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After the Four-Border War: Shinsaku Takasugi's Last Wish 四境戦争後の坂本龍馬! ― 高杉晋作の願い! ― 別府湾・震電丸との再会

「いつも応援ありがとうございます!よりクオリティの高い物語をお届けするため、今後の更新ペースを【毎週 月・木・土の0:00】に変更させていただきます。引き続き、大友忍軍とスチームパンクな忍者の旅をお楽しみください!」


Xで毎日イラストを投稿しています。



幕末!忍者スチーム・ワールドの世界!


蒸気機関戦闘忍者飛行船!


サイレントサンダー震電丸!


震電丸の五影!


ビリー・ザ・キッド!


大友忍者!



https://x.com/sa104095


是非!


ご覧下さい!


ブックマーク・いいね・評価、励みになっております。




悪い評価⭐︎であっても正直に感じた気持ちを残していただけると、




今後の作品作りの参考になりますので、評価をよろしくお願いいたします。


After the Four-Border War: Shinsaku Takasugi's Last Wish


四境戦争後の坂本龍馬! ― 高杉晋作の願い! ―


別府湾・震電丸との再会


――豊後藩・別府湾。


ワイル・ウエフ号が、ゆっくりと別府湾へ入ってきた。


その後ろには、二隻の鹵獲帆船。


その甲板には――。


**朔太郎・オ・エスクード・デ・ペロ(山王)**と、二百匹の高崎山の猿たち。


湾港誘導員の指示に従い、三隻が次々と錨を下ろす。


ジャララララ……!


巨大な錨が海へ落ちる。


そして、桟橋へ。


ワイル・ウエフ号から、まず坂本龍馬が降りてくる。


その後ろに――。


カルヴァ(岡田以蔵)。


さらに高杉晋作。


そして海援隊の隊士たちが続く。


一方、朔太郎・オ・エスクード・デ・ペロ(山王)も、猿たちとともに下船の準備を始めていた。


その時――。


龍馬が桟橋の向こうに、見慣れない船を発見した。


坂本龍馬


「……ん?」


そこに停泊していたのは――。


サイレント・サンダー震電丸。


木造の潜水艦。


船体には激しい戦闘の痕跡が残っている。


その横では海忍たちが、船体の損傷を確認していた。


そして、その中心に立っている人物。


西洋の騎士を思わせる洋装。


腰にはサーベル。


金髪。


蒼い瞳。


白い肌。


スラリとした体。


まるで――。


城の絵画から、そのまま抜け出してきたような美しい女性。


龍馬たちが思わず見つめる。


「……美しい。」


しかし――。


美しさだけではない。


彼女には、何か異様なものがあった。


鋭い眼差し。


厳しい表情。


近寄りがたい気配。


まるで――。


甲鉄のような意思。


震電丸そのものが、人の姿になったかのようなオーラ。


彼女は海忍たちと話しながら、真剣に船体の損傷を確認していた。


龍馬とカルヴァは、すぐに気づいた。


坂本龍馬


「おー!」


「おんし!」


カルヴァ(岡田以蔵)


「……あん時の。」


彼女の名は――。


雫・ア・アンジャ・グアルディン。


聖痕のジャガス鬼姫から紹介された、震電丸の五影の一人。


龍馬が笑う。


坂本龍馬


「カルヴァの家で、皆で鍋を食べたのう!」


雫・ア・アンジャ・グアルディンは龍馬たちへ顔を向ける。


そして、静かに一礼。


雫・ア・アンジャ・グアルディン


「無事なご帰還。」


「そして、大戦果。」


「おめでとうございます。」


その姿は――。


まるでモデルのようだった。



---


龍馬は震電丸へ近づく。


坂本龍馬


「影丸・インフェルノさんが作った言うた、海に潜る船かえ?」


「凄いのう……。」


「海に潜るんは……。」


そして、興味津々に尋ねる。


坂本龍馬


「で……どうやった戦果は?」


「大戦果じゃろう!」


「海の中から必殺の一撃じゃからのう!」


龍馬が笑う。


すると高杉晋作も震電丸へ近づいた。


高杉晋作


「別府に来た時に、試験運転中の震電丸は見たことがあります。」


「しかし……。」


高杉は戦闘で傷ついた震電丸を見る。


高杉晋作


「戦闘後の震電丸を見るのは初めてです。」


「どんな戦いだったのですか?」


「聞きたい!」


「聞きたい!」


高杉は思わず雫へ尋ねた。


その瞬間――。


雫の表情が変わった。


険しい。


異様な殺気。


悔しさ。


怒り。


そして、怨念にも似た感情。


龍馬も。


カルヴァも。


高杉も。


その場にいる全員が感じ取った。


雫は、震電丸を見つめる。


雫・ア・アンジャ・グアルディン


「……私が未熟者ですので。」


「USSポーハタンを……。」


「撃ち損じました……。」


高杉がさらに尋ねる。


高杉晋作


「どんな戦いでしたか!?」


雫は答えない。


ただ――。


険しい表情で、震電丸を見つめている。






その時だった。



「雫殿おおお!」


別府港に声が響く。


振り返る一同。


そこには――。


ポルトガルから豊後藩へ留学している王族の親戚。

そして、その家来たちが立っていた。


ポルトガル人留学生

ドン・アフォンソ・デ・ブラガンサ


ポルトガル王家に連なる一族の親戚。


礼儀正しい服装。


上品な身なり。


彼は雫を見つけると、嬉しそうに近づいてくる。


ドン・アフォンソ


「雫殿!」


「今日は、ぜひ私とお食事を!」


「もちろん、お金は私がすべてお支払いします!」


「あなたのような美しい女性と――。」


まるで詩人のように、ペラペラと話し続ける。


「あなたの美しい蒼い瞳。」


「月明かりのような金色の髪。」


「あなたと食事をすることができれば――。」


雫の眉がピクリと動いた。


「……アタシに?」


「物乞いのように!」


「食事を恵んでもらえと言うのか!」


一同。


「……。」


雫の声が別府湾に響き渡る。



「無礼者ォォォォォォッ!!」


ドォォォン!!


あまりの迫力に、全員が凍りつく。


こんな美少女から――。


こんな激烈な言葉が出るとは。


ドン・アフォンソは慌てる。


ドン・アフォンソ

「ち、違う!」


「そういう意味ではない!」


「僕は本気なのだ!」


「あなたのような美貌の女性と――。」


「結婚を前提に、お付き合いしたいのだ!」


雫。


沈黙。


そして――。



「……それならば。」


ドン・アフォンソが微笑む。


しかし。


次の瞬間。


雫・ア・アンジャ・グアルディン


「決闘だ。」


一同。


「……。」


「……。」


「……。」


完全な沈黙。


ドン・アフォンソの顔が引きつる。


ドン・アフォンソ

「な……。」


「なぜ決闘しなければならないのですか!?」


「僕は……。」


「ただ、あなたと食事を……。」


雫が一歩前へ出る。


その瞳は真剣。


雫・ア・アンジャ・グアルディン

「私は!」


「大友忍軍!」


「震電丸艦長!」


「雫・ア・アンジャ・グアルディンです!」


「この命は!」


「豊後藩の命!」


「大友忍軍の命!」


「そして――!」


「日ノ本の命!」


雫は震電丸を振り返る。


雫・ア・アンジャ・グアルディン

「私は守るために戦う!」


「海の忍者だ!」


「私を嫁にするということが――。」


「どんなことを意味するのか!?」


雫・ア・アンジャ・グアルディンはドン・アフォンソを睨みつける。


雫・ア・アンジャ・グアルディン

「豊後藩の海を守る者が――。」


「いなくなる!」


「アタシは命懸けで!」


「毎日を生きている!」


「そのアタシを――。」


「私物化するというのなら!」


雫・ア・アンジャ・グアルディンは腰のサーベルに手をかける。


カチャッ。


雫・ア・アンジャ・グアルディン

「命を懸けて戦う覚悟を――。」


「見せてもらう!」


「命懸けで!」


「アタシと!」


「戦え!」


雫・ア・アンジャ・グアルディンがサーベルを抜く。


シャキィィィン!!


雫・ア・アンジャ・グアルディン

「アタシを倒したら――。」


「その先は考える!」


そして――。


サーベルを構える。


雫・ア・アンジャ・グアルディン

「剣を抜けえええええええ!!!!」



ドン・アフォンソ。


顔面蒼白。



ドン・アフォンソ

「ヒィィィィィィッ!!」



次の瞬間――。


逃走。


家来たちも慌てて後を追う。


「殿下!」


「お待ちください!」


別府湾の桟橋。


龍馬。


カルヴァ。


高杉。


海忍たち。


全員が唖然としている。


雫・ア・アンジャ・グアルディンはサーベルを握ったまま、逃げていくポルトガル王族の親戚を見つめる。


そして――。


何事もなかったかのように、震電丸へ振り返る。


雫・ア・アンジャ・グアルディン


「……さて。」


「震電丸の損傷状況を確認します。」


坂本龍馬は思わず呟く。


坂本龍馬


「……美人じゃがのう…」


カルヴァが静かに答える。


カルヴァ(岡田以蔵)

「……怖いのう。」


高杉晋作は――。


雫・ア・アンジャ・グアルディンの背中を見つめていた。


そして龍馬とカルヴァ(岡田以蔵)も、まだ知らなかった。


この美しい「海の忍者」が――。


USSポーハタンとの戦いで何を見たのか。


なぜ震電丸の損傷を前に、あれほどの殺気を放った

---





その時だった。


「そんなに脅したら――。」


後ろから声がした。


「怖がられて、誰も寄り付かなくなるぞ。」


振り返る。


そこにいたのは――。


帆船から降りてきた


朔太郎・オ・エスクード・デ・ペロ(山王)。


笑顔だった。


朔太郎は雫へ近づく。


そして――。


ポンッ。


雫の肩を叩く。


朔太郎


「あの分厚い装甲のUSSポーハタンの外輪を破壊したそうじゃねーか!」


雫が振り返る。


朔太郎は笑う。


朔太郎


「あれでアメリカ艦隊は、二度と瀬戸内海には入ってこられないなあ。」


「怖くて。」


「雫のおかげだよ。」


雫はうつむく。



「……アタシが未熟者ですから。」


「撃沈できませんでした……。」


朔太郎は首を振る。


朔太郎


「撃沈できるわけがない。」


「あんな装甲の船に。」


「よくやったよ。」


「本当に……。」


そして――。


雫の頭を優しく撫でる。


ポン……。


雫の表情が、ほんの少しだけ緩む。


しかし朔太郎は、ふと雫の顔を見る。


朔太郎


「しかし……。」


「求婚相手にサーベルを抜いて決闘とはな。」


「嫁に行けないぞ。」


「そんな美しい顔して。」


雫。


うつむく。



「…………。」


朔太郎は腕を組む。


朔太郎


「うーん……。」


少し考える。


そして――。


朔太郎


「じゃあ。」


「おれの嫁になるか?」


雫が顔を上げる。


その目は――。


真剣だった。



「……そうして下さい!」


一同。


「えっ!?」


雫は真剣な眼差しで朔太郎を見る。


雫・ア・アンジャ・グアルディン


「大友忍軍は!」


「捨て子や寺子を大家族として生活しています!」


「だから!」


「アタシと朔太郎兄さんは結婚しても問題ないのです!」


そして――。


もう一度。


雫・ア・アンジャ・グアルディン


「そうして下さい!」


朔太郎は少し考える。


朔太郎


「うーん……。」


そして――。


あっさり。


朔太郎


「じゃあ。」


「そうしよう。」


「結婚だ!」


一同


「…………。」


「…………。」


「…………。」


あまりにも早かった。


あまりにも迷いがなかった。


朔太郎は、すぐさま猿たちへテレパシーを送る。


朔太郎


「おーい。」


「俺たち、結婚することになったぞ。」


その瞬間――。


高崎山の猿二百匹の心が、一斉に反応した。


「ウキィィィィィッ!!!」


「キーッ!!」


「ウキ! ウキ!」


「おめでとう!」


「ご馳走だ!」


「結婚だ!」


二百匹の猿が大喜び。


船の上で飛び跳ねる。


走り回る。


抱き合う。


大騒ぎ。


その光景を見ながら――。


坂本龍馬。


高杉晋作。


カルヴァ(岡田以蔵)。


三人は完全に言葉を失っていた。


坂本龍馬が、ようやく口を開く。


坂本龍馬


「…………。」


高杉晋作を見る。


カルヴァを見る。


そして――。


二百匹の猿を見る。


坂本龍馬


「大友忍軍の決断力は……。」


「速すぎるぜよ……。」


カルヴァも呆然。


カルヴァ(岡田以蔵)


「……結婚が決まるまで。」


「一分もかかっちょらん…」


高杉晋作が苦笑する。


高杉晋作


「……実に。」


「大友忍軍らしい。」




その横で――。


朔太郎・オ・エスクード・デ・ペロが説明する。


「大友忍軍はいつ戦死するか分からないから。」


「結婚の機会がある時に迷わず結婚するんだよ。」


「そうすれば自分が戦死した時に、自分の子供が居れば後を継いでもらえるだろう。」


「それに豊後藩は国内外から人が集まり。」


「女性も多いんだ。」





雫は嬉しそうに微笑んでいた。


瞳がウルウルしている。


朔太郎も笑っている。


そして二百匹の猿たちは――。


「結婚祝いのご馳走は何だ!」


と大騒ぎ。


別府湾に、猿たちの歓声が響き渡る。


こうして――。


震電丸艦長・雫・ア・アンジャ・グアルディン。


そして――。


大友忍軍・五影の一人、朔太郎・オ・エスクード・デ・ペロ(山王)。


二人の結婚が――。


まさかの、


一瞬で決まった。






そして――。


別府湾に停泊する震電丸。


その船体に刻まれた戦いの傷。


雫が抱える、USSポーハタンとの戦いの記憶。


高杉晋作の肺病。


そして、坂本龍馬が目指す新しい世界。


すべての物語は――。


ここ、豊後藩・別府から再び動き始めようとしていた。

読んでくださり、ありがとうございます。


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そして、よろしければ感想を聞かせてください。


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