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婚活バラエティー小説 「結婚させろ!」〜結婚相談所 所長・吉田節夫の地獄矯正プログラム〜  作者: 虫松


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11/19

第10話 優柔不断女、永遠の“保留”地獄

婚活塾の会場

「決められない女」が、また一人。


■問題児:曖昧 玲子(33)

・バツイチ

・過去に不倫され男性不信

・元不倫相手を引きずっている

・誰に対しても「いい人なんだけど…」で終了


マッチング結果0(ゼロ)。


玲子、ぽつり。


「…いい人はいるんですけど、なんか決められなくて」


吉田、即答。


「一生独身だな」


空気、凍る。


「決めない女はな——」


「誰からも“選ばれない”」


■公開ヒアリング


吉田、男性陣に振る。


「お前ら、こういう女どう思う?」


男性A「ずっと様子見されそうで無理」

男性B「結局、元カレと比べられてる感じする」

男性C「俺に興味ないんだなって思う」


吉田、頷く。


■黒板ドンッ!


【優柔不断女が嫌われる理由】

① 相手に興味がない

② 決断力がない=将来が見えない

③ 過去に縛られている

④ “選ぶ側”に立っているつもり


吉田、鋭く言い放つ。


「お前な」


「“いい人なんだけど”じゃねぇ」


「お前が“いい人になれてない”んだよ」


玲子、言葉を失う。


トラウマ暴露


玲子「…でも、前の人に裏切られて…」


「正直、男が信じられなくて…」


会場、静かになる。


しかし吉田、容赦なし。


「だから何だ?」


玲子、固まる。


「ここはな」


「“過去を語る場所”じゃない」


「未来を選ぶ場所だ」


追撃


「トラウマ語り、自分語り」


「それな——」


「相手に興味がない証拠だ」


女性の本音(逆側)

女性陣も頷く。


「ずっと過去の話されると重い…」

「こっち見てない感じする」


吉田の核心


「いいか、玲子」


「お前がやってるのはな」


「“恋愛”じゃない」


「“過去への執着”だ」


■改善プログラム開始


黒板バンッ!!


【吉田の改善プログラム:優柔不断女編】


■① “過去の男”を切れ

▶忘れろじゃない、終わらせろ


■② “今目の前の男”を見ろ

▶比較するな、観察しろ


■③ “決める期限”を持て

▶ダラダラは最大の悪


■④ 完璧を探すな

▶そんな男、この世にいない


■⑤ 自分も“選ばれる側”だと自覚しろ


吉田、最後の一撃。


「お前な——」


「そんなに迷うなら」


「誰とも付き合うな」


「相手の時間、奪うだけだ」


玲子、震える。


「……私、どうすればいいんですか」


吉田、静かに答える。


「決めろ」

「傷つく覚悟で」

「前に進め」


沈黙


玲子、小さく頷く。


「……やってみます」



選ばれない女は魅力がないんじゃない。

“決める勇気がない”だけだ。



つづく

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