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STEAM CITY・別府

「いつも応援ありがとうございます!よりクオリティの高い物語をお届けするため、今後の更新ペースを【毎週 月・木・土の0:00】に変更させていただきます。引き続き、大友忍軍とスチームパンクな忍者の旅をお楽しみください!」


Xで毎日イラストを投稿しています。



幕末!忍者スチーム・ワールドの世界!


蒸気機関戦闘忍者飛行船!


サイレントサンダー震電丸!


震電丸の五影!


ビリー・ザ・キッド!


大友忍者!



https://x.com/sa104095


是非!


ご覧下さい!



STEAM CITY・別府


吉祥寺――大友忍軍本部


珠・ア・プラーガ・ヴェルメーリャからのプロポーズを受け、ビリー・ザ・キッドはどこか落ち着かない様子だった。


ビリー・ザ・キッド 「ガーラ、頼みがある。」


炉・ア・ガーラ・デ・フェーロ 「なんだ?」


ビリー 「プラーガに……プレゼントを贈りたい。」


ガーラはニヤリと笑う。


ガーラ 「そういうことか。じゃあ、別府の町へ行くぞ。」



---


二人は吉祥寺入り口の駅から蒸気ケーブルカーへ乗り込む。


シューーーッ……


蒸気を噴き上げながら、ケーブルカーはゆっくりと山を下っていく。


窓の外には、白い湯けむりが立ち上る温泉郷。


あちこちに共同浴場。


畑では農民たちが野菜を育てている。


牛や馬がのんびり草を食べる。


さらに巨大な製鉄所。


真っ赤に熱せられた鉄が運ばれ、巨大な蒸気ハンマーが響き渡る。


ガン! ガン! ガン!


隣には鉄工所。


歯車、ボイラー、蒸気機関の部品が次々と作られている。


職人たちの額には汗が光る。


その先には木造家屋と西洋建築が並ぶ町並み。


煙突からは白い蒸気が立ち上っていた。



---


やがてケーブルカーは吉祥寺駅へ到着。


そこから蒸気機関車へ乗り換える。


ポォーーッ!!


力強い汽笛を響かせ、列車は別府平野を駆け抜けた。



---




しばらくすると巨大な駅舎が見えてきた。


別府駅。


ホームには大勢の人々。


列車が止まる。


プシューーーッ……


ビリーは目を丸くした。


ビリー 「な……なんだ、この人の多さは!」


湯治客。


商人。


忍者。


職人。


外国人技師。


港へ向かう船員。


町中が活気にあふれている。



---


ガーラが歩き出す。


ビリーも後を追う。


目に映るもの全てが珍しい。


飛行船造船所。


蒸気機関工房。


造船所。


鉄工所。


時計店。


菓子屋。


麺料理屋。


和食屋。


そしてポルトガル料理店。


香草で焼き上げた魚料理や肉料理の香りが漂い、人々が楽しそうに食事をしている。


洋服店。


和服店。


履物屋。


ブーツ専門店。


まさに何でも揃う町だった。



---


しかし、ビリーが一番驚いたのは人々の服装だった。


和服に黒いハット。


和服に革靴。


腰には日本刀。


ビリー 「なんだ……あれ?」


ガーラ 「ああ、町奉行直属の警備侍だ。」


「最近はハットが流行りなんだ。」


ビリー 「和服にハット……。」


「すげぇ……。」


「妙に格好いいな。」



---


ガーラが笑う。


「プレゼントを探すんだろ?」


二人は飾り物屋へ入る。


店内には美しい品々が並んでいた。


オルゴール。


懐中時計。


和服。


洋服。


帽子。


ブーツ。


草履。


色鮮やかな髪飾り。


ビリーの足が止まる。


一本の水晶のかんざし。


透明な水晶が光を受け、虹色に輝いている。


ビリー 「……きれいだ。」


「プラーガに……似合う。」


店主が微笑む。


「壱両になります。」


ビリーは固まった。


「……。」


「金がねぇ!」


「あーーーーっ!!」


頭を抱える。


ガーラは大笑いした。


「しょうがない奴だ…」


懐から小判を壱両取り出す。


「貸してやる。」


「あとで返せ。」


ビリーは満面の笑みになる。


「ありがとう!」


こうして、水晶のかんざしを購入した。



---


歩き疲れた二人は食事処へ入る。


ガーラは焼き魚定食。


ビリーはステーキ定食を注文。


店員が冷えたオレンジジュースを運んできた。


ビリーは一口飲む。


「!!」


目を見開く。


「うまい!」


もう一口。


「うまい!」


さらに飲む。


「なんだ!」


「この町は!」


「西部より……だんぜんいい!」


ガーラは笑いながら焼き魚をほおばった。



---


店の外へ出ると、空には巨大な木造輸送飛行船がゆっくりと飛んでいた。


船腹には「台湾航路」の文字。


積み荷は、台湾から運ばれてきたバナナとパイナップル。


蒸気都市・別府の空を、白い蒸気をたなびかせながら悠然と進んでいく。


ビリーはその光景を見上げ、静かにつぶやいた。


「夢みたいな町だ……。」



---


その夜。


ビリーは珠・ア・プラーガ・ヴェルメーリャのもとを訪れる。


少し照れながら、小さな包みを差し出した。


ビリー 「これ……君に。」


プラーガが包みを開く。


中には、美しく輝く水晶のかんざし。


光を受けて、透明な輝きが揺れる。


プラーガは目を潤ませながら微笑んだ。


プラーガ 「……ありがとう。」


そっとかんざしを髪に挿す。


その姿を見たビリーは、思わず見とれてしまう。


ガーラは少し離れた場所で腕を組み、満足そうに二人を見守っていた。






――続く。


次回からは…雫・ア・アンジャ・グアルディン艦長の震電丸

VS

USSポーハタン海戦!





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