表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
112/117

After the Four-Border War: Reunion of the Silent Thunder Five Shadows 四境戦争後の坂本龍馬! ― 震電丸・五影との再会 ―

「いつも応援ありがとうございます!よりクオリティの高い物語をお届けするため、今後の更新ペースを【毎週 月・木・土の0:00】に変更させていただきます。引き続き、大友忍軍とスチームパンクな忍者の旅をお楽しみください!」


Xで毎日イラストを投稿しています。



幕末!忍者スチーム・ワールドの世界!


蒸気機関戦闘忍者飛行船!


サイレントサンダー震電丸!


震電丸の五影!


ビリー・ザ・キッド!


大友忍者!



https://x.com/sa104095


是非!


ご覧下さい!


ブックマーク・いいね・評価、励みになっております。




悪い評価⭐︎であっても正直に感じた気持ちを残していただけると、




今後の作品作りの参考になりますので、評価をよろしくお願いいたします。

After the Four-Border War: Reunion of the Silent Thunder Five Shadows


四境戦争後の坂本龍馬!


― 震電丸・五影との再会 ―



---


豊後藩・別府。


蒸気機関が唸る大通り。


飛行船が空をゆっくり横切り、商店街には国内外から訪れた人々が行き交っている。


その中でも、今もっとも賑わっている店があった。


「豊後時計商館・クロノス堂」


豊後藩で大流行している懐中時計専門店である。


店内には金、銀、真鍮、水晶細工など、美しい懐中時計がずらりと並んでいた。



---


店の奥では、


珠・ア・プラーガ・ヴェルメーリャと


ビリー・ザ・キッド


が仲良く時計を選んでいる。


店主が首飾り型の懐中時計を差し出した。


二つ合わせると、一つのハートになる細工が施されている。


ビリーは目を輝かせる。


ビリー・ザ・キッド


「これだ!」


「プラーガ、絶対これが似合う!」


珠は顔を真っ赤にする。


珠・ア・プラーガ・ヴェルメーリャ


「えぇ……。」


「恥ずかしいですよ……。」


それでも嬉しそうに首へ掛ける。


二人はお揃いのハートの懐中時計を購入した。



---


その隣では、


坂本龍馬とお龍が時計を眺めていた。


店主が尋ねる。


「どの彫刻になさいますか?」


龍馬は迷わず答えた。


坂本龍馬


「飛行船じゃ!」


店主が驚く。


「飛行船ですか?」


龍馬は笑う。


坂本龍馬


「これからの時代は飛行船ぜよ。」


「空が世界を繋ぐ。」


「商いも。」


「旅も。」


「人の心も。」


「飛行船が変えていくぜよ。」


龍馬とお龍は、


銀製の懐中時計。


そして蓋には、


巨大飛行船の彫刻を入れることにした。



---


一方、


**カルヴァ(岡田以蔵)**と


朧・デス・ルイスは、


金の懐中時計を選んでいた。


カルヴァは店主へ言う。


カルヴァ(岡田以蔵)


「子供が出来た祝いじゃ。」


「一番良い物を頼む。」


店主が頭を下げる。


「ありがとうございます。」


彫刻は、


別府湾。


そして、


Steam City・別府。


蒸気機関車。


飛行船。


時計塔。


湯けむり。


すべてが一つの絵となって刻まれる。


朧は嬉しそうに時計を抱きしめた。



---


その時。


店の扉が開いた。


カラン……。


入ってきたのは、


朔太郎・オ・エスクード・デ・ペロ(山王)


そして、


雫・ア・アンジャ・グアルディン。


先ほど婚約したばかりの二人だった。


珠が真っ先に気付く。


珠・ア・プラーガ・ヴェルメーリャ


「雫!」


「朔太郎兄さん!」


嬉しそうに駆け寄る。


その横でビリーも笑顔になる。


珠は嬉しそうに説明した。



「ビリーさんからプロポーズされまして……。」


「お受けしました。」


ビリーが右手を差し出す。


ビリー・ザ・キッド


「よろしく!」


普通の幕末日本なら珍しい握手。


しかし、


ポルトガルとの交流が長い豊後藩では、


誰も迷わない。


朔太郎は笑って握手した。


朔太郎・オ・エスクード・デ・ペロ


「よろしくな。」


雫も自然に握手する。


そして朔太郎が笑う。


朔太郎


「俺たちも下船して。」


「さっき婚約したばかりだ。」


ビリーと珠は同時に驚いた。


ビリー


「えぇっ!?」



「もう!?」


珠はすぐに笑顔になる。


雫の手を握った。



「良かったね。」


「雫は小さい頃から、朔太郎兄さんに憧れていたもの。」


雫は照れて俯く。


頬は真っ赤。


瞳は潤み、


恋する少女そのものだった。



---


その様子を見ていた高杉晋作が微笑む。


ビリーへ近づく。


高杉晋作


「あなたがビリー・ザ・キッド殿ですか。」


「ご活躍は聞いております。」


ビリーも礼を返す。


ビリー


「ありがとうございます。」


「高杉晋作さん。」



---


その時。


朧が手を叩いた。


朧・デス・ルイス


「みんな!」


「せっかくだから!」


「あんみつ食べに行きましょう!」


一同。


「大賛成!」


豊後藩では、


あんみつが国民食と言っていいほど人気だった。


大きな町だけではない。


小さな町にも必ず一軒は、


あんみつ屋がある。



---


一行が向かったのは、


甘味処『月見庵』


豊後藩で最も有名な甘味屋。


海外交易によって集まる珍しい食材を使った、


名物あんみつが評判だった。


店内には、


外国人。


侍。


忍者。


商人。


旅人。


湯治客。


様々な人々が集まっている。


豊後へ来たなら、


必ず月見庵へ。


それが国内外の旅人の定番になっていた。



---


皆、それぞれ注文する。


珠。


「パイナップルあんみつ!」


ビリー。


「チョコレートあんみつ!」


坂本龍馬。


「黒砂糖あんみつ!」


お龍。


「桃あんみつ。」


カルヴァ。


「生クリームあんみつ!」


朧。


「バナナあんみつ!」


朔太郎。


「リンゴあんみつ!」


雫。


「パイナップルと生クリーム!」


高杉晋作。


「……私は普通のあんみつを。」


店員が笑顔で注文を書いていく。



---


その時だった。


後ろから明るい声が響く。


「おーい!!」


全員が振り向く。


そこには、


鉄馬・フォイセ・ブーメランギ。


その隣には、


炉・ア・ガーラ・デ・フェーロ。


鞍馬・デステロ。


影丸・インフェルノ。


そして、


影丸・フランケンシュタイン。


五人とも、


大量のあんみつを前にしていた。


鉄馬が笑う。


鉄馬


「こっちだ!」


「席あるぞ!」



---


影丸・インフェルノが立ち上がる。


影丸・インフェルノ


「お帰り。」


「下船したら、まず吉祥寺へ報告だろう。」


朔太郎が頷く。


朔太郎


「実は、その前に報告がある。」


雫が少し照れながら前へ出る。


雫・ア・アンジャ・グアルディン


「婚約しました。」


一瞬静まり返る店内。


そして。


「おおおおーーー!!!」


祝福の拍手が響いた。


鉄馬は笑う。


鉄馬


「この甲鉄みたいな艦長が!」


炉・ア・ガーラ・デ・フェーロも笑う。


炉・ア・ガーラ・デ・フェーロ


「めでたい!」



---


その時、高杉晋作が静かに口を開いた。


高杉晋作


「私は……。」


「肺病の治療のために。」


「豊後藩の吉祥寺へ参りました。」


「難しい病ですが……。」


雫はすぐに答える。



「結核ですね。」


「それでしたら。」


「結核病棟で、すぐ治療が始まります。」


「三か月ほど治療に専念してください。」


高杉は驚きを隠せなかった。


高杉晋作


「専門病棟……。」


「治療期間まで決まっているのですか……。」


彼は店の外を見る。


蒸気機関車が走る。


飛行船が空を渡る。


時計を持って時間どおりに働く人々。


海外から集まる品々。


世界中の人々が笑い合う街。


そして、自分の病気を専門に治療する病院まである。


高杉は静かに微笑んだ。


高杉晋作


「長州も新しい国を目指してきました。」


「ですが、この豊後藩は……。」


「戦だけではなく、人の暮らし、医術、学問、商いまで一つの国として育てている。」


「ここには、未来があります。」


坂本龍馬は笑って頷く。


坂本龍馬


「そうぜよ。」


「戦に勝つだけでは国は豊かにならん。」


「人が安心して暮らせる国を作る。」


「それが、豊後藩の目指す未来ぜよ。」


高杉は窓の向こうの飛行船を見上げ、小さく息をついた。


高杉晋作


「……私は、生きたい。」


「この未来を、この目で見届けたい。」

読んでくださり、ありがとうございます。


よろしければ、ブックマーク・いいね・評価、お願い致します。



そして、よろしければ感想を聞かせてください。


感想を一人でも聞かせて頂きたいと思っています。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ