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婚活バラエティー小説 「結婚させろ!」〜結婚相談所 所長・吉田節夫の地獄矯正プログラム〜  作者: 虫松


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15/19

第14話 頭の悪い馬鹿な会話をする男、さよなら地獄行き

婚活塾の会場

笑いが“事故”に変わる瞬間がある。


その中心にいるのは


問題児:吉本 難波(46)

親父ギャグ製造機・空気破壊兵器


・下品な笑い方「ガハハハハ!!」

・同じネタを何度も繰り返す

・LINE連投・既読無視でも追撃

・断られても「照れてるだけ」と勘違い


地獄のデート再現


女性「最近、カフェ巡りにハマってて…」


吉本「カフェ?俺も“カフェイン”してるよ!ガハハ!」


女性「……(無言)」


吉本「沈黙かい?“ちんもく”だけに“ちーん”ってね!」


女性、完全停止。


女性陣の本音


女性A「つまらない以前にキツい…」


女性B「ずっとこれ続くの?無理」


女性C「一緒にいて疲れる…」


その瞬間


ドンッ!!!


扉が開く。


吉田節夫(55)、登場。

竹刀を肩に担ぎ、グラサンの奥の目が光る。


吉田、静かに一言


「……お前、それ“面白い”と思ってんのか?」


吉本「いや、場を和ませようと…」


次の瞬間


黒板バンッ!!!


吉田、ブチギレ


「それな和ませてねぇ、冷やしてんだよ!!」



■さらにLINE地獄

(既読スルー中)


吉本:

「さっきはありがとう!」

「無事帰れた?」

「今何してる?」

「既読ついてるよね?」

「寝た?」

「おーい笑」

「怒ってる?笑」


女性の本音(地獄)


女性A「怖い…」

女性B「しつこい男って無理」

女性C「断ってるのに気づかないのヤバい」


その瞬間——


ドンッ!!!


吉田節夫、再登場。


吉田、低い声


「……まだやってんのか、お前」


吉本、開き直る


「いやいや、これ“積極性”っすよ!」


「男は押してナンボでしょ?」


「昔から“3回押せば落ちる”って言うじゃないですか!ガハハ!」


会場、完全に凍る。


黒板バンッ!!!


吉田、ブチギレ


「それな“押してる”んじゃねぇ」


「“嫌がらせ”だ!!!」


吉本「え?いやいや、好きだから連絡してるだけで…」


吉田の一撃


「相手が嫌がってる時点で“好き”じゃねぇ」


「それは“自分の欲望”だ」


吉本、言葉に詰まる。


公開処刑


吉田「この中で——」


「吉本に追われたい女、いるか?」


女性陣—


全員、即座に首を横に振る。


吉本「え…そんなに…?」


女性D、ボソッと


「普通に怖いです」


吉本、初めて動揺する。


吉田の説教


「いいか、よく聞け」


黒板ドンッ!!


しつこい男の正体


・返事がないのに送る → 空気読めない

・断られてるのに誘う → 意思を無視

・距離を詰めすぎる → 恐怖を与える


吉田、指差す


「全部、“相手を見てない”」


さらに追撃


「女が求めてるのはな——」


「“安心感”だ」


「お前みたいに距離詰めてくる男はな」


「“恐怖”なんだよ」


吉本「でも…好きなら行動しないと後悔するじゃないですか…」


吉田、静かにトドメ


「後悔するのはお前だけでいい」


「相手を巻き込むな」


会場、静寂。


■改善プログラム開始


黒板バンッ!!


■婚活の教え(しつこい男改善編)


① 返信がない=“NO”と受け取れ

▶追撃するな


② 誘って断られたら一度引け

▶“余裕”が魅力になる


③ LINEはキャッチボール

▶一方通行はストーカー


④ 笑い方を直せ

▶「ガハハ」は威圧感になる


⑤ 好意は“押す”より“伝わる”もの

▶安心感が先


吉田、竹刀を肩に担ぐ。


最後の一言


「いいか——」


「モテる男は追わねぇ」


「“追われる距離”を作る男だ」


吉本、完全沈黙。


「……俺、怖がられてたんですね」


女性陣、静かに頷く。


その日一人の“しつこい男”が

初めて“距離”を学んだ。


恋愛は押し売りじゃない。

“また会いたい”と思われて初めてスタートラインに立てる。

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