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そして次の日の帰宅の為の飛行機の中にて。


「ケールハイト……あのさ、一先ず色々と練習して置いて新しい使い方覚えて置かないと不味いよな……」

「……それより周りの人がホログラムでの虚像なのは良いのですか?」

「……それを何で乗る段階で言わなかったし」

「どうせまた何か来るでしょうから、露骨に怪しいのが事前に解って居るだけましと言うか、何というか」

「……じゃあどうする? 周りの人がホログラムばかりって事は最悪飛行機が墜落しても人員的な損害は出ないよな。当然飛行機一台とかの諸々の経費は別として」

「……なら今回の場合そのままズバリ飛行機の墜落事故から生き延びろと言う事じゃ無いですか?」

「……持って来た電子シールドを出せるナノマシンは後どれくらい残って居る?」

「八割方残って居ますが、襲撃者に壊される事も考えられるので、上空から地上迄足場をそれで造り、それを伝い歩き降りるのは直ぐにはやめた方が無難ですね」

「じゃあ飛行機をナノマシンで出す電子シールドで抱えて軟着陸するのは行けるか?」

「小型の飛行機とは言え、重さは大体百トンくらい有りますし、全部長時間抱えるのは電力側が流石に持たないですね」


 ……逆に言えば短時間なら百トン支える事が行けるのかよ、とは思ったが、今は色々と案を出して行こう。


「だったらもうパラシュートで脱出するのは?」

「一応やれるとは思いますが、した所を多分襲撃者に狙い撃ちされます」

「身も蓋も無い事を言えばそもそも襲撃者に飛行機が墜落させる事自体を防ぐのは?」

「メタ創作的にはそうすると思いますが、……そもそも前提的に茶番劇なので私達が関係無い形で他が率先して墜落事故にわざとさせる気がします。墜落事故から生き延びろ、が今回のテーマなら尚更」


 面倒な事件が起きる状態に成りそうなら事前に防げば良いのです。が、前提的に無理か。


「……はぁ、なら、墜落の少し前に飛行機壊すかドア開けて抱えられる範疇だけ抱えて脱出だな」

「そうなりますね。じゃあ、ハッチを先に見に行きましょう」


 其処で飛行機の片翼が、より正確には片翼のエンジンが爆破され、飛行機が緊急着陸への移行を始めた。近場の座席に掴まりながらケールハイトと話す。


「くそ、確認すらもさせてくれんのか」

「……と言うか事前確認を有りにしたら問題内容を事前に細かく告知したテストみたいに成るので、確認される前に慌てて始まったと言う感じですかね、これは」

「……はぁ、どうせ茶番劇なのだから、それくらいやらせてくれたって良いのに」

「今回の場合飛行機は緊急着陸が出来るレベルの損害なので、エンジニアが点検で見落とすレベルの事前に仕掛けられた極小型爆弾でエンジンが幾つか破壊された場合のケース、みたいな物でしょうか?」

「……それ、色々と考えたけど、そう言うのでは無くてシンプルにテロなのでは?」

「ですね……直ぐに接地とは成らない様ですが」

「事前点検でバレないレベルの小ささの高性能爆弾、か、両翼に付けた方が確実だったろうが、付け過ぎると露見する可能性が増えるから少ない数しか出来なかったって感じかね」

「小型にし過ぎて火力が足りなかった可能性も有りますが、それはどうでも良いですね。……只、事前設置の爆弾の場合犯人此処に多分乗って無いですよね。墜落予定地辺りに待ち構えているのはあり得ますから油断は出来ませんが」

「シンプルに墜落させたかったけど不備でエンジンを全部は壊すのに失敗して墜落し無いで緊急着陸に移れたのか、一部だけの破壊は意図的で緊急着陸体制にわざと移らされたのか。前提情報の開示が無いから何方か解らんな」

「ならコクピットにでも無理矢理入りましょうか。管制塔との連絡が取れるはずです」

「よし、じゃあ行くか」


そしてコクピットと客席の間の壁を無理矢理壊し、コクピットに入り、管制塔と連絡を取る事にする。


「うーん、困ったな、此処は創作なら航空機の免許持つ奴が出て来る所だが、無いよ。そんな技量は」

「これは帰ったら色々な運転免許の勉強ですね」

「……はぁ、そうだな。しゃーない。だが此処は管制塔と連絡が取れれば良いだけだし、連絡関連が分かれば良い。緊急運転マニュアルは何処だ……?」


 そして暫くの間コクピットの中を探し、マニュアルを見付けた。


「よし、有った。此処をこうして……連絡……繋がった」


 するとルド様が通信に出る。ん? 何か忘れて居る様な? あっ。忘れていた、本当に只の緊急事態ならルド様側から身体を操って居る方の本体側に連絡が来るべき所だった。


『二人共、メタ読みすれば今回の話は予定調和な事は解ったはずだぞ?』

「……じゃあこれからどうすれば良いですか?」

『うーん、それはネタバレだから言わない』

「じゃあ何かは来るのですね?」

『まあ、頑張り給え』


 そして通信が切れ、再度繋げようとしても繋がらない状態に成った。


「……ルド様は通信切ったよ、クソが」

「仕方がないので何か来ても良いように準備しましょう」

「しゃーない、やるか」


 そして俺とケールハイトは襲撃者に依る攻撃が来る前提で迎撃の準備を始めた。




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