↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
10/14

不可抗力で三角関係。

混乱していた。



何がなんだか、わからない。


穂波はアルデンテくんのことが好きで告白して、アルデンテくんは別に好きな人がいるから断って、その好きな人って言うのが、私で…。


あれ?


ゆっくりと頭の中を整理すると、意外とすぐに理解できた。


つまり、これは俗に言う“三角関係”というやつみたいだ。


うぅ…なんてことに巻き込まれたんだ。って言うか、私全っ然関係ないよね?私を巻き込むなぁー!


その時、誰かがしゃがみこんでいる私の肩に手を置いた。驚いて振り返ると、そこにいたのは…



「あ、あの…本当に大丈夫ですか、木下さ…」


「きゃぁぁあああ!!」


「え!?な…はいっ!?」



あろうことかアルデンテくん。出入り口のまん前で考え込んでたんだから仕方ないけど、心臓が恐るべき速さで鼓動を打っている。



「寒いんだったら、これ、貸しましょうか?」



制服を差し出してくるが、そんなものには目もくれず背を向けた。



「わ、私帰るわ。…大丈夫、本当に!じゃあ…ね」



後ろでまだアルデンテくんは何か言っているが、それを無視して更衣室へと入った。


深い深いため息が出る。みんなが帰った後の、静かな部屋に私のため息は吸い込まれていった。




ケータイの着信を見ると、穂波から電話があったようだ。


すぐにかけ直そうとも思ったが、止めた。


今の私が冷静に話せるはずがないと思ったからだ。すべての元凶はアルデンテくんなんだからね!!






翌日。


午前9:45.




「美空!!」


「え…ほ、穂波!…大丈夫なの?」



突然、名前を呼ばれて振り返るとそこには穂波がいた。


意外と元気そうな顔をしていて少し安心する。



「まぁ、ね。…それより、昨日なんで返事くれなかったの?」


「あ…ごめん。忘れてた…」



私が言うと、穂波は露骨にため息をついた。



「まったく、美空はずぼらなんだから!いつもそうじゃない」


「うー…ごめん」


「ま、いいんだけどね。さっ、仕事仕事!」



言いながら最終チェックをする穂波。その姿が、カラ元気のようで見ているこっちが辛く感じた。とてもじゃないが、アルデンテくんに告白されたなんて言えない…。






午前11:40.


ランチタイムも始まり、急に忙しくなる。



「木下さん、これ、3番です!」


「…」



昨日に引き続き、無言で受け取る。


無論、昨日とは無言に込めた思いは異なるが…。


更新まばらになってます…。次回から、がんばります!意見・感想お願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。