ワインを嗜む者と読書を嗜む者
おはようございます。こんにちは。こんばんわ。
すみませんね。いつも自分に付き合ってもらい嬉しいです。ありがとう。
魔王城のある一角にあるカノンの部屋は山間の夕陽を受け、オレンジ色の光を招き入れノアやルーを優しく照らす。
「きれいな夕陽です」
「本当。綺麗な夕陽」
「ルー様、シャンパンの気泡がほら」
「わぁ。ぼくもピンクではなく、白にすればよかったぁ。いいなぁ、ノアのはオレンジに輝いている」
「ふふ、そうですね。せっかくのピンクがベージュでは、ちょっと」
ベッドの上で、スパークワインを嗜む二人は楽しそうに話し笑い、チーズをその手で摘まんでいる。
「おいっ、程々にな」
隣で二人を注意するハインは本を読み、顔に眼鏡を掛ける姿にルーが茶化すとノアも同じようにハインを弄り出した。
「フーン。ハインは何でも様に成るね。うらやましいってかムカつく。しかも眼鏡も似合うとはけしからん。あと勉強家なのも、なんて魔王だよ」
「では。ルー様、髪型を可愛くしてみては」
(ハイン様、今日はずぅと長髪です。いいな綺麗な髪。この髪も好き・・・)
そう言うとノアは銀色に輝くハインの長髪を三つ編みにしている。
「あっ、ぼくもする」
「おまえら。酔ってるな? ほどほどと言ったよな。言動がおかしいぞ」
口では冷たくあしらうもののされるがままのハインがいた。
髪を弄り遊ぶ二人に、ほくそ笑むハインがノアに抱きつくと、覆い被さるように後ろからルーも抱きついてきた。
(ハインは、文句言うけど優しいんだ。あとフフフ。あったかい)
「ねーねー ノアだけずるい。前のハインなら二人同時に抱いたよ」
「ルー・・・」
「えと。あのっ、ハイン様、アツイです」
頬を赤らめるノアと身体に絡んでくるルーに手を焼くハインがいる。
「ノア、頼むから脱ぐな。待て」
「ええ。ノア脱ぐの? じゃ、ぼくも」
「おまえらは」
呆れて言葉につまるハインは、指を鳴らし二人を眠らすと深く息を吸い込みゆっくりと吐き出した。
「達悪い妊婦だ。あと暫くすると爺達が帰ってくるのに」
(酔った時の俺も人のことは言えないが、困ったものだ。まぁ、このまま寝かしつけておくか・・・・)
二人をベッドに寝かせたハインは、ルーとノアの寝顔を見ると頬と髪を優しく撫で薄らとほほ笑む。
(フッ、ほんと仲が良いな。こうして考えるとノアを嫁にしてよかったのかもな。今ではルーの良き友だ)
二人を眺める、ハインの表情はもの憂げになるのだが、ノアの寝言を聞くとその表情はうせる。
「んん・・・ハイン・・さ・・」
(スゥ)
「フッ、いるぞ。ここに」
小さく寝息を立てるノアを、ハインは見つめ鼻で笑う。
(ノア、こいつにはある意味振り回されている気がする。魔王なのに魔王であることを忘れさせられる・・・・)
ノアの手を握りルーを眺めた後、書棚の横にある椅子に移動するとまた本を読み出した。
( 福音«蘇生» 神の能力の一つの福音がもたらす能力であって誰もが持てるモノでもない。魔王はレベルは神と同等だがこれは人に加護する能力が特化したモノだ。俺が自然に修得するには年数がかかり過ぎる)
「何か手短に修得する術は───あるな」
ポツリとぼやき、本を読み思案にくれるとハインは外を眺めてる。
お疲れさま。
では引き続きハインをよろしく。
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ありがとうです。




