あっひゃー!!!!アオイさんだ!!!!!!!!
ついに。
ついについについについについに!!!!!!
来た。
来た来た来た来た来た来た来た来た来た来た来た来た来た来た来た来た来た来た来た来た来た来た来た来た来た来た来た来た来た来た!!!!!!!!
あっひゃー!!!!!!来た!!!アオイさんイベント!!!!!!!!!!!!
やばい。やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい。
心が跳ねる。
脳が焼ける。
視界が全部、アオイさんに収束していく。
幸せ。幸福。至福。
全部ここにある。
ふへへっ、落ち着けよ俺!
抑えろ。
クールに行け。
ここでキモがられたら終わりだ。
第一印象は大事。
落ち着け。落ち着け。笑うな。ニヤけるな。
紳士だ。
俺は紳士。
差し出した手。
「……」
――握られない。
……あれ?嫌われてる?
いや違う違う違う違う違う。
今まで会ってなかったのにそんな要素はない!
だって召喚されて初めてだぞ!?
よく見ろ!よく見て答えを導き出せ!
「……」
改めてアオイさんを観察する。
綺麗。
とかじゃない。
そんなレベルじゃない。
肌。
透き通ってる。
顔。
整ってるとかいう次元じゃない。
配置が完璧すぎて、逆に現実味がない。
目。
吸い込まれそうな青。
母なる海とはこの事を言うのか……その目に入りたい。
服装のセーターもやばい。
隠してるのに。
全然隠れてない!
むしろ強調されてる!
柔らかさが!
丸みが!
存在感が!
布の上からでも分かる。
いや分かるっていうか、分からされる。
視線が勝手に吸い寄せられる。
ダメだ。
ダメダメダメダメ。
落ち着け。
俺は紳士……そのまま下を観察
太もも……うひゃぁ、やばい。
一つの兵器だよこれ!
思考が崩れるのを必死に組み直し現状を理解する為に考える。
「……っ」
アオイさんは、こっちを見ている。
……のに。
見ていない。
焦点が合っていない。
そこにいるのに。
“いない”。
まるで――人形
流れに身を任せているだけ。
意思がない。
感情がない。
ただ存在しているだけ。
……なるほど。
「やっぱり、アカネに聞いた通り……ただ事じゃないな」
アカネに聞いていた調教。
心を折るための、命令に従うための人形を作るための教育。
「……行くぞ、あーたん」
とりあえずその場は係員に任せる。
俺が切り替えないと……今の俺を支配してるのは__怒り。




