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怪説書 ~完全版・怪奇短編集オフィシャルファンブック~  作者: 牧田紗矢乃
日常ノ怪②

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二十、女優M

 テレビを見ていたら最近の芸能人には疎いはずの祖母が一人の女優さんに反応。

 なんと、若かりし頃の祖母とその女優さんとのツーショット写真を見せてくれます。

 祖母の祖母も同じ顔の花魁を見たことがあると話していたようで、祖母はその女優のことを「狐狸妖怪の類だ」と締めくくります。


 テレビでも年齢よりも若く見える女性のことを美魔女と呼んで特集を組む、みたいなのがブームになった時期がありましたが、Mに関してはそれを越えてきていますからね。

 話を聞いていた主人公は他人の空似の可能性も考えますが、特徴的な痣の存在がそれを否定します。


 ネットの世界にはなぜかそういう情報に精通している人が現れるので、「女優Mは年をとらない化け物だ」という話は語り手が知らないだけで有名な都市伝説の可能性もあります。

 現実に「数十年経っても容姿が変わらない。なんなら若返っている」と言われている有名人もいらっしゃいますよね。

 もしかすると、その中にはMの仲間もいるかもしれませんね。

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