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夕焼け色の猫  作者: 鈴寿
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これからどうしよう

もうすぐ下旬の支払いが銀行から引き落としされる。雀の涙程の残金をあちこちからかき集めた。なんとかこれでガス電気、家賃も払える。翌日休みで良かった。心からほっとした。途端にじわじわ涙が出て来る。こんな事になるなんてっ‥。こんな目に合うなんてっ‥どうしてっ、どうして!。痛い、痛いっ!胸が痛いっ!。こんな事誰にも言えない‥。警察官の声が耳に張り付いている。「ビットコイン4万円預けて3ヶ月で40万円っ?。そんな旨い話はありませんよ。」「一度も会っていないのにスマホ遠隔操作アプリ入れさせたんですか?。」言われてみればそうなのだ。しかしビットコイン45000円で様子をみようと思った後、1600万円宝くじが当たったと連絡が来てから全てが狂って行った。遠隔操作で貯金500万円抜き取られた後、連絡が取れなくなり始めて騙されたと気が付いた。考えてみれば外資系とはいえ午後12時から21時迄の仕事というのもおかしかった。グルグル頭の中で渦のように記憶が巡り胸が重い、苦しい。馬鹿だった。今は何とか切り抜けた。でも通帳はどれも空っぽだ。どうしよう?どうしよう…。

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