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新章 Steam Horizons ― Ryoma's New Era ― 蒸気の地平線 ― 龍馬の新時代 ―

「いつも応援ありがとうございます!よりクオリティの高い物語をお届けするため、今後の更新ペースを【毎週 月・木・土の0:00】に変更させていただきます。引き続き、大友忍軍とスチームパンクな忍者の旅をお楽しみください!」


Xで毎日イラストを投稿しています。



幕末!忍者スチーム・ワールドの世界!


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是非!


ご覧下さい!


ブックマーク・いいね・評価、励みになっております。




悪い評価⭐︎であっても正直に感じた気持ちを残していただけると、




今後の作品作りの参考になりますので、評価をよろしくお願いいたします。


---


新章


Steam Horizons ― Ryoma's New Era ―


蒸気の地平線 ― 龍馬の新時代 ―


――四境戦争終結後。


長州藩・萩。


戦いの傷跡が残る萩城には、かつてないほどの歓喜が広がっていた。


その理由は――。


長州艦隊に加勢したワイル・ウエフ号をはじめとする艦船。


そして、大友忍軍の協力によって、幕府艦隊の輸送船を三隻も捕獲したことだった。


しかも、その作戦の中心にいたのは――。


坂本龍馬。


岡田以蔵カルヴァ。


そして、大友忍軍の五影の一人。


高崎山の猿二百匹を自在に操る忍び――。


その名は――


オ・エスクード・デ・ベロ


――「山王」の異名を持つ男。


二百匹の猿を率い、幕府艦隊の輸送船へ忍び込み、混乱を引き起こした。


その隙を突いて長州艦隊が接近。


見事、三隻の輸送帆船を捕獲したのである。


長州にとっては――


大金星だった。



---


萩城。


大広間。


豪華な料理が並んでいる。


焼き魚。


肉料理。


山海の珍味。


酒。


そして、宴席を彩る女中たち。


毛利敬親を中心に、長州の重臣たちが集まっていた。


高杉晋作。


大村益次郎。


桂小五郎。


伊藤博文。


山縣有朋。


そして――


坂本龍馬。


岡田以蔵カルヴァ。


オ・エスクード・デ・ベロ


大友忍軍の仲間たち。


宴は大いに盛り上がっていた。


高杉晋作が盃を掲げる。


高杉晋作 「いやぁ!」


「幕府艦隊を撃滅できましたな!」


「しかも輸送船を三艘も捕らえるとは!」


坂本龍馬が笑う。


坂本龍馬 「オ・エスクード・デ・ベロ殿の猿軍団が大活躍じゃったのう!」


オ・エスクード・デ・ベロは静かに酒を飲んでいる。


その肩には、一匹の猿。


オ・エスクード・デ・ベロ「……二百匹の仲間たちのおかげです。」


猿が、


キーッ!


と鳴く。


一同、大爆笑。



---


大村益次郎が酒を飲みながら語る。


大村益次郎 「しかし……」


「夜叉丸・デスペラード殿の指導と指揮。」


「そして、あの飛行船。」


「これによって、我々の陸軍はとてつもなく強くなりましたな。」


桂小五郎も頷く。


桂小五郎 「飛行艇『奇兵隊』による攻撃。」


「そしてスチーム・ドローンによる上空からの攻撃。」


「実に効果的でしたよ。」


「幕府軍は、空から攻撃されては手も足も出ない。」


桂は苦笑する。


桂小五郎 「ただし……飛行時間が少ないところが欠点ですが……ははは。」


一同が笑う。



---


すると伊藤博文が真剣な顔になる。


伊藤博文 「しかし……」


「豊後藩の飛行船は、日ノ本だけではありませんぞ。」


「ルソン。」


「清。」


「朝鮮。」


「台湾。」


「そして……インド。」


「そこまで航路を広げているそうです。」


坂本龍馬の目が輝く。


伊藤博文 「これからは、日ノ本が世界を相手に商売へ打って出る時代です。」


龍馬が立ち上がる。


盃を握る。


坂本龍馬 「そうぜよ!」


一同が龍馬を見る。


坂本龍馬 「これからの時代は――」


「飛行船ぜよ!」


「海を越えるだけじゃない!」


「空を飛んで世界へ行く!」


「飛行船で商いをするぜよ!」


「日ノ本の商品を世界へ売る!」


「世界の物を日ノ本へ持ってくる!」


龍馬は笑った。


坂本龍馬 「戦争の時代から――」


「商売の時代へ!」


「刀の時代から――」


「蒸気の時代へ!」


「そして……」


「日ノ本が世界と繋がる時代ぜよ!」


大広間に歓声が上がる。



---


しかし――。


その宴の片隅。


高杉晋作は、一人だけ静かだった。


咳き込む。


ゴホッ……ゴホッ……


龍馬が振り返る。


坂本龍馬 「高杉さん……。」


高杉晋作 「……大丈夫です。」


しかし、その顔色は以前より悪い。


肺の病は――確実に進行していた。


高杉は窓の外を見る。


萩の夜空。


その遥か彼方。


豊後国。


別府。


そして、大友忍軍。


高杉は静かに呟く。


高杉晋作 「……豊後藩。」


「別府……。」


「大友忍軍……。」


そして――


聖痕のジャガス鬼姫。


その名を口にする。


高杉晋作 「……あの鬼姫殿なら。」


「この病を……治せるかもしれない。」


龍馬が高杉を見る。


高杉は笑う。


高杉晋作 「私は……まだ死ねませんよ。」


「これから日ノ本は変わる。」


「飛行船が空を飛ぶ。」


「世界と商売をする。」


「そんな時代を……この目で見てみたい。」


龍馬が静かに頷く。


坂本龍馬 「高杉さん。」


「別府へ行くぜよ。」


「大友忍軍のところへ。」


「鬼姫殿に頼むぜよ。」


高杉が龍馬を見る。


坂本龍馬 「おまんは、まだ死んじゃいかん。」


「新しい時代を……一緒に見届けるぜよ。」


高杉の目に、わずかな希望が宿る。


高杉晋作 「……坂本くん。」


「お願いします。」


その瞬間。


萩城の外。


夜空を、一隻の飛行船が通過していく。


蒸気を吐きながら。


星空を横切る。


その船が向かう先は――


豊後国。


別府。


大友忍軍。


そして――


聖痕のジャガス鬼姫。


高杉晋作の命運をかけた、新たな物語が始まろうとしていた。



---


次章予告


「高杉晋作、別府へ!」


病に蝕まれた天才・高杉晋作。


世界へ羽ばたこうとする坂本龍馬。


そして、奇跡の治療術を持つ聖痕のジャガス鬼姫。


四境戦争の勝利から一転――。


次なる舞台は、蒸気と温泉の都。


STEAM CITY・別府。


そこで待っていたのは――


高杉晋作の運命を変える、鬼姫との再会いだった。

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