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ルッキズム死ね。でも美少女にはなりたい。  作者: :)
第四章『終わったもの』

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転入イベントってどうしてこんなにワクワクするんだろう

私も奇妙な転校生になりたかったな~。

突然だが、吸血姫に市民権はない。そりゃそうだ。求めたとしても与えられることはない。


コア子も、Black Outとして認知されて以後、『伊勢居地心愛』としての全ての公的記録が削除されているため、事実上、市民権を有していない。故に医療費は全額支払っている。


それらは、人間社会による二人への明確な排斥意志である。

非人間化である。森からの追放であり、存在の否定なのである。


しかし、だからこそ、秦は二人に『普通の学生生活』を提供してやることに特別な意味を感じていた。


「尤も、卒業証書は貰えないだろうがな。それでも、二人にとって良い思い出になれば、それで…」


入学可能な学校を探すにあたり、条件は厳しい。

彼女たちの場合、裏口入学はおろか、入学そのものすら望めない。

だって必要書類を用意できない。

だから、入学ではなく、ただ教室に居ることを許してもらわなければならない。

幽霊学生の生徒手帳を発行するだなんて無茶を許してもらわなければならない。


たとえば賄賂なんかで。

そんな横暴が通るような腐った学校を、何とか探さなければならない。

あと出来れば公立がいい。お金ないし。


…あるか?そんな学校。


あった。


びっくりした。


ただし、その"学校としてあるまじき学校"は、どちらかと言えば猿山に近く…。


「伊勢居地コア子だ。コア子様って呼べ低IQ共」


「ほ、"細田縛ホソダ シバル"でーす…。よろっ、よろしくお願いしまーす…」


制服姿の美少女二人、特に銀髪の方に興奮したヤンキー共が立ち上がり、机をバンバン叩く。ギャル共は嫉妬に駆られて上履きを投げる。


ここはX区立極北工業高等学校、一年B組。


男女比率7:3。偏差値36。二年進級時中退者率15%の、平成初期の産物だった。

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