光と影 4
「天満。資料室の掃除手伝うよ。」
少し首を傾ける朱莉の姿は涼太の鼓動を速くした。
「っ!いやいや大丈夫!」
「でも、私のせいだし・・・。お願い。」
涼太は頷く事しか出来なかった。
顔は真っ赤になり、残りの授業が頭に入らなかった。
午前中の授業が終わり、昼休みになった。
「朱莉ちゃーん!お弁当食べよ?」
琉未がいつものように元気に駆け寄ってくる。
「ごめん琉未。掃除があるから、一緒に食べれないんだ・・・。」
顔の前で両手を合わせる。
すると、琉未は何かを察したかの様に「分かった」と言って朱莉の横をわざわざ通って他の子の所へ行った。
「(頑張ってね。)」
琉未は朱莉の耳元で呟いた。
「?」
琉未の言葉に朱莉は理解できないでいた。
(まぁ。いっか。)
自分の中でけりをつけ、朱莉は涼太のもとへ向かった。
涼太は机の上でうつ伏せの状態で寝ていた。
朱莉は涼太を起こそうと、そっと涼太の側に近づき机の横でしゃがんだ。
「(天満、おはよ。)」
「んっ。」
朱莉の声に反応したが目を覚ます気配がない。
そこで朱莉は、涼太の頬を突いた。
するとゆっくりと目を覚ました。
「んっ・・・なっ!」
涼太は顔を真っ赤にして立ち上がった。
生きよい良く立ち上がった涼太は、バランスを崩し後ろにこけた。
朱莉は突然立ち上がった事に驚き尻餅をついた。
「いってー!って大丈夫?」
そっと朱莉に手を差し出す。
朱莉は涼太の手を借り、立ち上がった。
「ありがと。天満、掃除しに行こ?」
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タルト☆




