


窓の外を見る。


飛行船が府内の空を飛んでいる。


松平近説


「その豊後藩が、日本の内戦を防ぐために力を使うというのなら――。」


鬼姫を見る。


松平近説


「私は反対しません。」


鬼姫が頭を下げる。


聖痕のジャガス鬼姫


「ありがとうございます。」


だが、その瞬間――。


外から慌ただしい声。


家臣


「殿!」


「緊急報告です!」


二人が振り向く。


松平近説


「何事だ?」


家臣


「外国商館から情報が入りました!」


「薩摩・長州・豊後の動きを――。」


「海外勢力が注視しています!」


室内の空気が変わる。


鬼姫の目が鋭くなる。


聖痕のジャガス鬼姫


「……もう世界が動き始めた。」


松平も立ち上がる。


松平近説


「ならば――。」


「我々も遅れるわけにはいかぬ。」


窓の外。


一隻の飛行船が府内の空を横切る。


その先には――。


薩摩。


長州。


土佐。


そして――。


江戸。


坂本龍馬の旅が、ついに始まった。



---



飛行船の甲板。


龍馬が日本地図を広げる。


坂本龍馬


「まずは――薩摩ぜよ。」


その横でカルヴァが笑う。


カルヴァ(岡田以蔵)


「龍馬。」


「本当に日本を変えるつもりぜよ。」


龍馬は空を見上げる。


坂本龍馬


「変える。」


「いや――。」


拳を握る。


坂本龍馬


「日本人が自分たちの未来を選べる国にするぜよ!」


飛行船は西へ進んでいく。


**――薩摩へ。**

読んでくださり、ありがとうございます。


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そして、よろしければ感想を聞かせてください。


感想を一人でも聞かせて頂きたいと思っています。


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