第14話 頭の悪い馬鹿な会話をする男、さよなら地獄行き
婚活塾の会場
笑いが“事故”に変わる瞬間がある。
その中心にいるのは
問題児:吉本 難波(46)
親父ギャグ製造機・空気破壊兵器
・下品な笑い方「ガハハハハ!!」
・同じネタを何度も繰り返す
・LINE連投・既読無視でも追撃
・断られても「照れてるだけ」と勘違い
地獄のデート再現
女性「最近、カフェ巡りにハマってて…」
吉本「カフェ?俺も“カフェイン”してるよ!ガハハ!」
女性「……(無言)」
吉本「沈黙かい?“ちんもく”だけに“ちーん”ってね!」
女性、完全停止。
女性陣の本音
女性A「つまらない以前にキツい…」
女性B「ずっとこれ続くの?無理」
女性C「一緒にいて疲れる…」
その瞬間
ドンッ!!!
扉が開く。
吉田節夫(55)、登場。
竹刀を肩に担ぎ、グラサンの奥の目が光る。
吉田、静かに一言
「……お前、それ“面白い”と思ってんのか?」
吉本「いや、場を和ませようと…」
次の瞬間
黒板バンッ!!!
吉田、ブチギレ
「それな和ませてねぇ、冷やしてんだよ!!」
■さらにLINE地獄
(既読スルー中)
吉本:
「さっきはありがとう!」
「無事帰れた?」
「今何してる?」
「既読ついてるよね?」
「寝た?」
「おーい笑」
「怒ってる?笑」
女性の本音(地獄)
女性A「怖い…」
女性B「しつこい男って無理」
女性C「断ってるのに気づかないのヤバい」
その瞬間——
ドンッ!!!
吉田節夫、再登場。
吉田、低い声
「……まだやってんのか、お前」
吉本、開き直る
「いやいや、これ“積極性”っすよ!」
「男は押してナンボでしょ?」
「昔から“3回押せば落ちる”って言うじゃないですか!ガハハ!」
会場、完全に凍る。
黒板バンッ!!!
吉田、ブチギレ
「それな“押してる”んじゃねぇ」
「“嫌がらせ”だ!!!」
吉本「え?いやいや、好きだから連絡してるだけで…」
吉田の一撃
「相手が嫌がってる時点で“好き”じゃねぇ」
「それは“自分の欲望”だ」
吉本、言葉に詰まる。
公開処刑
吉田「この中で——」
「吉本に追われたい女、いるか?」
女性陣—
全員、即座に首を横に振る。
吉本「え…そんなに…?」
女性D、ボソッと
「普通に怖いです」
吉本、初めて動揺する。
吉田の説教
「いいか、よく聞け」
黒板ドンッ!!
しつこい男の正体
・返事がないのに送る → 空気読めない
・断られてるのに誘う → 意思を無視
・距離を詰めすぎる → 恐怖を与える
吉田、指差す
「全部、“相手を見てない”」
さらに追撃
「女が求めてるのはな——」
「“安心感”だ」
「お前みたいに距離詰めてくる男はな」
「“恐怖”なんだよ」
吉本「でも…好きなら行動しないと後悔するじゃないですか…」
吉田、静かにトドメ
「後悔するのはお前だけでいい」
「相手を巻き込むな」
会場、静寂。
■改善プログラム開始
黒板バンッ!!
■婚活の教え(しつこい男改善編)
① 返信がない=“NO”と受け取れ
▶追撃するな
② 誘って断られたら一度引け
▶“余裕”が魅力になる
③ LINEはキャッチボール
▶一方通行はストーカー
④ 笑い方を直せ
▶「ガハハ」は威圧感になる
⑤ 好意は“押す”より“伝わる”もの
▶安心感が先
吉田、竹刀を肩に担ぐ。
最後の一言
「いいか——」
「モテる男は追わねぇ」
「“追われる距離”を作る男だ」
吉本、完全沈黙。
「……俺、怖がられてたんですね」
女性陣、静かに頷く。
その日一人の“しつこい男”が
初めて“距離”を学んだ。
恋愛は押し売りじゃない。
“また会いたい”と思われて初めてスタートラインに立てる。




