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婚活バラエティー小説 「結婚させろ!」〜結婚相談所 所長・吉田節夫の地獄矯正プログラム〜  作者: 虫松


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16/19

第15話 押しつけおっさん、昭和へ帰れ

婚活塾の会場

空気がピリつく。


“会話”ではなく“支配”をしようとする男がいる。


■問題児:押尾 伸二(50)

通称:昭和のおっさん


・自分の意見が絶対正しい

・女性の話を途中で遮る

・「女はこうあるべき」と語り出す

・否定・決めつけ・マウント


地獄の会話再現


女性E「私は仕事も続けたいと思っていて——」


押尾「いや、それは無理だね」


女性E「え…?」


押尾「女は家庭入った方がうまくいくんだよ」


女性E「……」


押尾「俺の考えが一番正しいから」


女性、完全沈黙。


■女性陣の本音


女性A「何様…?」

女性B「一緒にいたら息苦しい」

女性C「話す気なくなる」


その瞬間——


ドンッ!!!


吉田節夫、登場。


吉田、冷たい目


「……お前、それ“会話”か?」


押尾、腕組み


「いや、正しいこと教えてやってるだけだ」


「最近の女は考えが甘いからな」


会場、凍りつく。


黒板バンッ!!!


吉田、ブチギレ


「時代遅れもいいとこだ!!昭和のおっさん!!」


押尾「は?事実だろ」


吉田の一撃


「事実じゃねぇ」


「“お前の価値観”だ」


押尾「でも俺の方が経験あるし——」


即切り捨て


「経験がある=正しいじゃねぇ」


「押し付けてる時点でアウトだ」


公開処刑


吉田「この中で——」


「押尾と結婚したい女、いるか?」


女性陣


一斉に首を横に振る。


女性E、小さく


「否定されるの、つらいです」


押尾、初めて黙る。


吉田の説教


「いいか、よく聞け」


黒板ドンッ!!


■押し付ける男の正体


・相手の話を聞かない

・自分の価値観を強要

・否定から入る


吉田、指差す


「それ全部、“嫌われる男”の特徴だ」


■さらに追撃


「女が求めてるのはな——」


「“正しさ”じゃねぇ」


「“理解”だ」


女性陣、強く頷く。


押尾「でも…間違ってることは直した方が…」


■吉田、静かにトドメ


「直すかどうかは“本人が決める”」


「お前が決めるな」


会場、静寂。


■改善プログラム開始


黒板バンッ!!


■婚活の教え(押し付け男改善編)


① まず最後まで聞け

▶遮るな


② 否定から入るな

▶「そういう考えもあるね」から始めろ


③ アドバイスは求められてから

▶勝手に教えるな


④ 「俺はこう思う」に変えろ

▶押し付け→共有へ


⑤ 相手を尊重しろ

▶違いを認めろ


吉田、竹刀で床をトンッ


最後の一言


「いいか——」

「“正しい男”はモテねぇ」

「“一緒にいて楽な男”が選ばれる」


押尾、俯く。


「……俺、全部否定してたな」


女性E、小さく言う


「聞いてくれる人がいいです」


その言葉が、刺さる。


恋愛は“論破”じゃない。

“共感”できない男は一生、選ばれない。

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